インターバルウォーキングとインターバル速歩の違い

日本メディカルダイエット支援機構では、速歩と普通歩行を交互に繰り返すインターバルウォーキングを実施しています。速歩をすることで主に下半身の筋肉に多くの血液を送り込み、そのあとに普通歩行の有酸素運動をすることで血液の中に含まれる酸素を筋肉の中に送り届け、その酸素を使って筋肉細胞の中のミトコンドリアの中でブドウ糖と脂肪酸をエネルギー源として、酸素を用いてエネルギー産生を行います。
インターバルウォーキングは日本メディカルダイエット支援機構のオリジナルコンテンツですが、インターバル速歩との違いについて、よく質問されます。インターバル速歩は普通歩行と中強度と強度の間の歩行を交互に繰り返すものです。交互に繰り返すということは同じですが、インターバル速歩の場合には普通歩行3分間、速歩3分間と歩く時間が決まっています。ウォーキングの場合には、距離を定める場合と時間を定める場合があるのですが、インターバル速歩は時間を基準にしています。
これに対してインターバルウォーキングは、時間で決めるものではなく、どんな人でも同じにすればよいというものではありません。同じパターンにしたほうが誰にもわかりやすく、結果を出しやすいことはわかっていますが、人間の身体を科学的に解明すると、そんなに単純な方法で解決できるわけではないことがわかります。
インターバルウォーキングは、効果的に脂肪燃焼を行う方法として開発されたものの、糖尿病対策と脂質異常症対策では繰り返す歩き方が違っています。例えば血糖値を下げる場合ですが、血液中のブドウ糖である血糖を減らすためには、10分までのウォーキングを行います。運動を始めたばかりの段階では、すぐにエネルギーとなるブドウ糖が先に消費され、10〜15分を超えるとブドウ糖優先から脂肪酸優先に切り換わります。だから、10分を超えないようにして、ブドウ糖を優先的に消費しているわけです。
中性脂肪を減らすためには、10〜15分を超えてウォーキングをすることで中性脂肪が分解された燃焼させていけるわけですが、脂肪酸を主に燃焼させているのは筋肉の赤筋です。赤筋は有酸素運動をすることで増やすことができます。歩いて脂肪を燃焼する筋肉を増やすには、歩くしかないということです。