ウォーキングで“デジタル・デトックス”

デジタル機器を使いすぎると脳の機能が低下することが指摘されています。これは海外ではデジタル・ディメンシア(digital dementia)と呼ばれています。ディメンシアは認知機能障害のことで、認知症の意味でも使われています。デジタル機器の中でも特に問題視されているのはスマートフォンです。スマホと一般に略されていますが、本来ならスマフォかもしれません。スマホを使いすぎることで脳の活性度が低下して記憶力や発想力が低下するだけではなくて、当たり前のことができなくなったり、自分のやっていることが判断できなくなったり、ということまで起こっています。
記憶した情報は、そのまま記録されるわけではなくて、整理が行われます。インプットしたものを上手にアプトプットするためには、整理が必要になるのです。机の上に積み重なった資料を分類して、重要なものから順番に並べて引き出しやファイルにしまっていくと、必要なときに引き出しやすくなります。それに対して、机の上に積み重ねてばかりいると、ゴミの情報も宝の情報も混在としたままになってしまいます。特にスマホ依存になっていると、まるで“脳のゴミ屋敷”状態にもなります。
これを解消するには、充分な睡眠時間の確保と熟睡が有効になります。寝ている間に脳が整理をするので、勉強をするときには睡眠も必要になります。この脳の整理は睡眠だけでなく、頭を使わないようにするのがよくて、運動などをして別のことに集中することによって脳を休ませることができます。スマホから離れた生活をすることで、たった1日でも解毒をするように解消できることから、体内に溜まった有害な毒物を排出させるデトックスができます。
このデジタル・デトックスは普段の生活から離れて、環境が異なるところに行って、普段はやらない有酸素運動のウォーキング、サイクリング、水中歩行などを行うことも効果があります。この情報を得て初めて話したのが、34kmのウォーキング、ランニング、サイクリングコースがある岡山県和気町で、自然が豊かで、温泉や温水プール、全天候型の屋根つきグラウンド、高原リゾートなどもあって、運動をしながら脳をデトックスして、さらに身体のデトックスにも適している食材などもあり、ウォーキングを中心にしながらデジタル・デトックスを行うのに適した場所でないかと考えているところです。