ウォーキングとヒトケミカルで寿命を延ばす

女性の平均寿命の1位と2位の差は0.002歳でしかない、という話は、都道府県別の平均寿命のデータが発表されたときに紹介しました。1位は長野県で、2位は岡山県です。日本メディカルダイエット支援機構の理事長は、今は岡山県を中心に活動していることから、健康に関わるセミナーでは頻繁にデータを引用して話を進めています。
長野県の女性の平均寿命は87.675歳、岡山県の女性の平均寿命は87.673歳で、どれくらいの差なのかというと日ではなく時間の差で、計算すると18時間弱です。参考のために計算結果を紹介すると「365日×0.002=0.73」で、「24時間×0.73=17.52時間」となります。
これだけわずかな時間となると、健康づくりに役立つことに県民をあげて取り組んだら、それほど長い期間をかけずに差が縮まるのではないか、とは多くの方が思い浮かぶことでしょう。では当法人が岡山県で何をしようとしているかというと、毎日の歩数を増やすことと、ヒトケミカルの活用です。
1日の歩数の平均値を男女で比べると、男女差が一番大きいのは岡山県で、男性が8136歩、女性が6042歩、その差は2094歩となっています。2000歩を超えているのは岡山県だけです。歩くことは健康づくりの基本中の基本であるのに、なぜ歩数が多くはない岡山県の女性が長生きなのかというところに注目するのではなく、歩数が少なめということは歩いて健康度を高める余地があるということを重視しています。私たちがすすめている歩き方は、普通歩行と早歩きを繰り返すインターバルウォーキングです。
インターバルウォーキングは筋肉をつけやすく、全身の細胞に血液を送り込む効果が高く、なかなか血流が高まりにくい脳細胞にも血液とともに酸素と身体に必要な成分を送ることができます。脳の機能を高めるためには脳細胞で作り出されるエネルギーが重要で、脳細胞で作り出されたエネルギーは、その細胞の中で使われます。このエネルギーの源はブドウ糖です。脳細胞では脂肪酸とアミノ酸はエネルギー源とはならず、ブドウ糖が脳細胞の唯一のエネルギー源となっています。このブドウ糖を脳細胞の中のミトコンドリアに取り込み、エネルギー代謝を高めると、代謝の補酵素のコエンザイムQ10も必要です。
R‐αリポ酸はα‐リポ酸のうち体内で働いている天然型のα‐リポ酸です。R‐αリポ酸は胃液で分解されて吸収されにくいのですが、当法人の理事の一人が分解されずに効率的に吸収される方法を成功させました。また、同じ方法でコエンザイムQ10の吸収率を10倍以上も高めることに成功したことから、有効に活用させてもらっています。
これらのヒトケミカル成分については、このサイトの「サプリメント事典」を参照してください。