グリコーゲンの生成促進に関わる健康食品とメディカルダイエット

血液中で余分となったブドウ糖は肝臓でグリコーゲンに生成されます。グリコーゲンはブドウ糖が複数つながった保存のための糖質で、筋肉と肝臓に多く蓄積されています。そして、血液中のブドウ糖が不足したときにはグリコーゲンが分解されて血液中に放出されて補われます。肝臓でグリコーゲンが多く生成されれば、それだけ血糖値が下がります。
この働きをする健康食品はガルシニアで、ガルシニアに含まれるヒドロキシクエン酸によってブドウ糖からグリコーゲンへの生成量を高め、肝臓でのグリコーゲン蓄積量を増やして、血糖値の上昇を抑制することができます。
食事を始めてから30~60分間に肝臓内でのグルコーゲン生成が盛んになりますが、これに作用する成分が細胞まで届くまで30分ほどかかるので、食事の前後に摂ることで効果が得られます。
グリコーゲン生成促進作用のある素材であるガルシニアは、インドやスリランカ、東南アジアに自生するオトギリソウ(弟切草)科の果樹で、ガルシニア・カンボジア、タマリンドとも呼ばれています。有効成分は果実の皮に含まれるヒドロキシクエン酸で、ブドウ糖から脂肪を合成する肝臓の中にある酵素の働きを阻害し、脂肪の蓄積を抑制します。また、ヒドロキシクエン酸はブドウ糖からグリコーゲンへの生成量を高め、肝臓でのグリコーゲン蓄積量が増えるため、血液中のブドウ糖濃度が安定することから空腹感が抑えられ、食欲も抑制する作用があります。
運動後に食事をすると、肝臓でのグリコーゲン合成が促進されます。空腹時に運動をすると血液中のブドウ糖が不足することから、筋肉の中のグリコーゲンが分解されて、血液中のブドウ糖が補われます。そのあとに食事をするとグリコーゲンの合成量が経て、血糖値を抑えて、脂肪合成も抑えることができます。これがメディカルダイエットで運動後に食事をする方法のメカニズムです。特に効果があるのは、夕食前の空腹時の運動です。