トイレが近いと代謝がよいのか

“トイレが近い”というと、自分がいる場所とトイレが近い、時間がかからずトイレに行ける距離という意味ではなくて、頻尿のことを指しています。正しい言い方としては“尿が近い”“尿の回数が多い”ということになります。医療の世界でいう頻尿は1日の排泄回数が8回以上を指しています。
頻尿の原因としては過活動膀胱、残尿、多尿、尿路感染、尿路炎症、腫瘍、そして心因性があげられます。このように頻尿というと病気のイメージがありますが、健康になろうとしてやっていることで頻尿になることがあります。その一つとしてあげられるのが水素水の飲用です。
水素水を飲むと体内の水素量が増えて、水素のマイナス電子が体内の活性酸素の欠けているマイナス電子を補って、正常な酸素に戻してくれるのですが、そのときに水素(H)2個に酸素(O)1個が結びついて、体内でH₂Oが発生します。この体内の代謝水が増えるために、活性酸素が多い証拠、それが解消された証拠とされています。
頻尿でも水素水でもなくて、身体が冷えることでトイレが近くなることがあります。身体といっても冷えるのは手足の先だけのことが多くなっていますが、これは温かな血液が全身に送られていないことが考えられます。温かな血液が次々と送られてくれば、皮膚から放熱されても熱が補われて冷えることはないものの、血流が悪くなると心臓から遠い手足の先には血液が送られにくくなります。下半身に送られた血液は、重力の関係で心臓へと押し上げられにくく、どうしても冷えやすくなります。
一般には血液の温度は人によって違いはないとされていますが、代謝がよくないと血液温度が低くなります。細胞のミトコンドリアで作られるエネルギーの70%ほどは体熱に使われています。ブドウ糖と脂肪酸を材料にして酸素を使ってエネルギーが作り出されるときには、二酸化炭素と水(代謝水)が作られます。運動をしたときには汗が出ると同時に、作り出される水が増えているので尿の量も多くなります。
運動をしていなくても、代謝がよくてブドウ糖と脂肪酸がエネルギーに変化している人は代謝水が多くなり、トイレが近くなる可能性が高いということです。