ポールを用いたウォーキングによる代謝促進

日差しが強いときには日光を避けるように日陰を探して歩くようにしています。そして、日差しが弱い季節には日向を求めて歩くようにするというのが普通です。特に日差しが強い季節には日陰探しではなくて、高齢者や生活習慣病患者の外出が禁止されるような状況では、日本メディカルダイエット支援機構のインターバルウォーキングのイベント開催は中止で、早歩きさえも止めるように言っています。
インターバルウォーキングは速歩と普通歩行を繰り返す歩き方で、筋肉(赤筋)強化、筋代謝促進、体脂肪減少の効果が認められていて、もちろん心肺機能の向上にもつながります。夏は、そもそも代謝が高まっている季節なので、この季節にインターバルウォーキングを実施すると効果が高まりやすくなるのですが、気温が高く、日差しが強いときに早歩きをするのは危険を伴います。そこで注意しつつ行っているのはポールを用いたウォーキングです。
スポーツ感覚のポールを用いたノルディックウォーキングは上半身も使い、ポールの支えで勢いよく前進できることから、普通に歩いているときに比べて20%ほどのエネルギーが使われます。ノルディックウォーキングはクロスカントリースキーのクラシカル走法と同じように、ポールを横について後方に押し出すように歩きます。それに対して一般にポールウォーキングと呼ばれるポールを前側についてサポート的にポールを使って歩く方法では、そこまでのエネルギー消費はありません。しかし、ポールを用いたウォーキング団体の中には20%の向上をうたっているところもあります。
20%まではいかなくても、上半身も使い、筋肉を上手に使って歩くことから、代謝を高めることができます。夏場にはポールを使って、身体の負担を減らしながらも代謝を高めるようにして、秋から春にかけては勢いよく歩くようにして低下しがちな代謝を高めるようにするというように使い分けることができます。そして、ポールウォーキングでは物足りないという場合には、スポーツ的なノルディックウォーキングを行い、さらにインターバルウォーキングも実施するようにしたいと講習でも話をしています。