体脂肪を増やす食事、運動、入浴の組み合わせ

体脂肪を増やすだけなら食事量を増やして、運動をしなければよいわけですが、それでは筋肉量が減少します。筋肉量を減らさずに体脂肪を増やすためには、食事を食べたあとに運動をするようにする必要があります。ウォーキングなどの有酸素運動をすると血液中のブドウ糖が減り、インスリンの分泌量が減るために脂肪が増えにくくなります。そこで無酸素運動の筋肉トレーニングをするようにします。
脂肪が含まれた食品を食べても、いつ食べるかによって脂肪の蓄積は変わってきます。夕方は脂肪を蓄積する時間帯で、夕食に脂肪を多く摂ると蓄積するための脂肪に変化させるためにエネルギーが必要になります。このエネルギーロス率は、食事の脂肪と蓄積の脂肪は似たようなものなので低くなっています。そのために脂肪が多く蓄積されるようになるので、夕方に脂肪を多めに摂って、筋肉運動をするようします。
夕方は自律神経の副交感神経が盛んになっているために、胃液とインスリンの分泌量が増えて、脂肪の合成と蓄積が進みやすくなっています。このタイミングで、ぬるま湯に長めにつかると副交感神経の働きがさらに盛んになり、もっと脂肪の合成と蓄積が進みやすくなります。38〜40℃の温度で入浴します。心身ともにリラックス状態になったのが副交感神経に切り替わったサインで、そこから5分ほどしてから風呂を出て、あまり時間が経過しないうちに夕食を食べるようにします。
運動後に筋肉が温まりすぎると、脂肪分解酵素のリパーゼが活性化しすぎて、脂肪の分解と燃焼が進みにくくなります。運動を終えてから30分ほどもリパーゼは活性化されていますが、運動直後に入浴すると筋肉が温まりすぎて、リパーゼの活性が止まり、脂肪が余分に燃焼されなくなります。熱めの温度の入浴だけでなく、ぬるめの温度であっても、運動によって温まった筋肉に熱が追加されるのでリパーゼの活性が低下します。
運動後に入浴することで、筋肉は増えても脂肪が減りすぎないようにすることができるわけです。入浴時間は5分程度でもリパーゼの活性は低下させることができます。