健康情報共有2 健康情報をシェアするミーティング

健康に関わる情報は“玉石混交”状態で、テレビ番組でも立派な(?)医師が間違ったことを話している場面が多々あります。本人が間違っていると認識しているのか、それとも何か意図があって話しているのか定かでないことがありますが、科学的な説明をされると、ついつい信じたくなってしまう人も多いはずです。

科学的な仕組みは合っていても、結論に向けて徐々に捻じ曲げていって、最後には違った話になるというシーンも数多く見てきました。クリニックの医師がPRのつもりで登場して、誰かが描いたシナリオに沿ってコメントしているだけということもあります。テレビ局(全国キー局)の依頼で正しい情報を提供したのに、放送されたときには違った結論のために使われていたということも何度か経験しています。

自分で直接、話をしないと伝わらないと思っても、著名でない自分には依頼は来ません。テレビ局から依頼されるのは、「コメント内容に合った専門家を紹介してほしい」ということばかりです。

それならば自分で伝えようと、これまでの生理学研究の成果を詰め込んで、「メディカルダイエットアドバイザー」の認定講習を実施してきましたが、それでも伝わりきれない限界があります。それは、自分が伝えたいことが先にあって、どうしても受講者に対して押し付け情報になりがちだったからです。(それが認定講習の常ですが)

そこで考えた(実際には受講者のアドバイスを受けて考えた)のが、参加者が知りたい情報を話す機会を設けることです。会場の人数が多くなるほど希望や思考に幅が出てきて、充分には伝わりにくくなってくるので、限定人数に対して話をして、情報共有のミーティングを開催していくことでした。

その内容は、話を直接投げかけている方々に講習テーマ(メニュー)案として示していますが、過去の情報は、すぐに古くなり、場合によっては間違いになってしまいます。

先ほどの医師が間違った情報を話している中には、最新情報に更新できていないのが原因となっていることもあります。情報共有ミーティングの仕組みについては、次のコラムで紹介していきます。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕