学習障害49 異音異議語は面白い9

同じ漢字で発音が違う異音異義語を紹介しています。今回は、あ行の“う”から始まる異音異義語の第2回、“え”から始まる異音異義語、“お”から始まる異音異義語の第1回です。
上物「うわもの」不動産売買で土地の上にある建物・立木など。「じょうもの」上等の品物。
右腕「うわん」右の腕、右手投げの投手。「みぎうで」右の腕、一番信頼する有力な部下。
岐路「えだみち」本道から分かれた道。本筋からはずれたところ。「きろ」わかれ道、二また道。
遠近「えんきん」遠いことと近いこと、遠い所と近い所。「おちこち」遠い所と近い所、あちらこちら。将来と現在。
桜桃「おうとう」バラ科サクラ属の落葉高木。ユスラウメ。「さくらんぼ」サクラの果実の総称。セイヨウミザクラの果実。
大字「おおあざ」町村内の区画の名。「だいじ」大形の文字、大文字。漢字の一・二・三などの代わりに使う壱・弐・参などの字。
大兄「おおあに」第一の兄、長兄。「だいけい」男性同士で同輩か年上に対する敬称。
大姉「おおあね」第一の姉、長姉。「だいし」婦徳の備わった女の敬称。優婆夷(在俗の女性の仏教信者)の敬称。
大分「おおいた」九州地方東部の県。「だいぶ」かなりの程度、だいぶん。
大方「おおかた」物事のほぼ全体、大体、大部分、あらまし。世間一般。おそらく、多分。「たいほう」度量の大きいこと。大きな道、仏の道。学問・見識の高い人。おおかた、あらまし。