学習障害54 異音異議語は面白い14

同じ漢字で発音が違う異音異義語を紹介しています。今回は、か行の“か”から始まる異音異義語の第2回です。
風車「かざぐるま」紙やセルロイドなどで作った車輪型の羽根に柄をつけて風力でまわすもの。「ふうしゃ」風を羽根車で受けて動力を得る装置。
風潮「かざしお」台風などのために起こる高潮。「ふうちょう」風に吹かれて生ずる潮の流れ。時代の移り変わりによって生ずる世の中の傾向。
風袋「かざぶくろ」風の神の持っているという袋。武具の指物の一、吹流しに似て裂け目なく底があって袋になっているもの。「ふうたい」秤で物を量るときの品物の容器・上包・箱・袋など。うわべ、みかけ、外観。
河岸「かし」河川の岸の舟から人または荷物を揚げおろしする所。河岸に立つ市場。事をする場所、特に飲食・遊興する場所にいう。河岸見世の略。「かわぎし」川の岸、川のほとり。
荷重「かじゅう」重さや負担などが限度を越えていること、おもすぎること。「におも」荷の重いこと、責任の重過ぎること、負担過重。
拍手「かしわで」神を拝むとき手のひらを打ち合わせて鳴らすこと。「はくしゅ」手を打ち鳴らすこと、激励・祝意などを表すために手を打つこと。
春日「かすが」福岡県北西部の市。奈良市春日野町春日神社一帯の称。奈良市およびその付近の称。「はるび」春の日、日の長いこと。
方々「かたがた」人々の敬意を含んだ言い方。あちらこちら。「ほうぼう」あちらこちら。さんざん。
下段「かだん」下の段。「げだん」下の段。剣道または槍術で刀の切先または槍の穂先を低く下げて構える型。