学習障害72 異音異議語は面白い32

同じ漢字で発音が違う異音異義語を紹介しています。今回は、さ行の“し”から始まる異音異義語の第7回です。
素面「しらふ」酒を飲んでいない平常の状態・態度。「すめん」能や剣道で面をかぶらないこと。酒に酔っていない時の顔。化粧していない本来の顔。
白面「しらふ」酒を飲んでいない平常の状態・態度。「はくめん」素顔。色の白い顔。年が若く経験に乏しいこと。
地力「じりき」もともと備わっている力・能力、本来の実力。土が作物を育てる能力、土地の生産力。「ちりょく」土が作物を育てる能力、土地の生産力。
白金「しろがね」銀。金泥。銀糸。銀貨。「はっきん」金属元素の一、プラチナ。
白水「しろみず」米をといで白く濁った水、とぎじる。「はくすい」白く澄んだ水。
代物「しろもの」売買する品物。品物を売った代金。原料。評価の対象となる人や物。容貌の美しい女。「だいぶつ」かわりの物。
人屋「じんおく」人の住む家屋。「ひとや」罪人を捕えて押しこめておく屋舎。
人間「じんかん」人の住む所、世の中。「にんげん」人の住む所、世の中。人類。人物、ひとがら。「ひとあい」他人とのつきあい。「ひとま」人のいないすき、人の見えない間。人との間が絶えること。
人工「じんこう」人手を加えること、人力で作り出すこと。「にんく」土木建築関係などで作業量を表す語、労働者一人の1日の労働量をもとに作業に要する延べ人数を算出したもの。「にんぐ」禅宗に属した下僕。
人口「じんこう」一国または一定地域に居住する人の総称。世人の口。「ひとくち」一度に全部を口に入れること、一度に食べること。1回口に入れること、少しばかり飲食すること。手短にいうこと。少し物を言うこと。あるひとまとめ、1単位。分け前。