学習障害74 異音異議語は面白い34

同じ漢字で発音が違う異音異義語を紹介しています。今回は、さ行の“し”から始まる異音異義語の第9回と、“す”から始まる異音異義語の第1回、“せ”から始まる異音異義語の第1回です。
人名「じんめい」人の名。「にんみょう」江戸時代の讃岐塩飽諸島の浦々の成員権者。
真面目「しんめんもく」本体そのままのありさま、本来のすがた。まじめ、実直。「まじめ」真剣な態度・顔つき。誠実なこと。
水上「すいじょう」水のうえ、水面。水のほとり、水辺。「みなかみ」水の流れて来る上の方。物事の起源。群馬県利根郡の町。
清白「すずしろ」ダイコンの別称。「せいはく」品行がけがれなくきよらかなこと、清廉潔白。
素振「すぶり」鍛錬や練習のため刀・バット・ラケットなどを実際のときのように振ること。「そぶり」顔色・動作にあらわれたようす、けはい。
声音「せいおん」こえ、音声。音楽、声楽。「こわね」声の音色。
盛花「せいか」季節の盛りの花。「もりばな」水盆などに諸種の花卉を盛る挿花。
生乳「せいにゅう」搾ったままで加熱殺菌などの処理をしていない牛や山羊などの乳。「なまちち」しぼったままの新しい乳。
生物「せいぶつ」生きているもの、生活しているもの。「なまもの」煮焼きしたり干したりなどしない生のままの食物。「なりもの」田畑の収穫。食用となる果実。
生面「せいめん」新しい方面、新しい姿。初めて面会すること、面識のないこと。「なまづら」面をさらに卑しめていう語。
精力「せいりき」力を尽くしてほねおること。活動力。「せいりょく」心身の活動力、根気、元気。まごころのこもった力。