晴れの国の岡山県の女性は美肌だから安心して歩いてほしい

ウォーキングによる健康づくりを進めていくときに、案外とネックになってしまっているのが“肌への悪影響”です。外を歩くということは、それだけ日光を浴びることになり、紫外線の影響を受けることになります。紫外線は活性酸素を発生させる原因で、紫外線が皮膚の細胞を傷つけることから肌の老化の原因となっています。紫外線が気になるなら天気が悪いときに歩いたら、ということが言われることもあるのですが、天気の崩れを気にしないで歩けるのは安心感があり、気持ちがよいものです。とは言っても、肌の老化が気になってウォーキングに参加する女性が減るのは困ったことです。
日本メディカルダイエット支援機構の理事長がいる岡山県は、男性と女性の1日の歩数の差が全国で一番多くて、女性は男性よりも2000歩以上も少なくしか歩いていません。それなのに岡山県の女性の平均寿命は全国第2位で、1位の長野県と0.002年の差しかありません。これは1日分の差でもなく、なんと18時間ほどの差でしかないのです。これだけの差なら、歩数を増やすだけで平均寿命第1位になれるのではないかという切り口で、岡山県の女性にウォーキングをすすめています。
しかし、岡山県は晴れの国と呼ばれるほど天気がよい県です。そんな環境の中で歩く機会を増やしたら、肌の老化が進むのでは、と思われがちです。これに対応できるデータがポーラから発表されました。それは「ニッポン美肌県グランプリ2018」で、各データを駆使してランキングを発表しています。それによると①島根県、②秋田県、③石川県、④富山県、⑤京都府、⑥愛媛県、⑦奈良県、⑧和歌山県、⑨山梨県、⑩岡山県の順となっています。日照時間のデータは調査法によって結果は異なるのですが、比較的信頼度が高いとされる2017年のデータと見比べると、美肌のトップ5は30番台後半から40番台中盤の順位で、日照時間が少ないことがわかります。奈良県は41位、愛媛県が25位、和歌山県が21位で、これも日照時間が長いわけではなく、他の要素で影響を減らせるランクです。
山梨県は日照時間がトップで、これは例外的ですが、マイクロダスト(肌に影響する汚染物質)に強い県の3位が山梨県で、これが日照時間の影響を弱める結果となっているようです。マイクロダストに強い県の1位は島根県、2位は岡山県です。肌の潤いの1位は島根県、2位は岡山県となっています。これが島根県の美肌ランキング1位の要因となっているようです。ということで岡山県について考えてみると、好影響を与えるデータは2位で、日照時間は15位となっているので、もっと美肌ランキングは上でもよいはずです。この美肌ランキング10位がウォーキングで出歩くようになって悪くなることは、あまり考えられないことから、積極的に歩いてほしいということを話しています。