町内のウォーキングイベントは当番制にして盛んにする

地域のウォーキングを盛んにするために、各地域で当番制にして実施するというのはよく行われることです。8つの地域があれば、それぞれの地域に歩け会を作って、それぞれの地域で毎週1回のイベントとしてミニウォーキング大会をすると2か月間に渡って各地域の歩け会のメンバーが集うことができます。各地の歩く会としては異なるコースを歩くことができて、8回に1回は自分の地域が当番として接待側にならないといけないのですが、それ以外の7回はお客さんとして純粋に歩くことを楽しむことができます。
メインになるウォーキングコースがある地域では、そのコースを活用したイベントを毎週1回というように定期的に実施することで、各地域の歩け会のメンバーだけでなく、新規のウォーカーを集めることができるようになります。毎週1回のウォーキングイベントは、参加している各地域の当番制にします。
各地域のコースを歩くイベントでは、それほど運営に手間取らないことから体制が整っていなくても実施できます。もちろん、自分の地域だけ迎えるメンバーが少ないと格好が悪いからと歩く人を近所から集めるということはできます。ところが、メインコースでのウォーキングイベントを当番制にすると、それなりの世話役がいないと実施できないので、もっと各地域の参加者を集めないと不足することになります。
ウォーキングコースは、通常の歩行なら特に届出は必要ありません。参加メンバーが100名を超えると、一斉にスタートすると通行の邪魔になることがあるのですが、その場合には10名ずつ1〜2分間隔でスタートさせます。10〜15分もすれば切れ目はなくなるのは承知していますが、それでも一斉にスタートさせていないことが警察などへの届出なしで集団で歩くときには大切になります。信号があるところでは赤信号で渡らないように係員を立てる、歩道がない道では自動車が走行するところにハミ出さないように見通せるところに係員を立てる、といったことは当然に必要になります。
全員が通過したら、先回りして準備をするのですが、自転車などで先回りできないときには、複数の係員が必要です。しかもコースが長くなればなるほど多く必要になります。そして、ウォーキングイベントでは道案内のように先に歩くリーダーも大切ですが、もっと大切になるのは最後を歩くアンカーです。ウォーキングは時間を競うものではないとしても、目標時間にはゴールしてほしいのでアンカーに追い抜かれないようにします。
こう考えると、かなりの人数が必要になるので、各地域の歩け会が競ってメンバーを増やすことから、ウォーキングへの取り組みを盛んにしていくことができるというわけです。