発達障害サポーター7 食事・運動・入浴のタイミングとエネルギー産生

発達障害の改善の支援としてエネルギー代謝を高める方法を提供していますが、その方法は日常生活で簡単に実践できるものでなければなりません。どんなに正しい方法であっても、取り組みやすく、継続しやすいものでなければ、効果を継続的に得ることはできません。
エネルギー代謝は全身の細胞で常に行われています。どんなに多くの量を食べても、エネルギー代謝が盛んに行われていれば、余分なエネルギー源として脂肪細胞の中に脂肪(中性脂肪)が多く蓄積されすぎることはないはずです。それなのに食べ過ぎ、運動不足で簡単に太ってしまうのはエネルギー代謝が充分ではなくて、本来なら脳と身体の機能に使われるエネルギーが充分に作られていないという結果です。
そのエネルギー代謝を高める方法として、メディカルダイエットの研究の中で構築されたのが、食事と運動のタイミング、食事と休養(特に入浴)のタイミング、運動と休養のタイミングで、要は、どちらを先にするかでエネルギー代謝が変化して、それが発達障害への影響も変化させます。これは発達障害に限ったことではなくて、すべての人にも共通するもので、発達障害児の支援のために身につけた知識が、支援する立場の人にも直接的に役立つということで採用しています。
食事・運動・入浴のタイミングを変えるだけでエネルギー代謝が変化して、それが自身の健康につながることがわかれば、自信を持って周囲のエネルギー代謝向上が必要な人に伝えることができるようになります。無理をして食事量を変える、運動を頑張るということではなくて、これまでの生活を基本的に変えることなく、変えるのはタイミングだけという方法は、期間はかかるかもしれませんが、着実に効果が得られる生命科学に基づいた方法です。なかなか生活パターンが変えられない発達障害がある人と、その人たちを支える家族や周辺の方々に適した方法として発達障害の支援の講習などでも紹介しています。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)