白筋をピンク筋に変えるトレーニング法

ピンク筋について紹介したところ、それを受けたかのようにNHKの情報番組でピンク筋肉を取り上げていました。番組内では桃色筋肉としていましたが、ブドウ糖を主にエネルギーとして使う白筋、脂肪酸を主に使う赤筋を取り上げたあとに、その中間の存在として色がピンクの筋肉として桃色筋肉の鍛え方について紹介していました。
その鍛え方というのはスクワットですが、番組内では「超スロースクワット」と命名していました。どれくらいスローなのかというと、直立した姿勢から両足を肩幅以上に広げて、足先を30度の角度で外向きに広げたところから、ゆっくりと1から10までを数えて、腰を下げ切ったところで2秒間キープしてから元の姿勢に戻ります。戻るときには、ゆっくりではなくてスッと早く戻っても構いません。これを10回繰り返し、できれば1日に3回行うことをすすめていました。
腰を後ろに引くことによって、太ももに大きな負荷がかかり、白筋の一部がピンクになっていくことを画像によって示していましたが、これはミトコンドリアが増えた結果です。白筋にはミトコンドリアが少なく、ミトコンドリアが多く存在するのは赤筋のほうです。ところが、超スロースクワットによってミトコンドリアが増える白筋が徐々に多くなっていき、桃色筋肉になると白筋の特徴であるブドウ糖の燃焼に赤筋の特徴である脂肪酸の燃焼も加わって、燃焼効率のよい筋肉としていくことができます。
運動選手に最も向いているのはピンク筋だと以前から言われてきましたが、番組では血糖値が高い人を対象としていて、血糖値とヘモグロビンA1cという糖尿病の診断に使われる数値の変化を示していました。ということで、番組のサブタイトルは「夢の血糖値対策」となっていましたが、日本メディカルダイエット支援機構では、このストレッチ法を、すでに実施しています。それはインターバルウォーキングをする前のストレッチです。
インターバルウォーキングは速歩と普通歩行を繰り返す歩き方で、白筋と赤筋を交互に刺激する方法でもあります。その前に行うストレッチとして深く屈伸するのは大変なことなので、ノルディックウォーキングで用いるポールを使ったストレッチを行うようにしています。
具体的な超スローストレッチの方法は、ためしてガッテンの公式サイトで紹介されています。