脳トレ30:お祭りにまつわる三大◯◯6

お祭りにつきものの音楽といえば、日本の場合は民謡です。全国各地で歌い継がれている民謡の中で三大民謡といえば、江刺追分・北海道、磯節・茨城県、山中節・石川県があげられます。
江刺追分は江差町が発祥ですが、そのルーツは信州の浅間山麓の馬子唄だとされています。馬子唄が全国に広がっていく中で、越後では舟歌として唄われるようになり、北前船の船頭によって蝦夷の江差に伝わったと伝えられています。
磯節は大洗町と祝町で舟歌として漁師に唄い継がれてきた民謡です。これが水戸の遊郭で座敷唄となり、水戸出身の第19代横綱の常陸山の付き人が巡業中に磯節を唄い、全国に広まったとされています。山中節は、日本海を往来した加賀の北前船の船頭が、習い覚えた松前追分や江差追分を山中温泉で地元の方言で唄ったのが始まりとされています。
三大民謡として花笠踊り、郡上おどり、阿波踊りがあげられることがありますが、これは民謡としてよりも流し祭りとして知られています。三大流し祭りは花笠踊り・山形県(山形市)、郡上おどり・岐阜県(郡上市)、阿波踊り・徳島県(徳島市)があげられます。三番目に黒石よされ(青森県・黒石市)を入れることもあります。
三大盆踊りは、西馬音内盆踊り・秋田県(羽後町)、郡上八幡盆踊り・岐阜県(郡上市)、阿波踊り・徳島県があげられます。徳島の阿波踊りは、その壮大さから三大◯◯の中でも第一にあげられることがありますが、三大阿波踊りは第一位の徳島の阿波踊りに続いて、東京高円寺阿波おどり・東京都(杉並区)、南越谷阿波踊り・埼玉県(越谷市)があげられます。
最後に紹介するのは三大囃子で、神田囃子・神田神社・東京都、祇園囃子・京都祇園祭・京都府、花輪囃子・秋田県があげられますが、三番目に佐原囃子・茨城県を入れる場合もあります。