食べるだけで効果があるスイカダイエット

スイカ(西瓜)は英語ではウォーターメロンと呼ばれていて、約95%が水分となっているので、低エネルギー量で、食べすぎても安心なフルーツとなっています。スイカを食べたら、その甘味から満足感が得やすくて、他の食事が少なくて済むということになります。
代謝に必要なビタミンB₁、ビタミンB₂も含まれています。
スイカには余分なナトリウムを排出するカリウムが豊富で、余分なナトリウムを輩出することによって体内の水分量を調整して、むくみを改善する作用もあります。むくみが発生しているときには、下半身の水分が血液中に引き込まれずに、余分な水分が下半身の細胞の周りに残っている状態です。この水分を血液中に取り込ませるためには、血管が収縮する必要もあるので、足の筋肉を動かす運動も合わせて必要になってきます。
スイカの果汁に多く含まれるアミノ酸であるシトルリンにも、むくみ解消作用が認められています。シトルリンは1930年に日本のスイカから発見された成分で、尿素回路を盛んにすることから、余分なナトリウムを排出させる作用があります。また、血流促進、代謝促進の作用があり、紫外線による活性酸素の消去作用もあることから美白効果も期待されています。
また、赤い色素成分のリコピンには抗酸化作用があり、リコピンの抗酸化力はβ-カロテンの2倍以上とされています。リコピンというとトマトが有名ですが、スイカのリコピン量はトマトよりも多く、約1.5倍の量となっています。このリコピンが美白作用を高めることが期待されています。
ちなみに、スイカはフルーツと認識されていますが、つる性植物で、畑で栽培されることから分類としては野菜となります。木に成っているものが原則としてフルーツとなります。