1GBは1000MBなのか

パソコンと携帯電話の容量の話を受けて、このサイトをよく見ている方から「1GB(ギガバイト)は1000MB(メガバイト)ですか」との質問メールがありました。容量が1GBとなったWindows7の前のWindowsVistaは512MBでした。「512を2倍にすると中途半端な1024になるので、ちょうど切りがよいところで1000MBを1GBにしたのでは」という声もあるのですが、実際のところは「1GB=1024MB」です。
コンピュータの基本は0と1の2つの数字によって構成される2進法となっています。K(キロ)は10進法では1000となるわけですが、2を10乗した場合には1000にはなりません。計算法を示すと「2×2=4、4×2=8、8×2=16、16×2=32、32×2=64、64×2=128、128×2=256、256×2=512、512×2=1024」となります。これが「1GB=1024MB」の根拠となっています。
そもそもByte(バイト)とは何かというと、半角英数字1文字の情報が1Bとなっています。
1KB=1024B、1MB=1024KB(約100万B)、1GB=1024MB(約10億B)、1TB(テラバイト)=1024GB(約1兆B)となります。約1兆ではなくて、詳しく知りたいというマニアもいて、実際のところ計算すると1TBは1,099,511,627,776Bとなります。あまりにマニアックで必要のない情報なのですが。
Windows95の容量は8MBで、Windows7以降は1GBなので、データの容量だけを比べると128倍にもなっていることになります。
ところで、通信サービスのパケットもデータ容量を示していて、今さらですが、ネットワークを流れる一塊りのデータのことで、packetは小包を意味します。1P(パケット)は128B(バイト)となります。