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「他の人に見えないものが見える」ということを言うと、「怖い話ですか」と切り返されることがあります。まるで漫才のやり取りのようなことが私の身には実際に起こっていて、そのおかげ(せいではなくて)で、発達障害の視覚過敏の子どもの苦しさが理解できています。この経験が、子どもたちの支援にも役立っています。
「他の人に見えないものが見える」というのは閃輝暗点のことです。これは閃輝と暗点があって、閃輝は視界にギザギザやキラキラとした光の波が現れるもので、もう一つの暗点は視界が暗くなって見えにくくなる状態です。私の場合は閃輝のほうが起こっていて、視界にモザイクが現れて、視界の一部が見えなくなってしまいます。
頭を何かにぶつけると、星のようなものが回って見えることがあります。実際に星のようなものが回っているわけでもなくて、見えているわけでもないのですが、閃輝暗点が起こる原因は判明していて、後頭葉の血流の低下です。目で見たものは電気信号として後頭葉に伝わり、ここで画像化が行われています。この後頭葉の血流が低下して、その部分の脳細胞に送られる酸素が不足すると画像化が充分に行われなくなります。
通常は15分くらいで解消されるのですが、私の場合には30分以上も続きます。打ち合わせや会話の最中、ずっと充分に見えていない状態ということもあります。前触れもなく急に現れるために自動車の運転は危ないので、まだそれほどの年齢でもないのに運転免許証を返納しました。返納の理由を警察署で説明しても理解してもらえなくて大変だったのですが、交通事故の加害者になることだけは避けたかったということです。
モザイクが現れたときには、文字を正常に見ることができないので、講演やセミナーでは何も見なくても続けられるように、“読めばわかる”テキストを作成して渡しています。私の講師としての時間は短くて2時間、長いと6時間以上にもなるので、30分くらいの見えにくい(場合によっては見えない)状態なら回復は可能です。その短い時間、それも起こるか起こらないかわからないことのために、話をする部分をほぼ文章化するのは時間がかかります。
そんな長々とした講習テキストを作っているから目に症状が出るのではないか、という人もいるのですが、講習テキストは作ってしまえば後は使うだけで、苦労は一瞬です。この講習テキストがあれば、他の方も講師ができるので、伝えたい内容を多くの方に伝えてほしいという思いの実現には必要なものとなっています。
発達障害の視覚過敏では、白い紙が眩しい、弱い照明であっても目を強く刺激するということがあって、見えにくさに苦しんでいる子どもも少なくありません。中には視覚情報処理の異常があって、文字がかすむ、文字がゆがむ、二重に見える、大きさが変わる、動いて見える、左右が逆転する鏡文字に見えるといったことがあります。他の人にはわからないことなので、理解してもらえないのですが、こんな困難さを抱えている子どもを理解してあげられるのも、閃輝暗点のおかげです。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)

エネルギー代謝は全身の細胞の中で起こっていることで、代謝を高めるためには、まずはエネルギー源の糖質と脂質が効果的に体内に取り込まれることが重要です。食事をすると消化液が分泌されて、糖質はブドウ糖などの単糖に分解され、脂質は脂肪酸に分解されます。これが小腸から吸収されるわけですが、同じだけの栄養素を摂れば同じように吸収されるわけではありません。
個人によって消化液の量も違えば、吸収量も違います。これは個人差とされることが多いものの、大きな影響を与えているのは自律神経です。自律神経には興奮系の交感神経と、抑制系の副交感神経があります。消化と吸収を進めるのは副交感神経の働きです。興奮した状態だと空腹を感じにくくなるのは、交感神経の働きが盛んになっていて、消化液の分泌量が減っているからです。
副交感神経の働きが盛んになっているときには消化液の分泌量が増えて吸収もよくなります。血液中のブドウ糖が増えて血糖値が上昇すると膵臓からインスリンが分泌されます、インスリンにはブドウ糖を細胞に取り込ませる作用があり、肝臓で合成される中性脂肪を増やす作用もあります。この作用によってエネルギー代謝に必要なエネルギー源を体内に蓄積させているわけです。
副交感神経は胃から小腸、大腸までの蠕動運動を盛んにする働きもあります。効果的に送り続けて、便通をよくするのも副交感神経の作用となります。
入浴をするときに温度を低め(38℃前後)にすると副交感神経の働きがよくなり、心身ともにリラックスした状態になります。そして、消化液とインスリンの分泌がよくなって、効果的に栄養吸収ができるようになります。逆に、熱めの温度(42℃以上)での入浴では交感神経の働きが高まり、消化、吸収、インスリンの分泌を調整できます。
この作用を活用したのがメディカルダイエットの入浴と食事の組み合わせによる太ることもできるし、やせることもできるというコントロール法です。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)

ダイエットの基本は、食べる量を減らすか、運動量を増やすことだと一般には考えられています。もちろん、食べすぎの場合には標準的なところまで減らすことは必要となるものの、それ以上に減らすことはメディカルダイエットでは求めていません。
メディカルダイエットは、日本メディカルダイエット支援機構が提供するダイエットではあるものの、名称が一致しているから、私たちの手法がメディカルダイエットだと主張しているわけではありません。生理学研究に基づいたエネルギー代謝科学を実践するための方法がメディカルダイエットで、そのために食事と運動、食事と休養、運動と休養の組み合わせによる無理なく無駄のない方法を研究して提供してきました。
こうしたメディカルダイエットを普及するのが日本メディカルダイエット支援機構で、“支援”とうたっているのは私たちが直接支援することを拒否しているわけではないものの、ダイエット希望者に対して支援する人を支援することを目指しての命名です。
メディカルダイエットは、標準的な食事量の人に、それ以上に減らすようなことを求めていないのは、エネルギー代謝科学の考えがあるからです。必要となる摂取エネルギー量を下回れば、それを補うために体脂肪(内臓脂肪、皮下脂肪)が使われるので、脂肪細胞の中に蓄積されている脂肪が減ってくるのは当然のことです。しかし、このときには大きなエネルギーは発生していません。
私たちが求めるのは、必要なエネルギー源(糖質、脂質、たんぱく質)を摂取して、それを全身の細胞の中のミトコンドリアでエネルギーを多く作り出すことです。このエネルギー産生にはビタミン、ミネラル、代謝促進成分が多く使われます。食事量を減らして、これらの成分が不足したのではエネルギー代謝が低下してしまいます。
エネルギー代謝はエネルギー源からエネルギーを作り出すだけでなく、作り出されたエネルギーを使って身体に必要なもの(身体の構成成分、ホルモン、神経伝達物質など)を多く作り出すことが大きな目的となっています。だから、食事量は減らさずに、運動を増やすことによってエネルギーを多く作り出す方法を提供しているのです。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)

ナトリウム感受性が高くない人はナトリウムと血圧は無関係であるものの、日本人はナトリウム感受性が高い人が多く、食塩の摂りすぎには注意が必要であると指摘されています。
食塩を空気に触れさせておくと固まっていくのは、ナトリウムが空気中の水分を取り込むためです。血液中のナトリウムが増えたときにも、ナトリウムが水分を多く取り込むために、血液循環量が増えることになります。また、塩分が多くなると喉が渇いて、水を多く飲むようになることでも血液循環量が増えていきます。そのために血圧が上昇します。
さらに、ナトリウムが多くなって血液中の塩分濃度が高まると、細胞組織の活動が低下するために水分を薄めることが必要になります。そのために腎臓から血液中に戻される水分が多くなり、血液循環量が多くなって心臓に負担がかかるようになって、血圧が上昇します。
血液中のナトリウムが多い状態が長く継続すると、血管の細胞内にナトリウムが入り込むようになります。そして、ナトリウムが水分を細胞内に取り込むために細胞が膨らんでいきます。そのために血管壁の内径が狭くなり、血圧が上昇しやすくなります。
タバコを吸うとニコチンが副腎を刺激して、血圧を上昇させるホルモンが分泌されます。また、ニコチンには血管を収縮させる作用があるため、タバコを吸うと血圧が上昇します。
運動をして酸素の必要量が増えると心拍数を増やし、赤血球が早く酸素を届けられるようになります。運動をやめれば、酸素の必要量は元に戻るので、心拍数も元に戻ります。ところが、喫煙した場合には、タバコを吸っているときだけでなく、吸っていないときにも酸素が不足していることから、酸素を早く全身に送り届けるために自律神経の交感神経の働きが盛んになって血圧が上昇します。
また、酸素不足の状態が継続することによって赤血球が増えていきます。
タバコを吸うと、赤血球が増えて血液の量が増えるとともに、血液がドロドロ状態になりやすいことで、血圧が上昇することになります。食事や運動などの生活習慣を改善し、また降圧剤を使用していても、喫煙を続けていれば血圧を安定させることはできないわけです。

脳と腸の機能研究が進むにつれて、「脳腸相関」が指摘されるようになりました。脳と腸の関係性については、ストレスがかかると下痢や便秘になりやすいことは以前から知られていました。腸の働きは自律神経の交感神経と副交感神経の働きに影響されていて、ストレスが強まって交感神経の働きが盛んになると、腸の消化が低下して、腸の吸収も蠕動運動も低下します。そのために便秘になりやすくなりますが、便秘になると腸内に有害物質がたまりやすく、これを排泄するために下痢が起こるという不快な状態が起こります。
腸内環境とうつ病、自閉症に関する研究も進められていて、国立精神・神経医療研究センターの研究チームが、うつ病患者と健常者の腸内細菌を比較したところ、うつ病患者は善玉菌の代表であるビフィズス菌が少なく、乳酸菌も少なくなっていたと発表しています。脳と腸のどちらが影響しているかということですが、うつ病では末梢神経や中枢神経の慢性的な炎症がビフィズス菌を減らすことを研究チームは指摘しています。このことが脳が腸に影響を与えているという考えです。
発達障害の自閉症スペクトラム障害と腸内細菌の関係については世界的に研究が進められていて、アメリカ・アリゾナ州立大学の研究チームは、自閉症スペクトラム障害の児童は腸内細菌の多様性が低くて、町内環境が乱れやすいと報告しています。腸の状態が悪いほど自閉症スペクトラム障害の状態が悪くなっているとして、自閉症スペクトラム障害の児童に健康な人の腸内細菌を移植したところ、2年間はかかったものの、自閉症スペクトラム障害の状態が改善したと発表しています。試験前には83%が重度の状態だったものが、2年後には重度は17%にも減って、ビフィズス菌のほかに、腸壁を守る酪酸を作り出すプレボテラ菌が大きく増加したといいます。
腸内細菌移植は日本では一般に受けることができないため、腸内環境を整えるためのビフィズス菌の摂取、善玉菌を増やす糖質や食物繊維の摂取を心がけるというところから始めるべきだということになります。アメリカでは食物繊維の摂取が多いとうつ病のリスクが低くなり、台湾では子どもに乳酸菌を毎日摂取させたことによって発達障害の注意欠陥・多動性障害の改善がみられたと報告されています。

広く健康に関わる記念日について紹介します。
8月9日 味のちぬや(香川県三豊市)がハ(8)ンバーグ(9)の語呂合わせで「ハンバーグの日」と制定。全日本鍼灸マッサージ師会が、はり(8)きゅう(9)の語呂合わせで「はり(鍼)・きゅう(灸)・マッサージの日」と制定。毎月9日は「クレープの日」(モンテール)。
8月10日 バナナの神様(東京都千代田区)がバナナ(8)ジュー(10)スの語呂合わせで「バナナの神様・バナナジュースの日」と制定。豊島屋(神奈川県鎌倉市)が鳩サブレーをきっかけに平和の象徴の鳩を知ってもらい鳩への敬愛の気持ちを深める目的で、は(8)と(10)の語呂合わせで「鳩の日」と制定。ダノンジャパンがダノンBIOのおいしさを広めるためにBIOが810に見えることから「ダノンBIOの日」と制定。ハーゲンダッツジャパンが創業日の1984年8月10日にちなんで「ハーゲンダッツの日」と制定。レバレッジ(東京都渋谷区)がパ(8)ーソナルト(10)レーナーの語呂合わせで「パーソナルトレーナーの日」と制定。カルビーが、や(8)められないと(10)まらないの語呂合わせで「かっぱえびせんの日」と制定。日本ハムがパ(8)リッと(10)した歯ごたえの語呂合わせで「シャウエッセンの日」と制定。江崎グリコがカロリーコントロールが80kcalを1単位とすることから810の数字の組み合わせで「カロリーコントロールの日」と制定。サントリースピリッツがハ(8)イ(1)ボール(0)の語呂合わせで「ハイボールの日」と制定。太陽食品(奈良県奈良市)が、は(8)と(10)むぎの語呂合わせで「はとむぎの日」と制定。鮒忠(東京都台東区)が焼(8)き鳥(10)の語呂合わせで「焼き鳥の日」と制定。八天堂(広島県三原市)が、はっ(8)てん・どう(10)の語呂合わせで「八天堂の日」と制定。キャリアデザイン・インターナショナル(東京都港区)がハ(8)ート(10)の語呂合わせで「ハートの日」と制定。毎月10日は「糖化の日」(AGE測定推進協会)、「パンケーキの日」(日本ハム)、「コッペパンの日」(全日本丸十パン商工業協同組合)、「アメリカンフライドポテトの日」(米国ポテト協会)。
8月11日 明治が、きのこの山のチョコレート部分を縦に並べると8に、クラッカーの部分を横に並べると11になることから「きのこの山の日」と制定。ワキュウトレーディング(東京都町田市)が日本で初めてマッシュルームの栽培に成功した森本彦三郎の誕生日(1886年8月11日)にちなんで「マッシュルームの日」と制定。毎月11日は「めんの日」(全国製麺協同組合連合会)、「ロールちゃんの日」(山崎製パン)、「ダブルソフトの日」(山崎製パン)。
8月12日 森永製菓がハ(8)イ(1)チュウ(2)の語呂合わせで「ハイチュウの日」と制定。毎月12日は「育児の日」(神戸新聞社)。
8月13日 毎月13日は「一汁一菜の日」(一汁一菜ぷらす・みらいご飯)、「お父さんの日」(ヤクルト本社)、「登山の日」(ICI石井スポーツ)。
8月14日 日本水泳連盟が国民皆泳の日を引き継いで「水泳の日」と制定。日本スポーツ&ボディ・マイスター協会が裸足ランニング・ウォーキングを広める目的で、は(8)だ(1)し(4)の語呂合わせで「裸足(はだし)の記念日」と制定。毎月14日は「丸大燻製屋・ジューシーの日」(丸大食品)。
8月15日 すいとんの会(愛知県犬山市)が終戦記念日に、すいとんと食べながら食糧難と平和の尊さについて伝える日として「すいとんで平和を学ぶ日」と制定。

発達障害は子どもの10人に1人が該当しています。その支援は全国の発達障害児支援施設で実施されていますが、私が監事を務めるNPO法人(特定非営利活動法人)Pro Bono Rehabilitation Services(プロリハ)は、医療スタッフの理学療法士、作業療法士が中心となってプロとしての発達支援を行っています。現在は岡山市内に3施設があります。
発達障害は複数の状態がありますが、自閉症スペクトラム障害、注意欠陥・多動性障害、学習障害が三大発達障害とされています。学習障害は教育のプロの支援が必要であり、岡山市で学習支援を行う一般社団法人SGSGの代表理事と、NPO法人プロリハの代表理事を結びつけて、学習障害児のための学習塾を運営する一般社団法人なないろを設立しました。私は、ここでも監事を務めています。
私の専門は臨床栄養、代謝生理学、運動科学で、これを組み合わせた健康づくりの手法を研究するNPO法人日本メディカルダイエット支援機構の理事長を務めています。発達障害と学習障害の支援に関わったのは、私の専門分野が子どもと保護者の支援につながるとの思いがあったからで、発達栄養学が現場での支援となります。
それぞれの専門分野が組み合わされた活動は他に例がなくて、これを進めていくのが第一の活動となりますが、専門分野を突き詰めるほど、絶対に必要だと感じるのが発達障害についての理解を進めることです。発達障害児は10人に1人もいれば、家族、親戚、近所には必ずといってよいほど、見知っている範囲に該当する子どもはいるはずです。
どのような状態なのか、どんな困難さを抱えているのか、支援として何ができるのか、そんなことを知るための機会は、どんな自治体やコミュニティーにあってもよいはずですが、望むようになっていないのが実情です。だから、専門分野を突き詰める活動と同時に、普及活動の必要性を痛感しているのです。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)

機能性表示食品の中には、2つの異なる機能が表示されているものがあります。前回(サプリ概論208)取り上げた熟成ホップ由来苦味酸を用いた製品には、注意力の精度を高める機能に加えて、「BMIが高める方のお腹周りの脂肪(体脂肪)を減らす機能があることが報告されています」と表示されています。
BMIは体格指数(Body Mass Index)のことで、身長と体重から計算される肥満度を示すものです。お腹周りの脂肪は、体脂肪のうち内臓の周りに蓄積される内臓脂肪を指しています。
熟成ホップ由来苦味酸には、体脂肪を低減させることが人間を対象とした試験で報告されています。これを総合的に評価するために研究論文が集められました。
1日に11.7mg、35mg、70mgの熟成ホップ由来苦味酸を含む食品摂取群と含まない食品摂取群(プラセボ群)に分けて、12週間継続させて効果を比較する試験が実施されています。
対象者はBMIが25kg/㎡以上、30kg/㎡未満の肥満1度の健常な成人男女で、体脂肪は腹部CTスキャンによる総脂肪面積(内臓脂肪面積と皮下脂肪面積の合計)で評価されています。
肥満症を含む全被験者を対象とした場合には11.7mg以上を含む食品を摂取した群で摂取しない群よりも12週間後に体脂肪が有意に減少しました。また、健常者だけを対象とした場合には35mg以上を含む食品を摂取した群で摂取しない群よりも12週間後に体脂肪が有意に減少しました。健常者の体脂肪が減少するというのは、肥満の人は対象としていないということで、製品に含まれる1日の摂取量は35mgとなっています。
注意力の向上と体脂肪を減らす機能の両方があるということですが、試験の対象者が異なっているので、両方の条件に当てはまる人でないと期待する効果が得られないということになります。

全身に60兆個以上あるとされる細胞の中でエネルギーが作られています。そのエネルギーを作っているのは細胞の中にあるミトコンドリアで、直径は500nm(ナノメートル)という小さなものです。500nmは1mm(ミリメートル)の2000分の1です。
小さいものの例に出される細菌は1000〜5000nmで、それよりも小さなものです。さらに小さなウイルスは20〜300nm(インフルエンザウイルスは80〜120nm、新型コロナウイルスは100nm)なので、細菌とウイルスの間の大きさと考えることができます。
そんなにも小さなミトコンドリアですが、1つの細胞に100〜2000個もあります。多く存在しているのはエネルギーを多く作り出す必要がある細胞で、筋肉や肝臓、脳の細胞です。全身のミトコンドリアを合わせると全体重の10%にもなるといいます。それだけ重要で、多くのエネルギーを作り出さなければ生命維持ができないということです。
エネルギー代謝というと、エネルギー源(糖質のブドウ糖、脂質の脂肪酸、たんぱく質のアミノ酸)を材料にして、ミトコンドリアの中にTCA回路で9段階を経てATP(アデノシン三リン酸)というエネルギー物質を作り出すことを一般には指しています。
エネルギー源はミトコンドリアの中でアセチルCoAというエネルギー化合物に変化して、これがTCA回路に取り込まれるとエネルギー源が減っていきます。特に多くのATPを作り出すのは材料となるのは脂肪酸です。エネルギー代謝が盛んになれば、血液中の脂肪酸が減り、これを補うために脂肪細胞の中に蓄積されている中性脂肪が分解されて、脂肪酸が血液中に放出されます。
ATPはアデノシンにリン酸が3個結びついたものですが、リンが1個はずれてADP(アデノシン二リン酸)になるときにエネルギーが発生します。このエネルギーは発生した細胞の中だけでしか使われません。何に使われるかというと、細胞の中で起こる生化学反応のためです。この生化学反応によって、それぞれの細胞が独自の働きをしているのです。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)

ダイエットを希望する人の多くは、できるだけ楽に、効果が出る方法に関心を抱いています。「これだけすれば簡単」という方法を求めがちですが、そのような方法に運よく出会えたとしても、どれくらいのことをすればよいのかがわからないと継続できない、結果が出ないということにもなりかねません。
「無理なく、無駄なく」は日本メディカルダイエット支援機構のモットーで、無理をすることなく、無駄なこともしないで、それぞれの人にピッタリと合致した方法を提供することを目的としています。
そのためには、ダイエットを望む方々の実態を把握する必要があります。ダイエットといっても対象者によって希望することはさまざまです。「ただやせればよい」という人から「健康的にやせたい」「見た目ではなくて生活習慣病を改善したい」という人まで、希望は異なっているものの、やらなければならないことは共通しています。
それは希望することが本人の状態に合っているのかを知ることであり、どれだけのことをすれば希望がかなえられるかを知ることです。どれくらい自分が太っているのか、希望に近づけるためにどれだけのことをしなければならないのかがわからないまま、スタートする人が多いのが実態です。ただ食べる量を減らす、運動する時間を増やすという大雑把なダイエット法では結果が出にくく、継続もできない、リバウンドして以前よりもよくない状態になってしまったという人も少なくないのです。
そのようなことにならないように、食事によるエネルギーのプラス分と、運動によるマイナス分を100kcal単位という共通のスケール(物差し)を用いて、希望に近づけていくために“ダイエットデザイン”という考えのもとで、まずは自分のダイエットをデザインする方法について提供していくことにしました。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)