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糖尿病患者に認知症が多い理由

糖尿病は、尿に糖が混じるのは、あくまで身体の二次的な反応であって、根本は細胞のエネルギー源になるブドウ糖が取り込まれないために、血液中のブドウ糖が濃くなることです。そのために尿に混じるブドウ糖が増えるし、血糖値も高くなります。ちなみに、血糖は血液中のブドウ糖のことで、その量が多いと糖尿病と診断されます。全身の細胞に必要なエネルギー源となるブドウ糖が充分に取り込まれないということは、細胞にとっては栄


脳の活性化にはブドウ糖を摂ればよいのか

糖質、脂質、たんぱく質は三大エネルギー源で、エネルギー代謝のときには、それぞれブドウ糖、脂肪酸、アミノ酸に変化してから使われています。この3種類以外は細胞の中でエネルギーとはならないので、食事で摂る必要があります。全身の60兆個以上の細胞のうち脳細胞だけは特別な存在で、ブドウ糖しかエネルギー源として使うことができません。ブドウ糖が含まれた糖質が不足すると、脳が充分に働くことができなくなります。砂糖


健康ダイエットの伝え手の“若い人”が減っていく

高齢者が増える話ばかりが続いていたとき、雑誌記者から「少子化のほうの日本の健康事情への影響は」という質問が寄せられました。2018年は後期高齢者が前期高齢者の数を初めて上回る分岐点の年であり、これから高齢者は全体的に増えるけれど、さらに75歳以上の後期高齢者は急激に増えていくので、高齢者の数の増加を気にするよりも、高齢者の高齢化を問題にしなければならない時代となりました。 それと同時に、2018


「あまたある」は、どれくらいを指すのだろうか

「あまたある」という表現を国会でした方がいて、その数を聞かれたら二つだったという返答があったときに、雑誌記者からLINEが入りました。「あまたは、いくつが常識ですか」という質問に、うちは辞書か、と思ったりもしましたが、これをきっかけにして健康の話をしてやろうという考えもあって返答しました。 「あまた」は漢字では「数多」と書きます。数が多いということで、1個や2個ではないだというというのが普通の感


食事療法は自分で知識を得るしかないのか

食事療法は英語では「diet」と表現されることもあり、私たちのところに食事療法に関する番組を作っている関係者からコメントを求められることがあります。今回の話のネタとなる問い合わせをしてきたディレクターから、「どうしてドクターは独特の食事療法を展開しているのですか」と聞かれました。糖質制限に対する私たちの考えに対する質問ですが、医学的な話になると、ほとんどといっていいほど共通したコメントをしているの


血糖値が下がれば「糖尿病は治った」でよいのか

糖尿病は血糖値が空腹時で126mg/dl(1デシリットルの血液中に126mg)以上、食後2時間後で200mg/dl以上が診断基準となっています。この数値を下回っていれば糖尿病ではなくて、診断基準を超えないように食事や運動を注意するのは正しいことです。しかし、この数字が一人歩きをして、血糖値が下がれば糖尿病ではない、血糖値を上昇させる食べ物を避ければ糖尿病は治せるということを言い出すようになると、こ


運動をしていたら高血圧の薬が増やされた話

運動をすることは健康づくりの基本で、血圧や血糖値が高くなっている人には、まずは簡単な運動であるウォーキングがすすめられることが多くなっています。血圧は血管が硬くなることが原因の場合のほかに、末梢の血流が低下したことから細胞に送られる血液が減ったために血流を盛んにするように血圧が高まることがあります。中には、血液は充分に送られてきているのですが、栄養不足から細胞に送られるビタミンやミネラルが減ったこ


10代後半の女性に糖質制限は大丈夫か

「孫世代の10代後半に健康づくりの正しい情報提供を」ということを前回書いたところ、さっそくメディア関係者から問い合わせが相次ぎました。協力の申し出を期待していたところですが、「10代後半にアピールする方法として何をやろうとしているのか」、「10代後半にウケるネタを教えてほしい」という声が多く、やっぱりという感じでした。そんな中に「10代後半に糖質制限をすすめても大丈夫か」という質問がありました。糖


少子化が国民の健康に与える影響

国民全体の健康状態を考えるとき、どうしても「高齢化」というキーワードが出てきて、それに振り回されがちになります。現在の日本はWHO(世界保健機関)の定義に従うと、高齢化社会でも高齢社会でもなく、超高齢化社会となっています。そして、最後の段階の超高齢社会が目の前に迫っています。そのときには高齢者の健康、それを支える世代の健康が重要であるとの考えが中心になりがちですが、長期戦略が必要な超高齢社会の対策


ご飯を少ししか食べられないのが糖尿病か

ダイエットの話をするときに、例として糖尿病をあげることがあります。糖尿病というと、血糖値が上昇しすぎることによって血管に影響が出る病気で、血糖は血液中のブドウ糖のことを指すので、ブドウ糖が含まれる糖質の食品を減らせばよいという考えにつながりがちです。糖質制限も、ブドウ糖を摂らなければよいという極端な考えを展開しているところもありますが、糖尿病対策の食事はバランス栄養食です。ブドウ糖を摂らない、ブド