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災い転じて“福は内”の発想

誰もが知っている諺(ことわざ)は「災い転じて福となす」ですが、今回のテーマの「災い転じて“福は内”」です。 「災い転じて福となす」は、災いがあっても偶然に良い結果になること、災いが契機となって良い状態に転じることを意味しています。そのときには悪い結果であったとしても、状況や一緒に取り組む人が変わると、一転して良い結果になることがあるので、悪いと思われるような出来事を嘆くのではなく、頑張って続


発達栄養109 セロトニンを増やすための腸内環境

発達障害では神経伝達物質の中でも抑制作用があるセロトニンの分泌量が少ないために、興奮作用があるドーパミンやアドレナリンの働きが強くなり、それが発達障害の困難さを強めることにもなっています。 セロトニンの量を増やすためには、その材料となる必須アミノ酸のトリプトファンを摂ることが必要です。必須アミノ酸は体内では合成されないため、食品から摂る必要があります。トリプトファンは乳製品、肉類(特にレバー


噛む噛むeverybody5 食と歯のバランス

歯の形状と本数は、歴史的に食べてきたものの影響を受けています。人の歯は切歯8本、犬歯4本、臼歯20本で構成されています。合計で32本の歯があるわけですが、これに対して肉食の犬の歯は、切歯12本、犬歯4本、前臼歯16本、後臼歯10本で構成されています。 犬は上下の歯の位置がずれていることから臼歯も刃物で切るように働き、肉類を食い千切り、噛み砕くのに適した形状となっています。 草食動物の牛


ツイン・ウォーク57 用具がいらない健康ウォーク

ウォーキングは特別な用具を必要としない運動だと言われることがあります。必要としないといっても、シューズは必要ではないかと言われてしまいそうですが、特別なシューズではなくて、外出するときに普通に外履きを履くのと同じ感覚で、日常的な歩きやすい靴でもよいと考えれば、ウォーキングに特別なものはいらないということは納得できるかもしれません。 日本のウォーキングの始まりは、歩くことを推奨する歩け歩けの会


理想実現のための代謝促進26 解毒能力を高めるエネルギー代謝

肝機能は年齢を重ねると低下していきます。その理由の一つは加齢によって肝臓が萎縮していくことで、肝臓が小さくなると、その分だけ肝臓が処理する生化学反応も低下していきます。肝細胞のピークは20歳代で、2500億個もあります。 肝細胞の数は20歳代に比べて、60歳では70%ほどになります。それに連動して肝臓の処理能力は20歳に比べると30%ほど低下、つまり70%ほどになることが報告されています。


サプリ概論261 ビタミン、ミネラルの上限値

2001年(平成13年)に厚生省労働省によって保健機能食品制度が発足して、特定保健用食品の他に栄養機能食品(ビタミン、ミネラル)が加えられましたが、それに先立つ2000年(平成12年)に厚生労働省は摂取量の規制を発表しました。 これは「第6次改定日本人の栄養所要量」(平成12年4月から平成17年3月までが使用期間)の中で示されたもので、従来は栄養欠乏症の予防が主眼にされてきましたが、過剰摂取


記念日6月21日〜30日

広く健康に関わる記念日について紹介します。 6月21日 味のちぬや(香川県三豊市)が海老の形が6に見えることとフ(2)ライ(1)の語呂合わせで「えびフライの日」と制定。AGE測定推進協会が夏至の日を「AGEについて考える日」と制定。キャンサーリボンズが夏至の日にがんとの関わりと見つめて支える日として「がん支えあいの日」と制定。毎月21日は「木挽BLUEの日」(雲海酒造)。 6月22日 


身体年齢22 腎機能の加齢推移

腎臓は、血液中の老廃物や塩分を濾過して、尿として体外に排出する臓器です。腎臓が正常に働いていれば、余分なものが体外に捨てられることから健康状態を保つことができます。 濾過を行っているのは糸球体で、細い毛細血管が毛糸の球のように丸まっていることから糸球体と呼ばれています。糸球体は0.1mmほどですが、100万個以上もあって、余分なものは排出して、必要なもの(赤血球や白血球、タンパク質など)は血


発達障害支援13 問題行動の分類2 注目欲求、感覚刺激の強化

前回に続いて、問題行動の分類を紹介します。 3)注目欲求 周囲の子どもや家族、保育士、教師、講師などに注目してほしいという欲求から問題行動を起こすことがあります。友達を叩いたり、物を投げたことによって注目されたことが問題行動を繰り返す要因になります。 学習障害がある場合には、学習に集中できず、取り残されている感覚から不安や苛立ちがあり、これを解消するために注目を集める行動が起こされま


Medical Diet182 歩数の5%の誤差

歩数計は1日に歩いた歩数を記録してくれる便利な装置です。歩数だけでなく、歩行距離、エネルギー消費なども表示されるタイプもあり、これをつけるだけでモチベーションが高まって、運動量が増えるというメリットもあります。 歩数計というのは一般的な名称で、万歩計は1社の商標です。歩数計にしても万歩計にしても同じ計測方法で、3D加速度センサーを用いて身体の移動を把握しています。電車や自動車の移動には反応し