最新情報

身体年齢17 身体年齢と体内年齢の関係

体内年齢は体組成計を使って測定した代謝能力を年齢として表示するもので、その中心となっているのは筋肉量です。筋肉はエネルギー代謝が多く、筋肉量は20歳をピークにして年齢を重ねるほど減少していきます。筋肉の割合が高いほど年齢的に若いという想定のもとに年齢を計算しています。 このことは体組成計を開発した会社の会長から直接聞きました。筋肉量は若さの証明ではあるものの、筋肉と体脂肪、骨などの量から筋肉


健康づくりの「カスタムメイド」と「カスタマイズ」

健康づくりを視野に置いたカスタムメイド(custom made)とカスタマイズ(customize)について前回、他の用語についても解説的なところから書きましたが、それに続いて、健康づくりの実践のための考え方について、また用語解説からスタートします。 前回の例は服装のような感じでしたが、これは20年間、東京・原宿のど真ん中で暮らしてきて、日常的に耳にしてきたことが影響しているようです。今回の


発達栄養107 改善に欠かせない発達栄養

発達障害がある子どもは、その状態だけでは発達障害児とはなりません。これは発達障害者支援法に書かれていることで、発達障害があって、社会的障壁があることによって生活に困難さが生じる状況がある場合に発達障害児となるというのが法律的な解釈です。 発達障害があることが前提となっているわけですが、発達障害は身体の障害のように判定しやすいものではありません。自閉症スペクトラム障害は、スペクトラムが連続体・


ツイン・ウォーク53 一石二鳥の効果を目指して

同じ歩くことであっても、健康効果が一つではなく、複数になれば、これは嬉しいことであり、ウォーキングの可能性を拡げてくれます。ウォーキングの効果といえば、一般には有酸素運動があげられます。ウォーキングは代表的な有酸素運動、という表現もされています。 有酸素運動だけでなく、歩行速度を高めると無酸素領域の運動にもなります。歩いているだけでは、どんなに速度を速めても無酸素運動にはならないとしても、ほ


身体年齢16 免疫力の加齢推移

年齢を重ねていくと免疫が低下していきます。一般には免疫力と呼ばれていますが、これは免疫の能力のことで、免疫は身体にとっての敵(自己)と味方(非自己)を判別して、敵だけを攻撃することを指しています。 人間は亡くなったときから腐敗が始まります。生きている人間が腐ることがないのは、免疫が働いて、腐敗させる細菌やウイルスなどに対抗しているからです。免疫は健康維持のためには欠かせない能力となっています


理想実現のための代謝促進24 エネルギー代謝による高血圧対策

高血圧の話をする前に、「糖尿病の改善は簡単だ」と言われているということについて紹介します。このようなことを言っているのは循環器治療の専門医で、糖尿病は血液検査で簡単に診断され、その原因は血糖(血液中のブドウ糖)が多くなることで、治療も血糖値を下げればよいというシンプルな病気だからです。 それなのに糖尿病患者と血糖値が高すぎる糖尿病予備群を合わせると国民の20%にもなっているのは、血糖値を下げ


サプリ概論259 機能性表示食品の事後チェックの透明性11

5 景品表示法上問題となるおそれのある主な表示の類型として、留意すべき事項に鑑み、機能性表示食品の広告その他の表示について、表示内容別に景品表示法上の問題となるおそれのある主な表示の類型が整理して示されています。 (1)届け出された機能性の範囲を逸脱した表示 機能性表示食品について、届け出された機能性の範囲を逸脱する表示をする場合は、その表示は景品表示法上の問題となるおそれがあります。


記念日6月11日〜20日

広く健康に関わる記念日について紹介します。 6月11日 チョーヤ梅酒が入梅の日を「梅酒の日」と制定。毎月11日は「めんの日」(全国製麺協同組合連合会)、「ロールちゃんの日」(山崎製パン)、「ダブルソフトの日」(山崎製パン)。 6月12日 中村屋が1927年6月12日の純印度式カリーの発売日にちなんで「恋と革命のインドカリーの日」と制定。日本食研ホールディングス(愛媛県今治市)が1989


Age free岡山14 平均年齢から健康づくりを考える

今回のテーマは“平均年齢”で、“平均寿命”ではありません。平均寿命については、これまでにも紹介してきましたが、平均年齢は全国民の年齢をプラスして、これを人口で割った平均点のような数値です。 平均寿命は日本人は男女平均では世界1位ですが、平均年齢のほうは2位です。平均年齢の1位はモナコで54.4歳、それに次ぐ日本は48.6歳と随分と差があります。モナコは世界からセレブが集まっている都市国家で、


発達障害支援11 応用行動分析による分析

応用行動分析は、行動を通じて他者を理解するための方法で、個人の行動は環境との相互作用によって生じるとの考えに基づいています。行動そのものに着目するのではなく、行動の機能(意味、理由など)に着目して、問題解決を図ることが特徴となっています。 応用行動分析では、増やしたい行動(指導目標)や減らしたい行動(問題行動)について、行動随伴性を分析することによって、問題行動が生じる理由、指導が進まない原