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「塩分を減らすには一品だけ濃くする」は本当か

ナトリウムは高血圧の大きな原因とされていて、ナトリウムが多い塩を摂ると血圧が上昇することが指摘されています。実際には食塩感受性が高い人しかナトリウムが影響しないのですが、日本人は食塩感受性が高い人が多いことから、食塩によって高血圧になると言われているのです。高血圧の予防や治療にはナトリウムを減らすことが第一ということで、対象者には塩分を減らした料理がすすめられます。しかし、塩分が少ない料理はおいし


人工甘味料は糖尿病に有効なのか

砂糖はブドウ糖が1分子、果糖が1分子で構成されていて、ブドウ糖が最も多い食品となっています。ここでいう食品は通常の食事で食べているもので、加工食品に使われる特殊な糖類は含まれていません。特殊な糖類というのは異性化糖のことで、代表的なものとしてはブドウ糖果糖液糖と果糖ブドウ糖液糖があります。前者はブドウ糖のほうが多いもので、こちらはあまり使われていません。加工食品に多く使われるのは後者のほうで果糖の


日本人の健康は魚食のおかげか

日本人は魚を食べて健康の基本としてきたのに、肉の摂取量が増えて、それが健康度に影響していると言われています。日本人は魚の摂取量が多いものの、徐々に減少して、それに対して肉の摂取量が増えてきて、ついには2007年に肉の摂取量が魚の摂取量を超えました。それ以降は、魚の摂取量は減る一方、肉の摂取量は増える一方です。この数字を見ると、日本人は長い歴史の中で魚を多く食べてきた印象があり、ここまで平均寿命を延


生活習慣病予防のウォーキングのテキスト

ウォーキングの目的は、気分転換や友達との会話、孤独になりたい、よい景色の堪能、地域の子供や高齢者の見守りといったことまで、さまざまあるかと思いますが、究極の目的は健康です。足腰を丈夫にしてロコモティブシンドローム対策、検査数値が高いのを下げて生活習慣病対策、身体を疲れさせてからの安眠、エネルギーを消費しておいしいものを食べたいということもあります。 歩くのは健康づくりによいという書籍は出回りすぎ


最も純粋な水はウォーキングで作られる

人間の身体は水分が多く、その量は全身の60%にも達しています。体重が60kgの人なら36kgが水という計算になります。そんなにも水が多いなら、飲む水を減らせばやせるのではないかと考える人がいるかもしれませんが、これだけの水分量は生きていくために必要なものです。別の言い方をすると、全身の細胞を正常に働かせるためには、これだけ多くの水が必要なので、飲む水の量を減らしても、そう簡単に体内の水分は減らない


今ごろクリスマス・イブの話

クリスマスを過ぎてからクリスマス関連の話をするのは“後の祭り”の感覚もあるのですが、次のクリスマスまで待ってもいられないので、あえてクリスマス・イブの話をすることにします。前回のクリスマスの前には、なぜか各局とも示し合わせたのか(ネタ本があるのか)と思うくらいに、テレビ番組でクリスマス・イブの由来を紹介していました。その多くは「クリスマス・イブはクリスマスの前夜祭ではない」という話題でした。クリス


1日に30食品を食べれば健康になれるのか

「限られた食品を食べても健康になれないので、できるだけ多くの食品を食べましょう」ということは日本に限らず、世界的に言われてきたことです。しかし、“30食品”という目標を掲げたのは日本だけです。今でも「健康のために1日に30食品を食べよう」と主張する人はいます。これは間違っているわけではないのですが、「厚生労働省も発表しています」と言われると、これは間違いにもなりかねません。間違いだと断定しないのは


信じる者は“足元を”すくわれる

すくわれるという言葉は、漢字にすると救われると掬われるがあります。信じる者は救われるというのは、何に救われるのかというと、元々の言葉が意味するのはイエス・キリストです。イエスを信じると救われるというのは聖書の中にあることですが、イエスに限らず、救われたいという気持ちになったときに信じたい気持ちになるのは当たり前のことかもしれません。 もう一つの掬われるほうは“足元を”と一緒に使われることが多くて


有酸素運動をしてブドウ糖の取り込みを増やす

有酸素運動をすると脳細胞にブドウ糖が取り込まれやすくなり、ブドウ糖が脳細胞の中で効率よくエネルギーとなり、脳の働きがよくなっていきます。どうしてなのかということですが、有酸素運動をすると細胞内にブドウ糖を運ぶGLUT4という輸送体が細胞膜に近づいてくるからです。GLUT4は普段は細胞の中側にあって、膵臓から分泌されるホルモンのインスリンの刺激を受けることによって細胞膜に近づき、ブドウ糖を取り込みま


甘いものを食べるだけで脳は活性化するのか

頭を使うとき、疲れてきて頭の周りがよくないときに甘いものを食べると、頭の回転がよくなっていきます。これは脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖が補われたからだ、というのが一般にされる説明です。全身のほとんどの細胞は(つまり脳細胞以外の細胞は)ブドウ糖、脂肪酸、アミノ酸をエネルギー源として使っています。しかし、脳細胞はブドウ糖しか取り込むことができないので、ブドウ糖不足は脳で作り出されるエネルギーの発