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ツイン・ウォーク81 骨を強くする負荷ウォーキング

「太っていて、よいことは何もない」という言われ方をすることがあります。生活習慣病のリスクは「太っている=体脂肪が多い」と指摘されることがあり、メタボリックシンドローム対策では余分な体脂肪を減らすことが第一となっているため、太っているだけでよくないこととのレッテルが貼られてしまいます。 太っているというのは、一般には内臓脂肪が多いことを指しています。身長に比べて体重が多くても、体脂肪率が低けれ


2023/10/24 雑草と薬草は紙一重

私には弱点がいくつもあって、そのうちの一つが花や草の名前がわからず、似たようなものだと見分けがつかないというのは幼いときから変わっていません。今でも図鑑的にはわかっていて、草の成分や有効性などは相当に詳しいはずなのに、区別となると自信はありません。 東京にいたときに、野草を材料にした酵素を開発している会社を取材して、新潟県の妙高高原での薬草摘みに参加させてもらいました。日本の商品化されている


健康スポーツ16 ウォーキング

歩くことは健康づくりの導入としては有効で、歩くことを習慣化することで、他の健康スポーツと同様の健康という結果を得ることができます。ウォーキングは、ただ歩けばよいわけではなくて、歩き方によって健康スポーツになることもあれば、日常生活の範囲を出ないこともあります。 一般のイメージとしては、スタスタと元気に歩くのがウォーキングで、ダラダラと歩いているのは散歩や普通歩行になります。求める健康効果によ


これって聞き間違い? 5「条件付きの許可だった」

あとになって前言を翻す(ひるがえす)人は、これまで何人も見てきました。業界によっては翻すのは当たり前という雰囲気もあって、それを信じて行動や決断をしたほうが悪いと言われるようなこともあります。 コロナ禍の影響で、どんな判断をしても「コロナのせい」と言えば済まされることもあって、その被害を受けた人は数多くいます。それに比べたら、私が聞き間違いかと思って、二度見ならぬ“二度聞き”をした経験も大し


健康リテラシー8 運動の健康知識

食事と並んで健康の維持・増進で重要な位置を占めるのは運動です。運動といっても体操やウォーキングからスポーツまで、肉体的なメリットを求めるものから精神的なメリット、多くの人とのコミュニケーションを構築するものまで、さまざまなものがあります。 健康の意識を高めるためには、運動のよさを知るだけでは意味がないので、それを実践することが大切になります。身近なもの、簡単に始められるものからのスタートでも


エネルギー代謝96 コレステロール対策の運動

有酸素運動によって中性脂肪の分解が進み、血液中の中性脂肪も脂肪細胞に蓄積されている内臓脂肪も減るようになります。中性脂肪もコレステロールも脂肪であることには変わりがないので、有酸素運動によってコレステロールが分解されるように思われることがあるのですが、そのようなことはありません。 コレステロールは全身の細胞膜の材料であり、ホルモンの原料、脂肪を分解する胆汁酸の材料ともなっています。有酸素運動


健康食品 敵か味方か66 「安心してください、入ってます」

健康食品の信用性の第一は、使われている素材の有効性や配合分量、安全性などの前に、書かれている成分が本当に入っているのを確認することです。これは海外から輸入されている健康食品の信用性について話をするときに出される例ですが、国内製造の健康食品でも、かつてはありました。 さすがに今では一般の流通を通じて販売されているものについては。法律に基づいて表示されている成分が入っていないということはなくなり


噛む噛むeverybody38 子どもの噛む力ランキング

ロッテが「いい歯の日」(11月1日)に合わせて、むし歯、歯周病、口臭などの口腔トラブルにつながる可能性がある子どもの噛むことに関する実態について、全国「子ども×噛む力」調査を実施しました。対象者は47都道府県ごとに3〜12歳の子どもを持つ親50人ずつで、これは2021年に行われた全年齢を対象にした全国「噛む力」調査を受けたものです。 この調査の「噛む力」は、①子どもが「よく噛むこと」に対する


身体年齢55 身体を構成する成分の摂取割合

日本人に適した三大エネルギー源の摂取の割合は、厚生労働省の「日本人の食事摂取基準」に示されています。現在の2020年版では、「たんぱく質:13〜20%、脂質:20〜30%、炭水化物:50〜65%」となっています(15〜74歳の男女)。 この割合はPFCバランスと呼ばれています。PはProtein(たんぱく質)、FはFat(脂質)、CはCarbohydrate(炭水化物)の略です。この割合では


発達栄養128 栄養摂取と腸内環境のバランス

発達障害がある子どもは極端な偏食が起こりやすく、感覚過敏から食べたくても食べられないということがあります。その困難さを抱えながら、もう一つの食に関係する困難さがあることが理解されずに、これが苦しい状態を強めていることに周囲が気づかないこともあります。 その気づいてあげなければいけないことというのは、大腸の健康管理で、平たく言えば便通のことです。発達障害がある人は、自律神経のバランスが崩れやす