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よく噛めない人に「噛んでボケ防止」という話

噛むことは消化・吸収を助けて免疫を高める、脳の機能を向上させるなどの健康効果が言われていますが、これらの効果が原則的にタダで得られるのが噛む健康法のよいところです。噛むことに関する健康書籍は歯科医だけでなく内科医も長寿科学の研究者も書いているので、何冊も並んでいる書店もあります。 その中でも人気が高いのは、認知機能を高める効果が紹介されているものです。これらの書籍に共通しているのは、しっかりと噛


悪玉菌の重要な役割

腸内細菌の健康的な割合は、善玉菌2、悪玉菌1、日和見菌7の割合だとされています。これは常識として語られていることですが、「なぜ悪玉菌が必要なのか」という疑問を抱く人は当然としています。その当然のことを、問い合わせてきたメディア関係者がいました。 悪玉菌は大腸菌やウェルシュ菌、ブドウ球菌などの腸内で腐敗を起こす菌で、便秘や下痢の原因となることが知られています。また、インドールやスカトール、アンモニ


栄養の学会の発表の正確性

ある著名な医学研究者の一般向けの書籍を、テレビ番組の参考資料のためにと読んでいたディレクターから「日本栄養学会の連絡先はわかりますか」と問い合わせがありました。この手の検索はネットですぐにわかりそうなものですが、それをわざわざ聞いてきたのは検索に引っかからなかったからです。その書籍は、私たちのライブラリーにもあったので、日本栄養学会なる団体が発表したというデータが出てきました。それは腸内細菌のビフ


「立派な病気」って何?

立派な身体、立派な健康体という表現なら何も違和感はないものの、“立派な病気”という表現をされると、どんな状態なのだろうと疑問符だらけになります。医療や介護の世界では“健康な患者”という表現をされます。病気になっても病状には大きな違いがあり、患者の体力や免疫力にも差があるので、治療する側、介護する側にとっても治すべき疾患、サポートすべき部分以外は健康状態であってほしいと願うのは当たり前のことです。


ミニトマトとプチトマトの認識ギャップ

ミニトマトとプチトマトの違いについて、テレビ番組で取り上げていました。解説をしていたのは、元カゴメの研究所のトマト博士とも呼ばれる農学博士で、今は大学教授という専門家中の専門家だけあって、的確にコメントされていました。10〜20gの小さなトマトはミニトマトと総称されていて、その中の一種がプチトマトです。プチはフランス語、ミニは英語という違いだけではなかったのです。プチトマトはタキイ種苗が輸入して販


糖尿病患者の血中ブドウ糖は角砂糖1個半

糖尿病にならないようにするためには、血糖値のもととなるブドウ糖の量を減らすのが一番とされています。茶碗1杯分のご飯に含まれる糖質は角砂糖14個分と書かれていたら、驚かれると思います。そもそも茶碗1杯分の糖質を砂糖と比較するのは間違いで、砂糖はブドウ糖と果糖が1分子ずつ結びついた二糖類なので、ブドウ糖の量は半分です。ということは、血糖値の話をするときには角砂糖28個分ということになるわけです。 こ


西洋医学と東洋医学の未病の認識ギャップ

日本メディカルダイエット支援機構の理事長が、日本未病システム学会の当時の理事長の推薦で会員になったときのこと、たまたま中国のがん治療の取材に上海をはじめとした大学病院などを訪問する機会があり、「未病の研究をする学会にいる」と話しました。その反応は「なんでそんな古いものを日本で研究しているのか」というもので、中国と日本の未病に対するスタンスを垣間見る機会となりました。 日本未病システム学会は健康と


「酒飲みにウコンを飲ますな」の真実

私どもの相談役の先生の書籍を読んだネット通信の担当者から、「酒飲みにウコンを飲ますな、という言い伝えがあると書かれているのですが、ウコンは肝臓によくないのでしょうか」という、なかなかの質問がありました。本来なら著者か出版社に聞くべきなのでしょうが、このコーナーで書くことを了解してもらって、返答をさせてもらいました。 「酒飲みにウコンを飲ますな」というのは、ウコンは酒を飲む人には肝臓によくて、効き


「煮詰まる」の本当の使い方

「考えが煮詰まった」と言われたら、“よい企画が出来上がってきたのだな”と思って、発表を促したところ、「煮詰まったと言ったのですけど」と返されたことがあります。これは雑誌編集者と話をしたときのことですが、テレビ番組のプロデューサーとの話のときにも「企画が煮詰まって」というので、いよいよ本番に向けて準備が整ったのだと思って、コメント取材の具体的な内容を検討しようと切り出したときにも「煮詰まってしまって


「である」と「言われている」の感覚ギャップ

単行本を作るときに、著者の時間がないからというので、対談にして、その内容を書き起こしたときのこと、書籍の中では歯切れのよい先生方なのに、なんだかはっきりとしない物の言いようで、書き起こし原稿を見たときに、どうしたものかと悩んでしまったことがあります。 これこれは事実で、だからこうである、と「である」の断定表現で話しているのに、「と言われている」「とされている」と書かれていると、“自信がないのか”