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噛む噛むeverybody28 口と歯がつく漢字の意味

口がつく漢字と歯がつく漢字は、食べることに関わるだけでなく、生きていくためにも重要な意味合いがあります。 口と歯の組み合わせは「噛」となり、これは噛むことを表します。歯が健康な状態にあると、口が関わる健康的な生活を過ごしやすくなるということで、呼、吸、喰、喫、嗅、咽、喉、鳴、唄、咥、吐、咳は、歯と口腔の健康状態が影響してくることです。 「かむ」は一般には噛むと表示されて、かみ砕いて咀嚼


健康食品 敵か味方か57 機能成分の相互作用

健康食品は、医薬品のような飲み合わせは起こらないというのが以前の常識でした。それは、健康食品は素材の成分を濃縮、凝縮されたといっても、医薬品と比べると有効性が確認されている成分の量が少なかったからです。 ところが、有効性が高められるようになって、素材の種類、産地、栽培時期、収穫時期、抽出法、分解性が進み、素材の組み合わせによる有効性も確認されるようになって、徐々に医薬品に近づいてきました。


あくまでも噂話130「甲乙つけ難いvs.どんぐりの背比べ」

あるテレビの音楽番組のハーモニー対抗で、ともによい歌唱をして、どちらに軍配を上げるか困ってしまうようなことになったときに、ゲストコメンテーターの芸能人(といって出身はアナウンサー)が「どんぐりの背比べ」と言ったときにはビックリしました。 ビックリ顔をしていたのは番組のMCも同じで、「ちょっと表現が違うかも」というコメントで返していましたが、そこは「甲乙つけ難い」だろうとツッコミが入るところで


健康デザイン23 ボディビルとフィットネスの連携

ボディビルは肉体美・筋肉美を競う競技で、日本の発祥は早稲田大学バーベルクラブであるとボディビルの歴史に書かれています。全国団体としては日本ボディビル協会が1955年に設立されましたが、厚生大臣に働きかけたのは当時の早稲田大学バーベルクラブのキャプテンの玉利齊さんでした。 (古い話ですが、作家の三島由紀夫のボディビルの先生としても知られています) この日本ボディビル協会から発展して日本ボディ


身体年齢46 加齢によって変化する血圧の食塩感受性

食塩の過剰摂取が血圧を上昇させるのは、ナトリウムが高血圧に関係する食塩感受性がある人だけで、その割合は日本人の場合は30〜40%ほどとされていることを前回(身体年齢45)で紹介しました。それに続いて、食塩感受性がないと判定された人が、いつまでも同じ状態が保たれるわけではないという研究成果について紹介します。 食塩の摂取が血圧を上昇させるのは、血液中のナトリウムが増えると血液の浸透圧を一定に保


ツイン・ウォーク73 水分補給の重要性

水分を積極的に摂取することは熱中症予防だけでなく、全身の状態を整えるためにも大切なことです。身体の60%は水分だと言われますが、その水分の多くは細胞の中に含まれています。全身に60兆個以上あるとされる細胞は、水分が一定量に保たれているときに正常な働きをすることができます。 汗をかく時期には、体内の水分が失われていくわけですが、それが皮膚の表面から始まり、血液中の水分が補われ、さらに全身の細胞


2023/8/23 怖くはない私の心臓弁膜症

前々回(2023/8/9)の倫理コラムで、いつもとは違う早朝の起床によって一過性の社会的時差ボケが起こり、早朝の血圧を過度に上昇させるという研究発表の一部を紹介しました。 そのついでに、私は心臓弁膜症だから深夜に起床して活動しても血圧が上がらないということを書いたら、複数の方から、「そんな状態でモーニングセミナーに来ていてよいのか」という声をいただきました。 何も心配させようとか、“病


Age free岡山39 健康イベントのスケジュール

健康づくりに関わるイベントは、定期的に行われるものからスポット的に行われるものまで、さまざまなものがあります。定期的に行われるものは、これまでの実績があるから続いてきたことで、開催時期にも意味があります。 ところが、今のように気候の変動が激しくて、特に夏場は異常気象と呼ばれる状態が、異常というよりも日常的に近づいている状況では、これまでと同じ時期に開催してよいのかの議論は当然のようにあります


心が使われた漢字の意味合い

「忘」という漢字は、忘れる、覚えていないという意味があり、記憶からなくなっている状態を指しています。文字としての成り立ちは、中国では心臓に花を添えた形象からきているとされていて、亡くなった人を表しています。 心(心臓)が亡くなるということから、心の中から記憶がなくなるという意味で、忘れることを指すようになったといいます。脳の中から記憶がなくなるのではなく、心の中からというのが言い得て妙で、脳


エネルギー代謝88 L‐カルニチンの体内合成

L‐カルニチンは体内で合成される成分で、細胞のミトコンドリアに脂肪酸を通過させるために必要な代謝促進成分です。脂肪酸は高エネルギーで、糖質(ブドウ糖)、たんぱく質(アミノ酸)の2倍以上のエネルギー量があります。 体内で合成されるものの、合成のピークは20歳代前半で、それ以降は合成量が減るために脂肪酸がミトコンドリアに充分に取り込まれなくなることから、同じ食事量、同じ運動量では年々太りやすくな