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身体年齢26 バランス能力を高める運動習慣

階段を上るときには、手すりを使わずに、自分の足だけで登っていくのが筋肉トレーニングになるというのが普通の感覚です。そのほうが下半身の筋肉が刺激されて、筋力が高まることから、これが身体のバランス能力を高めるという考えです。 手すりを使う場合には、腕の力で支えながら階段の1〜2段を登る、手すりの上のほうを握って、腕の力を使って上体を引き上げるようにして階段を上るというのが、よくある方法です。これ


ツイン・ウォーク60 筋肉強化のための超回復

筋肉を刺激する運動をすると筋肉が増えていくといっても、続けて筋肉運動ばかりをするわけにもいかないという人が多くいます。年齢を重ねていくと筋肉の疲労は残りやすく、筋肉の傷みも解消しにくくなります。 筋肉が傷んでいたり、疲れが残っているときに続けて運動をすると、炎症を起こすことになり、膝を傷めるということも起こりやすくなります。年齢を重ねるほど休むことも筋肉強化には必要だと言われますが、あまり長


エネルギー代謝78 1日の摂取エネルギー量を確認

自分が食べている食事量をエネルギーバランスとして把握するためには、100kcalの分量を確認する必要があります。 主食、主菜、副菜、油に分けて、1日に食べている食事量を100kcalに当てはめて、その数から1日に食べている摂取エネルギー量を調べるようにします。 主食、主菜、副菜、油の100kcalに相当する目安分量は、以下のようになっています。 〔主食〕ご飯1/2杯、赤飯1/2杯


噛む噛むeverybody8 消化酵素が多い食品

酵素が含まれた食品を多く摂ることで代謝が高まり、体内の細胞からの老廃物の排出が進み、血液中に出された老廃物を肝臓で解毒化する能力も、腎臓で濾過して排出する能力も高めていくことができます。 消化作用のある酵素は、野菜、果物、穀類、発酵食品、生の動物性食品などに多く含まれています。しかし、食品に含まれる栄養素は品種改良や収穫時期の変化、農薬や化学肥料の使用による土壌の劣化などによって低下傾向があ


健康づくりを考える「予備群」と「予備軍」

テレビ番組やコマーシャルを見ていても、また雑誌などの記事を見ていても、「予備軍」という用語が出てきます。これが元の意味の予備の軍隊を指すために使われているなら何も取り上げる必要はないのですが、病気を防ぐための用語となると違和感があるという人も多いかと思います。 医学の世界では「予備群」が使われていて、リスクが高い人の集団を指しています。メタボ予備群、糖尿病予備群といったように使われています。


発達栄養110 おいしく噛んで食べられる食品

噛むことは、消化、吸収、その先の血液循環、臓器や器官での代謝、そして排泄にまで影響する重要な行為です。前歯(門歯)で粗く噛み、奥歯(臼歯)ですり潰してから飲み込むことで、これは咀嚼(そしゃく)と呼ばれています。 一口について粗く噛むのは5〜6回、すり潰すのに15〜20回で、食品の硬さにもよるものの、合わせて25回は噛むことがすすめられます。唾液を多く分泌させて、消化しやすくなるための咀嚼は1


身体年齢25 握力を強化する運動習慣

身体年齢測定では握力が指標の一つとなっていて、握力の低下は全身の筋肉の減少と筋力の低下を知るための重要な要素です。握力が強くなれば、身体年齢測定では実年齢よりも若く表示される可能性があるわけですが、ただ握力を強くする運動(ニギニギやハンドグリップ、雑巾絞りなど)をすればよいというわけではありません。 握力は全身の筋肉の量を推測する指標であって、握力を強化したからといって、全身の筋肉が増えるわ


理想実現のための代謝促進27 代謝促進成分の減少は合成量の減少のせい

代謝促進成分は、エネルギー源(糖質、脂質、たんぱく質)を細胞のミトコンドリアでエネルギー化させる役割をしているもので、体内で合成されています。代表的な代謝促進成分はL‐カルニチン、コエンザイムQ10、α‐リポ酸で、どれも合成のピークは20歳代前半です。 体内の代謝促進成分は、合成されるものだけでなく、食品に含まれているものもあります。L‐カルニチンを例にすると体内保持量のうち合成される量は3


サプリ概論262 ビタミン、ミネラルは過去には医薬品の成分だった

ビタミンやミネラルのサプリメントは食品の成分として認識されていますが、かつては医薬品の成分で、食品の成分として使うことが禁止されていました。それは解禁されたのは、それほど昔のことではなくて、1997年(平成9年)に厚生労働省(当時は厚生省)によって、ビタミンが食品として販売許可されました。 ミネラル12種類が食品として販売許可されたのは1999年(平成11年)のことで、やはり以前は医薬品の成


噛む噛むeverybody7 噛んで代謝酵素を増やす

酵素は細胞の中で生化学反応を起こす成分で、酵素が正常に働くことで細胞の働きを活性させ、消化・吸収・循環・代謝・排泄などの機能を正常に保つことができます。体内の酵素はタンパク質で、肝臓でアミノ酸から合成されていますが、その合成量は40歳を過ぎたころから減少していきます。 酵素は動物の細胞にも植物の細胞にも含まれているものの、それらの食品を食べれば、それが体内の酵素となって働くわけではありません