最新情報

健康食品 敵か味方か49 製品を輸入していないのに販売できる例

海外で販売されている健康食品は、そのままの製品が輸入される場合があれば、輸入する国の法律などに合わせて内容や配合量を変更して製造する場合、同じ種類の素材を輸入して日本で商品化する場合もあります。 海外で販売されている健康食品を、そのまま輸入して日本で販売する場合には、そのままのパッケージの上に、日本の法律に合わせた表示を貼って販売するのが一般的です。 海外の健康食品と同じものを日本で販


Age free岡山27 プレフレイルの急増

これまで高齢者の健康対策として考えられてきたフレイルが、働き世代(20〜65歳)でも地域をあげて対策に取り組まなければならない状況になりつつあります。これについて調査を行ったのは日本生活習慣病予防協会で、医師330名に対してアンケートを実施したところ、8割以上(81.8%)がフレイルに該当する患者の増加を指摘していて、働き世代でも75.5%がプレフレイルの増加を指摘しています。 フレイルの診


エネルギー代謝82 効果を高める最大酸素摂取量

1分間に発揮することができる心拍数は「最大心拍数」と呼ばれます。その心拍数は「200-年齢」で求めることができます。50歳の人は170回、60歳の人は160回となります。適度な運動とされる有酸素運動では最大酸素摂取量の60%が目標となります。50歳の人なら102回、60歳の人なら96回が目安となります。平常時の心拍数は60〜70回であるので、運動時には40%前後の増加となっています。 酸素摂


噛む噛むeverybody15 歯の喪失の防止

厚生労働省の「健康日本21」では、歯・口腔の健康について目標を定めて健康づくりを推進しています。その現状と目標から歯の喪失の防止について紹介します。 ◎歯の喪失の防止(咀嚼機能の維持) 8020運動が推進されている中、50歳以降では平均して2年に1本強の歯が喪失していて、60歳ですでに17.8歯と20歯を下回り、80歳以上の1人平均現在歯数は4.6本となっています。 こうした歯の喪失


健康食品の法規制49 初めに叱られなければいいという感覚

健康食品の広告表示について、どこまで売れるような表現をするのかの判断は、法律に従い、法律に基づいて定められている監視指導マニュアルに従うべきです。これまでに違反として処罰の対象となった事例を参考にして、できるだけ効能効果が伝わるような表現をしたいというのが販売事業者の気持ちであることはわかります。 違反を取り締まる部署は、明らかに法律違反となる表現をしている広告から摘発していこうとするであろ


身体年齢36 認知機能チェックでわかる血管の丈夫さ

認知症の診断方法としては長谷川式認知症スケールが有名で、多くの診療機関で採用されているチェック項目です。言葉で言われたものを思い出して話す、目で見たものを隠された後に答える、100から7ずつ引いていくといった方法が使われています。 この結果で一定の点数を下回ると認知症、それ以下でも正常範囲にない場合は軽度認知障害と診断されます。軽度認知障害は、いわば認知症の予備群と呼ばれるもので、半数は5年


発達栄養114 親の栄養の認識

子どもの成長に必要な栄養素は、子ども自身が選択して、摂取できるようにすることはできないので、これは“親の責任”と言われます。責任があることは承知していても、実際に子どもに与えられる栄養、その栄養の吸収の成果は親の認識によって大きく違ってきます。 子どもの偏食の相談の中で多く接するのは野菜が食べられないことです。野菜の味は品種改良によって、甘くておいしくなってきました。以前は子どもの嫌いな野菜


健康デザイン6 健康日本の中身は健康デザインの基本

編集委員を務めていた一般社団法人日本健康倶楽部(巡回健診の全国団体)の月刊情報誌「健康日本」は、定期健康診断を実施した企業・団体のための健康情報を掲載していたことから、生活習慣病の予防・改善のために役立つ情報は、すべて取り扱ってきました。 その内容は、13年間(156冊)に検査の意味、生活習慣病、食事・栄養、運動、健康スポーツ、メディカルダイエット、休養・リラクゼーション、メンタルヘルス、保


健康デザイン5 健康日本21と健康日本

巡回健診の全国団体である一般社団法人日本健康倶楽部は月刊情報誌「健康日本」を発行しています。私(小林正人)は東京にいたときには「健康日本」の編集委員を務め、業務委託として取材、執筆、編集も担当していました。その期間は13年間、156冊に及びます。 その途中のこと、当時の厚生省によって目標値を掲げた国民的健康づくり運動の「健康日本21」が始まりました。その第1次は2000年(平成12年)からの


自業自得による苦を楽に転じる

自業自得というと、自分がやってきたことの報いを受けるという意味で捉えられることが多くて、よくないことを指すときに使っている人が多いようです。しかし、自業自得は、自業がやってきたこと、自得が自分に起こる結果であって、悪いことだけでなく、よい結果もあるのです。 悪い結果が現れるときに使うのは「因果応報」です。これもよい意味と悪い意味で使われると言われることがあるものの、応報戦略というビジネス用語