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身体年齢31 食生活チェックでわかる中性脂肪対策

食生活チェック表を用いた栄養バランスの確認では、1週間に食べた副食(おかず)の種類(肉、魚、卵、乳製品など)と摂取量の目安を聞いているので、中性脂肪の摂取量は把握しやすくなっています。 食べている分量を聞いているわけではないのですが、食べる量も日によって大きく変わることは通常ではなくて、食の傾向は大きく変わることはないため、脂質異常症(高中性脂肪血症)のリスクを知ることができます。 血


ツイン・ウォーク64 ポールストレッチ後のウォーキング

ウォーキングの前の準備運動は、主には怪我の防止を目的として実施されます。足首を回し、アキレス腱を伸ばし、脚の筋肉を大きく動かすために屈伸運動をするということから始めます。 ポールを使って歩くノルディックスタイルのウォーキングでは、せっかくポールを持っているのだから、ポールを使った運動が行われます。ポールを持って上半身を動かす歩き方であるので、上半身の曲げ伸ばしも行われます。 屈伸運動や


エネルギー代謝80 脂肪のエネルギー量と達成期間

運動によって減らしたいのは体重ではなくて、脂肪細胞の中に蓄積されている体脂肪(内臓脂肪、皮下脂肪)です。体重を減らすのは簡単なことで、筋肉が減ることでも、体内の水分が減ることでも体重は減ります。 脂肪に比べると筋肉は重い(1.2倍ほど)ので、筋肉が減ると体重は減ります。水分を取る量を減らしたり、汗を多くかくことをして減った体重は水を飲むだけで簡単に戻ってしまいます。 体脂肪は1kgあた


Age free岡山23 65歳を高齢者の扱いをしてよいのか

昔話の初めの言葉というと、「昔々、あるところにお爺さんとお婆さんがいました」が最も耳馴染みがあるところですが、今ではまったく変わってしまいました。それは「あらゆるところにお爺さんとお婆さんがいます」となったことです。 おじいさん、おばあさんの年齢というと高齢者となる65歳という印象が強いのですが、現在の初産年齢が30歳に達していることから考えても、祖父母になるのは65歳というのは妥当なところ


“身体の重き荷”の有効活用

重い荷物を身につけているというと、体脂肪のこともあれば筋肉のこともあります。体脂肪のほうは臨床栄養の仕事をしていたときに、よく比喩として“重き荷”という表現を使っていました。 その比喩で使われるのは、『人の一生は重き荷を背負いて遠き道を往くが如し』という徳川家康の遺訓の冒頭の言葉で、「重い体脂肪を身につけたまま一生暮らしていくつもりですか」と肥満と呼ばれるほどに太っている人に対して使われてい


発達栄養112 セロトニンが不足する原因

発達障害がある人は神経伝達物質のセロトニンが不足していることが指摘されています。特に自閉症スペクトラム障害では社会性コミュニケーション障害に関わることが明らかにされています。セロトニンは精神の安定性や平常心、ストレスに対抗する成分で、精神安定剤と似た構造をしています。 セロトニンは抑制作用があり、亢進作用があるドーパミンやアドレナリンの働き過ぎを抑える作用があります。そのため、セロトニンが不


2023/7/5 必要とされない話は雑談

日本メディカルダイエット支援機構が認定するメディカルダイエットアドバイザーは初級・中級・上級の3段階方式で、上位資格認定者は下位講習を開催できる仕組みとなっています。上級認定者は初級講習も中級講習も開催できるわけですが、その上級資格認定者の一人に薬学博士がいます。 その薬学博士は、岡山の大学で講師を務める専門家であり、野草の専門家でもあって、薬局の売り上げの多くは“草”だと言い切っています。


噛む噛むeverybody11 奥歯の喪失と高血圧の関係

歯の本数と歯周病の有無は高血圧と関係することは以前から報告されていました。 歯の本数が少なく、噛む力が低下している高齢者は身体機能が低下して、転倒リスクが高い傾向があることも知られています。これは口腔が変化すると、食品の選択や食習慣が変化することが影響していると考えられています。 高血圧は、75歳以上の日本人の70%が発症していて、主な死因の一つにあげられています。食事摂取の内容と高血圧と


身体年齢30 食生活チェックでわかる糖尿病対策

食生活チェック表を用いた栄養バランスの確認では、1日の主食の種類(ご飯、パン、麺類など)と摂取量の目安を聞いているので、糖尿病のリスクがある方の場合には血糖値を上昇させる糖質の量は基本的に把握できています。 チェック表では間食と飲料についても聞いているので、砂糖が含まれた飲食品も把握できています。その結果から、糖質の摂取を減らすことが指導の中心となると考えられがちで、食生活をチェックした方に


理想実現のための代謝促進29 自力で健康に戻れるエネルギー産生

健康とは言い難い状態になっても、自分の工夫と努力で健康状態に戻れるなら、医薬品を使っていても、これは病気ではなくて“未病”の状態といえます。もちろん、ずっと健康状態を保つことができていればよいのですが、年齢を重ねるにつれて疾病のリスクが高まっていくのは仕方がないことです。 疾病が起こるにしても、できるだけ発症を先延ばしたいところですが、そのための抵抗力は身体の中で作られるエネルギーの発生量に