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健康食品 敵か味方か46 「医薬品でないにも関わらず」の意味

健康食品の広告が法律違反に問われると、新聞やテレビなどでは「医薬品でないにも関わらず効能効果を表示して販売した」と報道されることがあります。健康食品は、あくまで食品であって、医薬品ではありません。 医薬品ではないものなのに、なぜわざわざ「医薬品でないにも関わらず」と言われなければならないのか、効能効果を伝えるような販売は、まるでニセ薬を販売したかのように処分されなければならないのかという感想


Age free岡山22 健康デザインのための歩き方

それぞれの人に適した健康法を提案するためには、運動の種類も重要になります。食事で摂っているエネルギー源(糖質、脂質、たんぱく質)が多いときには、これを運動によって消費することは通常の指導の基本となります。運動の種類と量によって消費されるエネルギー量は性別と体重によって計算されているので、摂取エネルギー量に合わせて運動の時間を示すことができます。 通常は、この方法でよいのですが、個人に適した提


身体年齢29 食生活チェックでわかる高血圧対策

食生活チェック表を用いて栄養摂取のバランスを確認した後に実施するのは、それぞれの方の生活習慣病のリスクに応じて、指導内容をアレンジすることです。血圧が高い人には、塩分摂取を控えるように指導されるのが一般的で、調理で塩分が多くなりがちな煮物、焼き物のほか漬物も控えるように言われがちです。 塩分によって血圧が上昇する食塩(ナトリウム)感受性が高い人だけで、その割合は日本人では高血圧の人のうち30


あくまでも噂話121「“たちまち”の認識で起こるズレ」

“たちまち”というのは一般的な常識というか全国的な認識では、「非常に短い期間」、「にわかに」を意味しています。辞書にも、そういった意味で載っています。「一天にわかに掻き曇り」といった使われ方をしています。 非常に短い期間、あっという間という感覚は子どもでもわかっていて、それは「たちまち太郎はお爺さん」という曲のフレーズを知っているからです。この場合の太郎は、桃太郎でも金太郎でもなくて、もちろ


噛む噛むeverybody10 唾液の抗酸化作用

健康を維持するためには、全身の細胞が正常な状態が働いていることが必要となりますが、その大切な細胞を傷つけるものがあります。それは活性酸素で、細胞を傷つけるだけでなく、炎症を起こす原因にもなり、生活習慣病との関わりも指摘されています。 活性酸素は吸い込んだ酸素のうち2〜3%が変化したもので、電子のバランスが崩れていることから、欠けている電子を他のところから奪って正常な酸素になろうとします。細胞


健康食品の法規制46 法律講習による守り

健康食品の販売に関わる広告の表示の厳しい取り締まりに対応するため、広告表現の研究をしている販売事業者は多いのですが、規制する法律の根本を知らずに、目先の対応になっていることも少なくありません。 法律について学ぶことで、会社を守っていこうということで、法律講習を受ける販売事業者があります。中には、会社の幹部だけでなく、全社員に教えてほしいという依頼もありましたが、そんなことを実施してよいか確認


エネルギー代謝79 100kcal単位の摂取エネルギー

健康管理のためには、1日の摂取エネルギー量に合わせて摂取する食品が選ばれます。1日の摂取エネルギー量を1600kcalとすると、主食は800kcal、主菜は400kcal、副菜は400kcalの割合となります。 主食は、主に糖質(炭水化物)で構成される食品で、ご飯やパン、麺類などが該当します。主菜は主にたんぱく質で構成される食品で、肉、魚、卵、豆腐などが、また副菜はビタミン、ミネラル、食物繊


身体年齢28 食生活チェックでわかること

身体年齢測定によって実年齢よりも年齢が高いことがわかり、その差が大きいことに気づいた人の多くは改善するための方法を求めてきます。身体年齢測定の指標は腹囲、握力、閉眼片足立ちで、これらは自力での改善が可能な項目です。 肥満と呼ばれるほどでなくても腹囲のサイズが大きいと、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)のリスクが高くなり、生活習慣病の危険度も高まってきます。その危険度が身体年齢を実年齢


ツイン・ウォーク62 高齢者の安全性を考えたポール選び

ウォーキング用の2本のポールを使って歩いている人をリハビリや介護(予防)施設で見ることがあります。そのときには、施設で用意したものか、利用者が持ってきたものかを聞くようにしています。というのは、施設で用意するとしたら相応しくないポールを使っているシーンを目にすることが多いからです。 高齢者に適したポールは、いわゆるポールウォーキングに使われるものですが、中にはスポーツタイプのノルディックウォ


汝のダイエットの敵を愛せよ

ダイエットにとって大敵とされるのは甘いものだと言われます。大敵を避ければダイエットが成功するということになるのでしょうが、何も敵を排除するものとしてだけ扱うのではなくて、むしろ活用すべきだという考え方があります。 新約聖書マタイ伝には「汝の敵を愛せよ」という言葉が出てきます。甘いものがダイエットの敵なら、それを愛すればよいということになりますが、それで正しいのかを知るために、まずはマタイ伝に