074 洋ナシでダイエットできるのか

フルーツを使ったダイエット法としては、過去にはリンゴダイエットがあり、一時期ヒットした朝バナナダイエットがあります。リンゴダイエットは食事の代わりにリンゴだけを食べるダイエット法で、一時期は2〜3日をリンゴしか食べない方法が紹介されました。しかし、今では1日に1食だけをリンゴにする方法が主で、朝食のタイミングがすすめられます。朝バナナダイエットは朝食をバナナ1〜2本と水だけにするダイエット法で、摂取エネルギーが少なく、消化酵素よって代謝を高め、食物繊維の摂取によって便通を促進させます。
ダイエットに関係する肥満タイプはリンゴ型、洋ナシ型、バナナ型の3つに大きく分けられていて、リンゴダイエット、バナナダイエットに並ぶ洋ナシダイエットがあれば、それぞれの肥満タイプに合わせたフルーツのダイエットを紹介することができます。それも「リンゴ型にはリンゴを使って、洋ナシ型には洋ナシを使って」ということが可能なら、テレビ番組や雑誌記事になっているのですが、今まで洋ナシダイエットというのは登場したことはありません。
洋ナシはダイエット向きの食品かというと、和梨の1個あたり110kcalと比べると洋ナシは140kcalとエネルギー量は高く、糖分も多くなっています。生で食べるならよくても、加工品は甘く味付けされるので、ますます糖分が増えてダイエット向きどころか量によっては太る要因にもなりかねません。しかし、日本メディカルダイエット支援機構はフルーツダイエットを提唱していることもあり、ダイエットに役立てる方法を考えています。詳細は次回にしますが、洋ナシにはカリウムが豊富でむくみ解消に、食物繊維のバランスがよくて便秘の解消に役立つメリットが、まずはあげられます。