079 疲労感があるときには身体を動かそう

「疲労感は体ではなくて脳で感じているので、身体を動かして解消する」ということが言われます。疲労感は身体が疲れたサインだと思って身体を休めようと考えがちですが、横になってみても、場合によっては寝たあとにも疲れが取れていないということはあります。それだけ身体が疲れたというよりも、脳が疲れてしまって、脳の興奮や疲労が解消されないために、身体の疲労が回復しても疲労感が残ってしまうのです。
疲労感というのは疲労を感じることで、疲労には身体的疲労と精神的疲労があります。身体的疲労よりも精神的疲労のほうが疲労感は強く感じます。疲労を感じる前には同じ作業に飽きてきて、そのあとに疲労を感じ、最後に眠気を感じます。飽きてきたのは脳が疲れてきたサインなので、この段階で休むと疲労感が高まらずに済むようになります。
脳は、さまざまな働きをしていて、一つのことに集中すると、そのために働く部分だけがフル回転して、脳全体でみると疲れていても疲労を感じるようになります。一部だけ脳が働き続けるのは3時間が限度だといわれています。限界に達する前に、脳の違う部分を使うようにして脳に疲れがたまらないようにすることです。
それと同時に行いたいのは、脳のエネルギーを多く作り出すことです。脳のエネルギーは脳細胞の中にあるミトコンドリアで作り出されています。脳のエネルギーが多く作り出されることで余分な興奮が抑えられ、興奮が解消されやすくなります。
脳のエネルギー源となるのはブドウ糖だけです。このブドウ糖を使ってエネルギーを作り出すためには酸素が必要です。脳が疲れたときにはブドウ糖が含まれる甘いものを少しだけ摂って、このブドウ糖をエネルギー代謝させるために必要な酸素を体内に多く取り入れる効果がある有酸素運動を行うことです。疲労感を解消するには、身体を休めるのではなくて、むしろ有酸素運動の代表であるウォーキングで身体を動かすことをすすめています。