092 歩くサーキットトレーニング

サーキットトレーニングというと、女性専用の30分トレーニングとして知られています。マシンを使った無酸素運動とジョギングによる有酸素運動を30秒ごとに繰り返すことで体脂肪を効果的に減らすことを目的としています。無酸素運動をすると筋肉の中に血液が多く送られ、酸素も届けられます。その状態で有酸素運動をすると、より脂肪の燃焼効果が高まると説明されています。また、30秒ごとに繰り返すのは、無酸素運動を30秒以上続けると疲労物質の乳酸が作られるからだとも説明されています。
サーキットトレーニングは体脂肪の減少には効果があることは認めます。お金と時間に余裕がある方にはすすめています。そうでない人に、手軽にできるサーキットトレーニングとして私たちがすすめているのは歩くサーキットトレーニングです。それはインターバルウォーキングと呼ばれている方法で、普通の速度での歩行と速歩きを交互に繰り返す歩き方です。脂肪燃焼の理屈はサーキットトレーニングと同じなのですが、何がよいのかというと、いつでもできること、どこでもできること、特別な施設がいらないこと、そして特別な費用がかからないということです。
単なる早歩きではなく、頑張って歩く速歩きを30〜60秒間は続け、そのあとは5分ほど普通の速度で歩くだけです。速歩きを30秒で終えるのではなくて30秒以上続けるようにしているわけですが、これは乳酸がたまっても有酸素運動によって乳酸をエネルギーとして使うことができるのがわかっているからです。