099 背中に脂肪を燃焼させる褐色脂肪細胞

背中の皮下脂肪に中性脂肪がたまってきて、背中も太ったような状態になると、なかなか減らすことができなくなります。若い女性がダイエットを始めたきっかけとして、母親の背中の脂肪をあげる人がいます。母親のようになりたくないから早いうちにダイエットを始めようというのは、母親世代の女性には申し訳ない気持ちもありますが、身近なところに反面教師がいると、これがモチベーションになるというのは普通にあることです。
背中の皮下脂肪に中性脂肪をためないようにする一番の方法は内臓脂肪を増やさないことです。それと同時に知っておきたいのは褐色脂肪細胞の活性化です。脂肪細胞と一般に呼ばれるのは白色細胞で、脂肪を蓄積するのが最大の役割です。これに対して褐色脂肪細胞は脂肪を燃焼させる働きがある脂肪細胞で、背中に多く存在しています。褐色脂肪細胞は鉄を含んでいるために茶色になり、エネルギーを作り出すミトコンドリアが存在しています。燃焼のためには酸素が多く必要になるために、毛細血管も多く存在しています。食事をした後に背中が温まってくるのは褐色脂肪細胞が脂肪を燃焼させた結果です。
褐色脂肪細胞の量は個人差があって、増えることはないものの、活性化をさせる方法があります。それは身体を冷やすことです。背中を冷やすと体熱を発生させるために褐色脂肪細胞の働きが高まります。身体を温めて血流をよくすることは大切ですが、背中だけは少し冷やすほうがダイエットにはよいということです。
最新の研究で、背中を温めたり冷やしたりを繰り返していると、白色脂肪細胞の一部が色づいてきて、ベージュ色になって、脂肪燃焼が進みやすくなることがわかってきました。温度差があるほど脂肪燃焼が高まるので、その方法としてシャワーの温度を切り替えて、温水で温まってきたら水にするのが効果的です。