112 メディカルダイエットはエネルギー代謝

ダイエットは、目的が美容であっても健康づくりであっても、ターゲットとなるのは体脂肪です。体脂肪の中でも内臓脂肪は多く蓄積されるとメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)の原因となり、生命に関わる疾患にもつながります。体脂肪は重要なエネルギー源であることから、太っている人がやせることだけでなく、やせすぎている人が太ることもダイエットとされます。
脂肪細胞に蓄積された脂肪は、筋肉に運ばれてエネルギー化されます。このエネルギーが生命維持のためにも活動のためにも使われます。身体に備わったエネルギー代謝のメカニズムを有効活用するための手法がメディカルダイエットです。
エネルギー代謝というと脂肪をエネルギー化させることと一般に認識されていますが、適度に体脂肪を増やすことも、代謝に必要な筋肉を増やすこともエネルギー代謝の一つです。代謝を起こすためにも全身の細胞内で作られたエネルギーが使われています。効率よく脂肪を蓄積して効率よく使うためには、食事量と運動量のバランスだけでなく、食事と運動、食事と休養、運動と休養の組み合わせが重要になります。
効果的にエネルギー源をためて、効果的に使うのがメディカルダイエット の基本で、エネルギー代謝の促進のために食事、運動、休養のタイミングを活かす手法を重視して、研究・普及に取り組んでいるのが日本メディカルダイエット支援機構です。