122 糖尿病改善の食事と入浴

血糖値を下げる作用があるホルモンのインスリンは、自律神経の副交感神経が盛んに働いているときに多く分泌されます。インスリンを多く分泌させるためには、リラックス効果のある入浴法が適しています。自律神経の働きは自律神経によって切り換わり、熱めの温度での入浴では交感神経の働きが盛んになってインスリンの分泌量は低下します。それに対して、副交感神経の働きが盛んになったときにはインスリンの分泌量が増えます。
実際に、どの程度の温度で入浴をすればよいのかということですが、42℃以上の温度で交感神経の働きが盛んになり、38℃以下の温度で副交感神経の働きが盛んになります。38℃での入浴は、温かな季節には快適な温度であっても、寒い季節には寒く感じる温度です。38℃以下に比べると副交感神経の働きは落ちるものの、40℃までは副交感神経が優位になっているので、冬場には40℃までの温度にします。
熱めの温度では交感神経に早く切り換わるのに対して、ぬるめの温度で副交感神経の働きが盛んになるまでには10分ほどはかかります。ぬるめのお湯に長めにつかってから、湯船(バスタブ)から出るようにします。副交感神経の働きは、お湯から出ても15分ほどは続きます。この時間帯に食事をすると、インスリンが多く分泌されるようになり、インスリンの働きによって細胞にブドウ糖が取り込まれやすくなり、血糖値が下がりやすくなります。血糖値を下げたい人は入浴後に、あまり時間を開けずに夕食を食べるのが効果的ということです。