140 寝ている間の成長ホルモンを増やすゆっくりスクワット

ゆっくりと筋肉に負荷をかけながら動かすトレーニングは、血管が圧迫される時間が長くなり、酸素が少ない状態で筋肉が刺激されることから乳酸が多く作られるようになります。この状態は筋肉に強い負荷がかかり続けたものと脳が勘違いして成長ホルモンが多く分泌されるようになりますが、寝る前の運動なら成長ホルモンが血液中に多い状態で、さらに寝ている0~2時に成長ホルモンが多く分泌されることから、非常に多い状態となります。成長ホルモンの分泌が多くする筋トレの中でも夕食から就寝の間にやって効果があるのはスロースクワットです。
これは膝を大きく曲げ伸ばしするスクワットを、ゆっくりと時間をかけて続けるもので、下半身の筋肉を使いながらも成長ホルモンの分泌を高めることによって、全身の筋肉を強化することができます。下半身は白筋の量が多く、スロースクワットは通常の腹筋運動の30倍もの効果があるとされます。筋肉は瞬発性が高い白筋と持久性が高い赤筋があり、白筋は筋肉トレーニングによって強化される筋肉です。糖質を燃焼させる能力が高く、血流が低下すると不完全燃焼して乳酸が多く発生しやすく、この特性を活かして、成長ホルモンを多く分泌させることができます。
筋肉を曲げきらずに少し手前で止め、伸ばしきらずに中腰状態をキープするということを繰り返すと膝の上下の太ももとふくらはぎの筋肉と、腰からヒップの筋肉も激しい運動を続けたのと同じような結果が得られます。1回の曲げ伸ばしは10秒かけて10回のスクワットを途中で休みを入れながら、1時間のうちに3~5度繰り返すようにします。
スロースクワットのポーズですが、頭の後ろで手を組み、足を肩幅くらいに開きます。3秒をかけて膝を曲げ、曲げきらないところで2秒止め、3秒かけて徐々に膝を伸ばして伸ばしきらないところで2秒止めます。お尻を突き出すと腰に負担がかかる分だけ太ももの負荷が減るので、腹筋に力を入れて腰を上げ下げします。