145 炭酸水と炭酸ガス入浴剤で夜の代謝が高まる

ダイエットに効果がある飲み物として炭酸水が知られています。炭酸水は炭酸ガスが溶け込んでいるもので、気体が炭酸ガス、液体が炭酸、個体がドライアイスと分類されています。炭酸水を飲むと血流がよくなり、身体が温まってきます。血液の温度は日本人は38℃ほどで、血流が盛んになると温かな血液が次々と送られてくるので、全身が温まってきます。炭酸ガスは二酸化炭素と同じもので、身体には不必要なものなので、血液中に多くなると血管が拡がり、排出をするために血流がよくなっていきます。
そのため、全身の細胞に送られる酸素が増えて、酸素を使って体熱を作り出すエネルギー産生が高まっていくわけです。エネルギー産生はエネルギーを作り出すことで、体内では細胞の中のミトコンドリアで糖質(ブドウ糖)、脂質(脂肪酸)を材料に酸素を使ってエネルギー物質のATP(アデノシン三リン酸)を作り出しています。このエネルギーが全身の細胞や器官、臓器などを働かせる動力源となっているわけです。
入浴剤の炭酸ガス系は、お湯の中に炭酸ガスを溶け込ませて皮膚を通して毛細血管に炭酸ガスを送り込むことで血流を盛んにして身体を温めています。皮膚から入ってくる炭酸ガスの量は限度があるので、多くの炭酸ガスを取り込んで、より血流を盛んにして代謝を高めるためには、炭酸水を飲んで中から追加する方法が有効になります。入浴剤の炭酸ガスは体内に入ってから30分ほどは効果が続きますが、そこからは急速に低下していきます。そこで、入浴後に炭酸水を飲むことで、入浴による血流の効果を引き延ばすこともできるようになります。
炭酸水は、血流促進のためには200ml以上、満腹感を得るためには300ml以上の炭酸水を飲む必要があるとされています。血流促進のためにはペットボトル1本(500ml)を2回に分けて飲むようにします。