アルコール依存症

薬物依存症と同様にアルコールを含んだ飲料を繰り返し摂取することで、脳内でアルコールへの欲求が高まり、飲酒量が増え、飲酒習慣が途切れなくなっていく病気です。家族や仕事、趣味などよりも飲酒を優先させる状態になり、健康被害の原因であることがわかっていても飲酒量の制限や断酒ができなくなります。血中アルコール度数が低下すると不眠、血圧上昇、頻脈、動悸、吐き気、頭痛、発汗などの自律神経症状、手指振戦、筋肉硬直、痙攣発作などの神経症状、幻視、幻聴などの精神症状が現れます。治療の第一の方法は断酒です。
〔参照〕アセトアルデヒド肝機能