体質改善

筋肉の増強には成長ホルモンの分泌が大きく影響していることが知られていますが、このほかに成長ホルモンは肌や脳の活性化にも必要な若さの素となっているホルモンです。成長ホルモンは成長期と呼ばれる10代後半に多く分泌され、20歳を過ぎると減少をはじめ、25歳頃から急激に減少していきます。20代半ばから肌の潤いが減少するのは成長ホルモンの分泌量の減少が原因となっています。20代半ばから太りやすくなるのは代謝の低下が大きく影響しているものの、代謝量を左右にする三大ヒトケミカルの減少によって成長ホルモンの分泌量が減少することも大きく関係しています。
ホルモンの低下は成長ホルモンだけでなく、性ホルモンの分泌量にも現れています。男性ホルモン(テストステロン)は精子の生産などの性機能、筋肉や骨格、毛深さなどの性的特徴のほか、攻撃性などの精神面など男性の性格にも影響を与えています。性ホルモンの前駆体はDHEA(デヒドロエピアンドステロン)で、これは男性ホルモンにも女性ホルモンにも変化していきます。年齢につれて三大ヒトケミカルが減少するとDHEAも減少するわけですが、三大ヒトケミカルの減少を抑えることによってDHEAの分泌量を増やし、性ホルモンの低下を抑えることによる長寿効果も期待されています。
三大ヒトケミカルの減少の曲線は免疫に大きく影響するNK活性値の低下とも連動しています。NK活性は免疫細胞のナチュラルキラー細胞の活性のことで、この値が低下するとがんや病原菌などに対抗する免疫が低下していることを示しています。20歳前後をピーク(40%ほど)として、60歳前後には約半分の20%ほどに、80歳になると10%にも低下しています。この免疫の低下が感染症を初めとした疾患の罹患率を高め、回復しにくくなることから寿命に関係していることがわかります。