コタラヒム

インドやスリランカなどの亜熱帯地域に自生するニシシギ科のツル性低木は、コタラヒム(学名:サラシア・レティキュラータ)とサラシア(学名:サラシアオブロンガ)に分けられます。スリランカ産のものは特にコタラヒムと呼ばれ、有効成分が多いことが知られています。スリランカではコタラヒムブツとも呼ばれ、現地語で「神からの恵みもの」を指します。インド伝承医学のアーユルヴェーダでは、糖尿病の治療や症状の緩和などに用いられてきました。特有成分のサラシノールは糖質をブドウ糖に分解する酵素のα‐グルコシダーゼの働きを阻害するため、血糖値を上昇しにくくする作用があります。