田七人参

中国南西部原産のウコギ科の多年草で、コブのある丸い根が生薬に用いられます。田三七、三七人参とも呼ばれています。中国では血流促進作用と止血作用がある生薬として使われ、肝機能向上の漢方薬の主成分となっています。ジンセノサイドなどのサポニン、特有のデンシチンや田七ケトンには、血管を弛緩させ、血流促進、血圧降下、肝機能向上、止血、免疫向上などの作用があります。中国では13等級に分類され、1~3等級は医薬品、4~6等級は漢方薬、7~9等級は健康食品、それ以下は食品に使われています。