時間塾52 休眠預金の活用

時間を使って他人に対して実施したことが、同じ時間だけ同じ内容で返ってくるというのは、従来のボランティア貯金では大原則とされていました。

時間は、お金と違って、増えることもなければ逆に減ることもないという発想があって、少なくとも減らしたり、破産することがなくて、現状の状態が維持されれば大成功という感覚がありました。

お金は何もしなければ増えてはいかないもので、いわゆるタンス預金は増えないものの代名詞としても使われています。

長らく使わずに置いておいたうちにインフレによって紙幣の価値が低下すると、これは減ってしまうことになります。その逆のことは現在の経済事情では考えにくいことです。少なくともタンス預金は増えないか、下がるかであって、増えないものと認識されています。

タンス預金が、社会的に必要なところに使われることも考えにくいことですが、特例的なことが一時期ありました。それは銀行の休眠口座の休眠預金を、社会的課題の解決に活用してもらおうということで、公共的な活動をしている団体に提供するという活動が行われていました。

10年間、取引がないまま放置された休眠口座の預金は金融機関のものとなっていたことから、その活用は可能なことではあったのですが、現在は国庫に入る仕組みとなっています。

社会的課題の解決の資金は国から出してもらう仕組みになったわけで、それが可能であれば指摘することもありません。

それと似たことを時間の提供として国や自治体などに期待することは難しいので、民間で取り組むことが考えられてきました。

その「時間のギフト」については、次回(時間塾53)に続きます。
〔セカンドステージ連盟 理事長:小林正人〕