投稿者「JMDS」のアーカイブ

発達障害がある子どもは極端な偏食が起こりやすく、感覚過敏から食べたくても食べられないということがあります。その困難さを抱えながら、もう一つの食に関係する困難さがあることが理解されずに、これが苦しい状態を強めていることに周囲が気づかないこともあります。

その気づいてあげなければいけないことというのは、大腸の健康管理で、平たく言えば便通のことです。発達障害がある人は、自律神経のバランスが崩れやすく、副交感神経の働きが高まりにくく、そのために交感神経の働きが抑えきれなくなるということが起こります。

ものを食べた後の口腔と胃での消化液の分泌、小腸での栄養素の吸収、小腸の蠕動運動、大腸での排出まで、促進をしているのは副交感神経です。また、小腸から吸収された栄養素は血液中に入ってから、血管の収縮によって全身に送られていくわけですが、その血液循環を盛んにするのも副交感神経の役割です。

副交感神経の働きが盛んであれば順調に進んでいくところが、発達障害のために副交感神経の働きが弱いと、これらの一連の流れが滞るようになり、その結果は便通に影響して、便秘だけでなく軟便や下痢にもなりやすくなります。

そのことが食欲を落とし、食べる意欲を弱めて、さらに悪影響を起こすことにもなります。そのような状態であるだけに、発育、成長のための栄養摂取だけでなく、胃腸や便通も考えた食品の摂取も考えなければなりません。

ところが、消化、吸収、便通に困難さがある子どもが、どのような栄養指導を受けているのかを聞いてみると、そのような対応がされていない、考えられていないということがほとんどで、それが子どもの食の困難さを強めていることも気づかれていないということが多いのです。
(次回から栄養摂取と便通の関係について紹介していきます)

「メディカルダイエット」は、特定非営利活動法人(NPO法人)日本メディカルダイエット支援機構が法人名として、推進している健康づくりのキーワードです。

“ダイエット”の一般的なイメージがあることから、メディカルと組み合わせたメディカルダイエットとして公益活動を始めたのは2008年のことです。ダイエットの元々の意味は「方針、戦略、戦術、作戦」で、正しい方針に基づいた戦略や戦術はダイエットと呼ばれます。

国会の英語表記は「the Diet」です。国の方針を決め、それに合わせた戦略として法律を定めるという働きをしている機関なので、ダイエット(Diet)が相応しい名称となります。

元々の意味から転じて、正しい方針に基づいた生活をすることがダイエットとなり、正しい食事療法、正しい運動療法がダイエットとなりました。

医療機関で食事療法を担当する栄養士の英語表記は「Dietitian」です。病気の治療や予防に特化した専門家を意味しています。本来なら運動療法を担当する専門家も同じ表記でもよさそうですが、「Dietitian」は今のところ食事療法や臨床栄養の世界で使われています。

もう一つの“メディカル”は「医学の〜」と訳されていることから、医療関係の専門用語と一般には認識されています。メディカルの語源を辿っていくと「med」は癒すという意味があります。健康を意味する「health」は「heal」の癒すが始まりで、その語源の「hal」はwholeと同義で、「全体、調和」を意味しています。

メディカルとダイエットの組み合わせは、「癒す=調和」のための方針・戦略となるのですが、これまで交流をしてきた医学や臨床栄養の専門家には、メディカルダイエットは臨床栄養や病院給食とイメージされ続けていて、なかなか真意が伝わらないまま、日本メディカルダイエット支援機構の内閣府の認証から16年が過ぎました。

そこで新たな認識をしてもらい、新たな展開に踏み出すために、「メディカル×ダイエット」というテーマで伝えるべきことを押し出していくことにしました。

「メディカル×ダイエット」の「×」は掛け算の掛けるであって、見た目は同じようでも「×」(バツ)ではありません。パソコン画面では同じに表示されることになるとしても、メディカルとダイエットを否定しているわけではなくて、メディカルの本質とダイエットの本質を調和させた健康づくりの基本(真理)を示すための、「メディカル×ダイエット」です。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

乳酸菌は一般のものは一部の免疫細胞に働きかけるのに対して、プラズマ乳酸菌は免疫の司令塔に働きかけるので、総合的に免疫機能を高めることができる、というのがプラズマ乳酸菌の特徴として伝えられています。

一部の免疫細胞というのは、B細胞、 キラーT細胞、ヘルパーT細胞、NK(ナチュラルキラー)細胞を指しています。

免疫の司令塔というのはプラズマサイトイド樹状細胞のことで、プラズマサイトイド樹状細胞に直接働きかけることが初めて確認された乳酸菌であることからプラズマ乳酸菌と名づけられました。

プラズマ乳酸菌の正式名はL–rラルティスプラズマといい、小腸にあるプラズマサイトイド樹状細胞を活性化させる働きがあることが論文で発表されています。

試験に使われたのはプラズマ乳酸菌が1000億個含まれているヨーグルトで、これを摂取した人とプラセボ(含まないヨーグルト)を摂取した人で4週間に渡って続けたところ、プラズマサイトイド樹状細胞の活性が高く維持されたことが報告されています。

一般の機能性表示食品では摂取前に比べて機能性が高まったことが示されていますが、この場合には活性は低下したものの、プラセボを摂取した人の低下に比べると低下の度合いが低くなっていたという結果です。

そこで別の試験が行われ、プラズマ乳酸菌を摂取した人は機能性が高まったことも確認されています。

プラズマ乳酸菌は継続して摂取することが重要であるとの試験結果も示されています。プラズマ乳酸菌を摂取した人は4週目、8週目と機能性が高まっていきますが、この段階で摂取を止めると機能性が低下して、初めからプラセボを摂取した人と大きく変わらない状態になっていたことが発表されています。

広く健康に関わる記念日について紹介します。

10月21日 日本電気協会が1879年10月21日にエジソンが発熱電球を完成させたことにちなんで「あかりの日」と制定。日本環境設計(神奈川県川崎市)が映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」で自動車型タイムマシンのデロリアンが、ごみを燃料にしていたことから、デロリアンが到着する2015年10月21日にちなんで「バック・トゥ・ザ・リサイクルの日」と制定。JA全農おかやまが収穫最盛期の10月第3土曜日を「おかやま米の新米記念日」と制定。中性脂肪学会が10月第3土曜日に学術集会を開催することから「中性脂肪の日」と制定。毎月21日は「木挽BLUEの日」(雲海酒造)。

10月22日 ブルックスがドリップコーヒーの普及を目的として、ドリップコーヒーがおいしく感じる10月と、ド(10)リップコーヒーをフーフー(22)の語呂合わせで「ドリップコーヒーの日」と制定。魚の宿まるみつ(茨城県北茨城市)が、あんこう研究所の開業日にちなんで「あんこうの日」と制定。毎月22日は「カニカマの日」(スギヨ)、「禁煙の日」(禁煙推進学術ネットワーク)、「ラブラブサンドの日」(日糧製パン)。

10月23日 日本おひるねアート協会が撮(10)ろうファミリー(23)の語呂合わせで「家族写真の日」と制定。カルビーが、じゃがりこが発売された1995年10月23日にちなんで「じゃがりこの日」と制定。毎月23日は「乳酸菌の日」(カゴメ)、「不眠の日」(エスエス製薬)、「国産小ねぎ消費拡大の日」(小ねぎ生産県協議会)。

10月24日 日本マーガリン工業会がマーガリンを開発したフランス人のメージュ・ムーリエ・イポリットの誕生日の1817年10月24日にちなんで「マーガリンの日」と制定。毎月24日は「ブルボン・プチの日」(ブルボン)、「削り節の日」(東京鰹節類卸協同組合)。

10月25日 JA全農にいがたが新潟産のコシヒカリ、こしいぶきが、いい米の代表であるとして、い(1)いお(0)米、に(2)いがた(5)コシヒカリ、こしいぶきの語呂合わせで「新潟米の日」と制定。セントラルフーズ(長野県松本市)が信濃の国カレーのPRを目的に、長野県の県歌「信濃の国」が1900年10月25日に長野県師範学校の創立記念大運動会で女子生徒の遊戯に初めに使われたことにちなんで「信濃の国カレーの日」と制定。毎月25日は「プリンの日」(オハヨー乳業)、「歯茎の日」(佐藤製薬)。

10月26日 全国果樹研究連合会カキ部会が明治28年10月26日に正岡子規が奈良旅行をした際に「柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺」と詠んだことから「柿の日」と制定。愛知県製麺工業協同組合が食欲の秋の10月と、きしめんのツルツル感を2(ツ)6(ル)の語呂合わせで「きしめんの日」と制定。アサヒ緑健(福岡県福岡市)が10を英語のIO(アイオー)と読むことから青、26を汁と読む語呂合わせで「青汁の日」と制定。名糖産業(愛知県名古屋市)がアルファベットチョコレートはひとくちチョコ(一口)で10、アルファベットが26文字であることから「アルファベットチョコレートの日」と制定。武重本家酒造(長野県佐久市)が、ど(10)ぶろく(26)の語呂合わせで「どぶろくの日」と制定。フルタ製菓(大阪府大阪市)が柿もチョコレートも10月が最盛期で、柿の日にちなんで「フルタの柿の種チョコの日」と制定。JA全農あおもりが米の実りの10月と、つがる(2)ロマン(6)の語呂合わせで「青森のお米つがるロマンの日」と制定。毎月26日は「プルーンの日」(サンスウィート・インターナショナル日本支社)、「風呂の日」(東京ガス)。

10月27日 1931年10月27日に走り幅跳びの南部忠平、三段跳びの織田幹雄が日本人として初めて世界記録を樹立したことから「世界新記録の日」と制定。毎月27日は「ツナの日」。

10月28日 鰹節の燻乾カビ付け製法を考案した江戸時代の紀州藩の漁民・角屋甚太郎の命日の1707年10月28日にちなんで太鼓亭(兵庫県宝塚市)が「おだしの日」と制定。Aito&Co(愛知県名古屋市)が台湾のスイーツ豆花の普及のためにトウ(10)ファ(28)の語呂合わせで「豆花記念日」と制定。毎月28日は「にわとりの日」(日本養鶏協会)。

10月29日 日本食鳥協会が国産とり肉のPRのために干支の10番目が酉であることから10月、肉(29)の語呂合わせで「国産とり肉の日」と制定。花王が育毛ト(10)ニック(29)の語呂合わせで「トニックの日」と制定。ニューグランド(神奈川県横浜市)がドリアを考案した初代総料理長がスイスから来日した1927年10月29日にちなんで「ドリアの日」と制定。東和コーポレーション(福岡県久留米市)が、て(10)ぶ(2)く(9)ろの語呂合わせで「てぶくろの日」と制定。毎月29日は「ふくの日」(日本アクセス)、「Piknikの日」(森永乳業)、「クレープの日」(モンテール)、「肉の日」(都道府県食肉消費者対策協議会)。

10月30日 日本リラクゼーション協会が総務省の日本標準産業分類にリラクゼーション業(手技を用いるもの)が新設された告示日の2013年10月30日にちなんで「リラクゼーションの日」と制定。日本たまごかけごはんシンポジウム実行委員会が第1回シンポジウムの開催日の2005年10月30日にちなんで「たまごかけごはんの日」と制定。毎月30日は「サワーの日」(宝酒造)、「EPAの日」(日本水産)、「みその日」(全国味噌工業協同組合連合会)。

10月31日 出雲観光協会がぜんざい発祥の地とされる出雲地方では旧暦の10月を神在月と呼んで、神在(じんざい)もちを振る舞ったことから神在月(出雲以外では神無月)の10月で、ぜん(10)ざい(31)の語呂合わせで「出雲ぜんざいの日」と制定。毎月31日は「菜の日」(ファイブ・ア・デイ協会)。

タイトルの「検定問題の正解」は、検定の試験問題に対する解答という意味ではありません。検定の問題の出し方として、正しいのは何かということを意味しています。

検定は、特定の分野の知識の状態を確認するために受験するものですが、その試験問題の出し方は検定によって大きく違っています。最も多いのは通常の試験と同様に、正しいものを選ばせる、正しいことを書かせるというもので、これは教科書や講習テキストで学んでいる人を対象としているものです。

検定は“腕試し”の位置づけもあって、特に学習をしていない人が、自分の知識やレベルを確認するために受ける場合もあります。合格、不合格を決定するための試験問題であれば、正解、不正解の判定だけでよいことになるのですが、今の実力を確認するためのものであるなら、通常の試験問題では、何が問われているのかもわからないということにもなります。

「治検」(治療用語検定)の場合には、健康診断を受けたことがある人なら聞いたことがある用語で、自分の健康を気づかう人なら気になって調べたり、関心があれば目や耳に飛び込んでくる用語です。

そのため、腕試しの意味で検定を受ける人もいます。それでも知識や関心のレベル差はあり、検定を受けることによって講習テキストを読んでいなくても、知識が高まっていくような試験問題が望まれています。

それに応えるように、検査や生活習慣病の基本的なことを学べるような出題内容としています。それを示した上で、問題を出しています。

通常の試験問題に比べたら作成も採点も大変なことで、講習テキストと整合させるための努力と工夫も必要になるですが、それが「治検」の正解だと私たちは考えています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

健康づくりの方法を浸透させるための方法としてポイント制が多くの地域で導入されています。健康づくりのための学習の機会への参加、健康の増進に役立つこと(食事や運動など)の導入、健康を害することの削減などによってポイントを与え、一定期間のポイント積算に対して金券などを提供するというのが一般的な方法です。

その金券などの使い道ですが、健康増進に役立つものにしか使えないところもあれば、一般的な商品購入にも使えるものもあります。高齢者が健康づくりに使うのではなくて、孫を喜ばせるためのものを購入することができる金券に意義を申し述べる人も少なくないのですが、このことが運動などをするモチベーションとなっている人にとっては否定するわけにはいきません。

健康づくりの手法で確実な成果が現れるのは1日の歩数を増やすことです。個人での効果は少ないかもしれないものの、例えば1日に1000歩を増やすことで、1万人が参加すると1年間で数千万円の医療費削減につながるという報告が複数あります。

ここでは詳細を示さないので、数千万円という曖昧な表現にしてありますが、歩くといってもスピード、歩き方によっても違いがあり、元から運動をしている人、歩いている人のプラス1000歩と、あまり運動をしていない人の1000歩では結果が違うのは当然のことです。

効率と金額に違いはあっても、地域の医療費が下がり、それによる自治体の負担も軽減されます。その軽減した分の半分を次の健康づくりのための基金として、若い世代の健康づくりに当てれば、地域の健康度を長期に渡って高めることができるようになります。

高齢者が自分たちの健康づくりの行動が、次世代の健康度を高め、それが高齢者や子ども世代を支援する活動につながるとしたら、これも立派なモチベーションとなります。こういった発想の健康づくり活動に取り組むことが重要と認識する人を増やすことが、地域の健康の基盤となっていくとの考えです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

有酸素運動には体脂肪をエネルギー化して減らす効果があり、無酸素運動には筋肉を強化する効果があります。ともに健康づくりには大切なことですが、この2種類の運動を交互に繰り返すことによってエネルギー代謝を高め、より効果的に体脂肪を減らす効果を得ることができます。

その方法としてよく知られているのはサーキットトレーニングです。これはマシントレーニングによる無酸素運動を30秒間、エクササイズによる有酸素運動を30秒間、繰り返すものですが、無酸素運動では血流が盛んになって筋肉に多くの酸素が送り込まれ、この酸素を使って有酸素運動の効果を高めていくという効果があります。

30秒間で切り替えるのは、無酸素運動によって筋肉の働きを低下させる疲労物質の乳酸が30秒を過ぎると増えていくからです。しかし、乳酸は有酸素運動によって分解してエネルギー化することができるので、30秒間にこだわることはありません。

サーキットトレーニングは施設や設備が必要になりますが、外を歩くだけで有酸素運動と無酸素運動を繰り返して、同様の効果を得る方法があります。それはインターバルウォーキングです。これは普通歩行と速歩(なんとか会話をしながら歩くことができる速度)を繰り返すもので、脂肪代謝を高めることができます。

インターバルウォーキングは外出しないとできないわけですが、室内でも簡単にインターバルトレーニングを行うことができます。

その一つがバランスボールを用いた方法です。バランスボールのバウンド運動は有酸素運動、ボールを手や脚で押しつぶす運動は、ゆっくりと強く押すことで無酸素運動となります。

ノルディック・ウォーキングに用いられるポールを使ったストレッチは安定して、大きく身体を動かす有酸素運動のストレッチが実施できます。このストレッチにバランスボールによるバウンド運動を交互に実施することで、無酸素運動と有酸素運動の組み合わせ効果が得られます。

マシントレーニングに比べると負荷が弱いように感じるかもしれませんが、一般的なサーキットトレーニングのマシンは負荷が低く、それも30秒間だけなので筋肉の負荷はそれほど高いものではありません。
〔健康ジャーナリスト/日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

タクティシャン(tactician)としての活動は、軍師として支える対象(大将)や商品(武器)、従業員(部隊)の力と覚悟によって大きく変わってくることなので、これまでの実績を掲げて、「これと同じことをすれば、同じ結果が得られる」と言うのは無責任なことです。

それは充分に承知していることではあるのですが、何をしてきて、何ができるのかを示さなければ、どんなことを依頼してよいのかもわからないことなので、メニューだけは示すようにしています。

そのやってきたことと、できることのメニューは単品か少ないほうが選びやすいのでしょうが、それでは全体像が見えにくく、マッチする部分に気づかずに素通りされることにもなるので、全部を書き出すことにしました。

これまで書き出してこなかったのは、日本メディカルダイエット支援機構のホームページの最新情報のコーナーに、コラムの形ではあるものの、ほぼ書いてきたこともあります。ただ毎日書き重ねてきたことで、今では5500本を超えたため、自分でも探すのに手かがかかるようになりました。

そこで、タクティシャン(軍師)として再スタートするにあたって、自分の経験と積み上げてきたものを書き出しました。

そのメニューも、かなりの文章量になっていますが、それは新たなことを始めても、過去のことは辞めたわけではなくて、時間や分量は縮小されても、ずっと続けてきていて、最盛期だったときの人脈も、そのまま継続しているからです。

そんなことができるのも、日本メディカルダイエット支援機構が特定非営利活動法人(NPO法人)として内閣府に認証された翌年から、健康に関わる情報を収集して、専門家に発信する「健康情報メール」を毎週続けてきたからです。これも10月13日で700回目を迎えました。

「健康情報メール」のための情報収集と分析で終わらず、発信先の東京人脈の医師、研究者、団体役員、メディア関係者などは、そのまま最新情報を交換しあう重要な情報源となっています。それがタクティシャンのメニューの裏付けにもなっています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

タクティシャン(tactician)は企業などの戦略参謀や軍師であり、目先の戦術を担う方々に戦略を伝える立場です。そのために“戦術家”とも呼ばれています。戦術というと戦略を達成する具体的な手段です。戦略は方向性や実現への行動であって、戦術によって具現化していくものとの感覚です。

戦術や戦略というと、これを表す用語としてはダイエット(Diet)があげられます。ダイエットというと、「やせること」といった意味で捉えられることがあるのですが、元々の意味は「方針、戦略、戦術」です。

ダイエットは国会を表す用語でもあって、英語では「the Diet」となります。国会議事堂前駅の英語表記は「National Diet Bldg」です。国のダイエットのためのビルではありません。国会前の信号の英語表記は「The National Diet」です。

国の方針、戦略、具体的な戦術を定めるのは国会であり、そこからの派生で健康になるための方針がダイエットとなり、その手法の食事会療法や運動療法がダイエットとなりました。医学的に正しい方法を実施するのがダイエットであり、少なくとも健康にマイナスになること、健康を害することをダイエットと表現するのは相応しくないことになります。

タクティシャンはタクティクス(tactics)を実施する人であって、タクティクスは戦略、戦術、戦法を意味しています。この伝からいくとタクティクスはダイエットと同意義で、タクティシャンは栄養士(ダイエティシャン=dietician)と同意義となります。健康になるための戦略や戦術を指導するのが栄養士で、あれを食べるな、これは控えろという役割ではありません。

とはいえ、ダイエットは、今でも「やせること」とか「やせるために食べないこと」「無理をしてもやせること」といった意味と捉える人が多くなっています。

国会で議員として務めを果たすのはダイエティシャンであり、タクティシャンと同じ意味を示しているといえます。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「自分に言い訳ができればよい」という安易な選択については、以前(Original Mind4)に書きましたが、言い訳とも思っていない人もいて、自分のマインドに従った行動だと信じている人も少なくありません。

自分の意思だと言って行動を起こし、周囲を巻き込んで始めたことを急に変えたり辞めたりしても、これがよくないことだと感じていない人には、これまで何度となく出会いました.

その理由を聞いて納得できる(というか納得してあげるしかない)と感じたこともあれば、「そんな理由なの!?」と反発することさえ嫌になることもありました。

納得するしかない、そして誰もが手出しができない“神の声”であるのならまだしも、中には奥さんに反対されたので覆すしかないという変な“神の声”も経験しました。奥さんに限らず、意思を持って決断したことを反対する人がいるのか、反対して覆されてしまうような“リスク”があることを承知して、即決即断をしないほうがよいと思うのですが、なぜかそのような方に限って、すぐに決断する癖(?)があることも経験してきました。

反発する人がいないので、今でもまかり通っているのは、反発して考えを変えさせるようにしなかった周囲が悪いとの考えは、自分のこととして反省もしているところですが、反発しても何も変わらないという“神の声”もあるのです。

そこまでのことではなくても、本人を傷つけてはいけないと遠回しの表現をして、「あなたのことを言っているのだ」と思いながら話をしているのに、それに気づかず、一緒になって批判する側になっている人もいます。

気づいていて、わざとそのような反応をしているのかと思ったら、本人が気づいていないということがわかって、もう付き合わないようにしようと決断したことは何度もありました。東京では、あまりに頻繁にあったことで、岡山に移住してから、こちらではないのかな(ないと信じたい)と思っていたのに、関わる人が増えてきたら、同じ決断をすることも増えてきました。

「他人を変えることはできない」ということを大前提にするなら、よい結果となるためには一緒に行動する「自分が変わらなければならない」、そうでなければ自分が経験してきた困ったことを他の人にも経験させることになるという思いから行動を起こすことを、今になって多くの方の声を聞きながら学んでいるところです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕