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発達障害のグレーゾーンは正式の診断名ではなくて、診断基準を満たしていないが、発達障害(自閉症スペクトラム障害、注意欠如・多動性障害など)と同様のことが起こっている場合に指摘されます。

発達障害の診断は、問診(子どもと保護者の面接)、行動観察を行い、必要に応じて心理検査、発達検査、知能検査、併発しやすい障害や病気の検査が行われます。

診断基準に達していないのが1〜2つだけなら、それほどの発達障害と同様の症状は見られないかもしれないものの、数多くの診断基準でギリギリの状態が確認されていても、診断基準を満たしていなければ、これはグレーゾーンとなります。

発達障害は生活に困難さがあり、これを改善することが重要であるのに、グレーゾーンの状態では改善のためのアプローチができないのが現状です。

発達障害は生まれつきの特性であって、生まれつきが認められない場合や、特定の条件で特性が現れるのもグレーゾーンとなります。

医学的には発達障害の診断が下されずにグレーゾーンとされるものの、実際には発達障害と同じことが起こっているので、これに対応する必要があります。しかし、発達障害に診断されないと改善のための公的な支援が受けられません。

そのような場合にできる支援として初めに考えられるのは、食事面での改善のための支援と考えます。栄養学は、さまざまな対象に対応していて、医療分野の臨床栄養は子どもの発達に関わる研究に基づいて、入院患者に対しては治療行為として実施されているところもあります。

しかし、すべての医療機関ではないことから、家庭での栄養面でのアプローチである“発達栄養”です。

細胞の新陳代謝に大きな影響を与えているものとして成長ホルモンがあげられます。成長ホルモンは、その名のとおり身体を成長させるために必要なホルモンですが、影響を与えているのは筋肉や骨、内臓などの成長だけではありません。皮膚を含めた全身の細胞の新陳代謝にも影響を与えます。

成長ホルモンの分泌は年齢によって大きく変化していきます。思春期は成長ホルモンが多いことが知られていますが、思春期でも時期によって大きな変化があります。思春期前期の分泌量を100%とすると思春期後期には200%にもなります。

これが皮脂を増やすなど、成長期の肌荒れを起こす原因の一つにもなっています。この時期を過ぎると成長ホルモンの分泌は低下していって、30〜40代では50%、50〜60代では30%にも減ってしまいます。

成長ホルモンは細胞分裂を盛んにして、タンパク質の合成を促進する働きがあるため、皮膚の健康にも大きく関わっています。皮膚のターンオーバーにも成長ホルモンの分泌量は影響を与えていることがわかります。

成長ホルモンは、成長期には昼夜を問わず分泌されているのですが、これを過ぎると多く分泌される時間が限られてきます。それは運動をしているときと眠っているときです。運動をしたあとに眠るのは成長ホルモンを多く分泌させるのに効果的だと言われますが、普通の生活をしていると、これを活用するわけにはいきません。

その次に成長ホルモンが多く分泌されるのは深夜の睡眠中で、熟睡しているときに多く分泌されるようになります。

以前は“シンデレラ睡眠”や“お肌のゴールデンタイム”という言葉が盛んに使われていました。シンデレラ睡眠は0時の前に寝ることを指しています。お肌のゴールデンタイムは22時から深夜2時までの睡眠を指していますが、研究が進むにつれて、入眠する時間よりも熟睡のほうが重要だということがわかってきました。

睡眠のリズム(浅い・深い)は90分周期で起こっているとされます。これは平均であって、全員が当てはまるわけではないのですが、約45分をかけて深い眠りに入り、次の45分で睡眠が浅くなるということを繰り返しています。
最も熟睡しているのは1回目の周期で、このときに深い眠りが得られていると、それに続く睡眠周期も深くなっていきます。それによって成長ホルモンも多く分泌されるようになります。

睡眠には自律神経の調整が重要で、夕方以降は副交感神経の働きが盛んになり、入眠のタイミングで副交感神経の働きが盛んになっていることで深い眠りに入ることができるようになります。

熟睡のためには副交感神経が働いてリラックスした状態になっていることが大切であるのに、起きている間は照明が明るく、興奮させる交感神経の働きが盛んになるブルーライトのLED、パソコン、スマホを使いっぱなしということが多くなっています。これでは熟睡しにくいので、肌の健康を考えるのであったら、熟睡できる環境づくりから考えるようにしたいものです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

ストレスが原因の肌荒れは皮膚の新陳代謝のリズムのターンオーバーを乱します。皮膚は表皮、真皮、皮下組織によって構成されていて、ターンオーバーが目に見えてわかるのは表皮の変化です。

表皮は4層に分かれていて、外側から角層(角質層)、顆粒層、有棘層、基底層となっています。ターンオーバーの始まりは基底層で作られる基底細胞で、基底細胞が細胞分裂を起こして角質細胞となります。この角質細胞が徐々に押し上げられていって、皮膚の表面に現れ、最終的には角層が剥がれ落ちます。そして、新しい角質に入れ替わっていきます。

表皮の一番下側の基底層のうち真皮と接しているのは基底膜といって、ここで皮膚の細胞に必要な栄養素と細胞の中で発生した老廃物との交換が行われています。この交換がスムーズに行われているとターンオーバーもスムーズに行われるようになります。

この健康的なターンオーバーの周期を乱して、肌の再生を送らせてしまう大きな原因となっているのがストレスなのです。

ターンオーバーの一般的な周期は、20代では約28日とされていますが、これはストレスがかかっていない状態でのことで、ストレスが強くなると代謝が低下していくために日数がかかるようになります。

年齢を重ねるとターンオーバーの周期が長くなっていきます。30代では35〜40日、40代では40〜45日にもなります。ということは、ストレスはターンオーバーを長くして、肌が老化した状態にさせてしまうというわけです。

ターンオーバーの周期が長くなると、皮膚の乾燥も起こりやすくなります。乾燥は皮膚の老化を、さらに進めることにもなるだけに、乾燥を防ぐ保湿成分によって水分を補給することが大切になります。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

太っていても、今が健康であれば特に問題はない、とされた時代もありました。

ところが、日本内科学会、日本肥満学会、日本動脈硬化学会、日本糖尿病学会、日本高血圧学会、日本循環器学会、日本腎臓学会、日本血栓止血学会が共同して呼びかけたメタボリックシンドロームによって、世の中の見方が大きく変化しました。

それは2008年のことで、これを受けて厚生労働省による特定健診・特定保健指導が始まりました。これは40歳以上74歳未満のすべての被保険者・被扶養者を対象に、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)予防を目的としたもので、結果に基づいて必要に応じて保健指導が行われます。

従来の健康診断は生活習慣病の早期発見・早期治療を重視してきましたが、内臓脂肪の蓄積によってインスリンの働きが低下するインスリン抵抗性が起こり、糖代謝異常、脂質代謝異常、高血圧などの動脈硬化の危険因子が高まるようになります。

内臓脂肪が蓄積されると、脂肪細胞から生理活性物質のアディポサイトカインは異常に分泌されます。アディポ(adipo)は脂肪、サイトカイン(cytokine)は生理活性物質を意味します。アディポサイトカインによって血圧の上昇やインスリン抵抗性を引き起こすため、動脈硬化のリスクが高まっていくのです。

メタボリックシンドローム(metabolic syndrome)は日本では内臓脂肪症候群と訳されているのですが、メタボリックは代謝を意味するメタボリズム(metabolism)が由来で、代謝低下症候群を正式な訳として使われることもあります。

メタボリックシンドロームの診断基準ですが、腹囲(へその高さでのウエスト周囲径)が男性では85cm以上、女性では90cm以上であることが第一条件です。これに加えて、血糖値、血圧、中性脂肪値、HDLコレステロール値のうち2項目以上が該当する場合に診断されます。

また、喫煙している場合には、鉱脈硬化のリスクが大きく跳ね上がることから、喫煙の1項目が該当することでも診断されます。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

タクティシャン(tactician)は企業などの軍師であり、軍師の支援がないと大きな間違いを犯し、戦いで言えば全滅しかねないことにもなります。タクティシャンについては前回、コンサルタントとの違いを示して説明しましたが、理解を進めるための例とされるのは諸葛孔明です。

諸葛孔明は、中国の三国時代の政治家・軍師で、その活躍ぶりは『三国志』に描かれています。後に蜀漢の初代皇帝となる劉備玄徳が、晴耕雨読の日々を送っていた諸葛孔明の元に三回足を運んで迎えることができたという“三顧の礼”があまりに有名な逸話です。

それほど得ることが難しいのが軍師であり、軍師の存在が戦いの結果を左右することとなります。諸葛孔明は戦場には輿(こし:神輿のように担ぎ上げる乗り物)に乗って移動して、戦いも弓矢も届かない山の上から指示をするということでしたが、そのような冷静な立場での判断があればこそ、全体像を把握して戦い続けることができます。

“軍師”と作戦参謀は似たような意味合いで捉えられるようなことがありますが、参謀は作戦や用兵の計画・指導に当たる役割で、作戦参謀は作戦そのものの立案と遂行に関わる役割を指しています。

参謀も作戦参謀も立案や実践に関わるといっても、その実施にはトップの大将の考えや意向に左右されることは仕方がありません。それに対して軍師は、忖度(そんたく)なしにというか斟酌(しんしゃく)なしに言うべきことは言い、実施していきます。

ちなみに忖度は「他人の心中を推しはかること」で、斟酌は「相手の事情や心情を汲み取ること」です。一般的な認識も忖度は、実は斟酌のことです。

言いにくいこと、相手の耳に痛いことであっても、言うべきときには言う、やるべきときにはやるように押し進めるというのが軍師の役割です。

今の時代に必要なのは軍師であり、それを認めて、近くに置く経営者であるということを伝えるようにしています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

健康食品やサプリメントは、どれくらい摂り続ければ効果を実感できるのかというのは使用者や使用を考えている人が気にすることです。その答えとしてよく言われるのは3か月の期間、少なくとも2か月の継続的な使用です。

その根拠の一つとされているのは赤血球の寿命です。赤血球は骨髄で作られて、役目を終えると脾臓で分解されます。それまでの平均の期間は125日とされています。125日は約4か月です。

赤血球には酸素を運び、二酸化炭素を運び去る働きがあり、その重要な働きをしているのはヘモグロビンです。ヘモグロビンによって全身の細胞に必要な酸素が送られ、細胞で発生した二酸化炭素が的確に運ばれて、体外に排出されていれば全身の細胞の働きが正常に保たれることが期待されます。

サプリメントは主に食事で不足する栄養素を補うものであり、その主な成分のビタミンやミネラルは全身の細胞を働かせるために欠かせないものです。健康食品の成分は、不足するものを補うというよりも健康のプラス効果を求めて使われることが多くなっていますが、健康度を高めるためにも全身の細胞が正常に働いていることが重要になります。

4か月間で赤血球が入れ替わるので、それだけの期間があれば細胞レベルから健康になることができるということです。2か月間では半分の赤血球が入れ替わるので、少なくとも2か月は続けないと変化が起こりにくいという説明がされています。

全身の細胞は常に新陳代謝を繰り返していて、そのためには酸素が必要です。細胞を働かせているのはエネルギーで、エネルギーはエネルギー源(糖質、脂質、たんぱく質)を材料にして、細胞内のミトコンドリアで作り出されています。このミトコンドリアでのエネルギー産生には酸素が必要であるので、そのための充分な酸素を細胞に届ける赤血球の働きが正常であることが求められるということです。

日本人の皮膚は、欧米の白人に比べると角質層が薄く、その分だけ真皮と皮下組織が厚いことが知られています。この調査を行ったのは厚生労働省の産業医学総合研究所で、日本人の角質層は白人に比べると3分の2ほどであることが報告されています。

角質層の厚さは0.01〜0.03mmとされていますが、日本人の場合は平均すると0.01mmとなっています。食品用ラップの厚さは0.01mmであるので、これとほぼ同じ厚さとなっています。

平均的には表皮は0.1〜0.3mm、真皮は1〜3mmで、日本人は角質層が薄めであることから肌の色は白くなっています。その分だけ紫外線のダメージを受けやすく、ピーリングや洗顔のしすぎによって皮膚を傷めることにもなりかねません。

アジア人種は白人種や黒人種に比べると角質層からの水分蒸散量が多くなっていますが、特に日本人は角質層が薄いために、水分蒸散量が多く、水分保持量が低下しやすくなっています。

その代わり、角質層が薄いことから、化粧品成分の浸透性がよくなっています。それは皮膚の状態に合った保湿成分などの化粧品成分は効果が出やすい反面、刺激の強い化粧品成分の使用によって皮膚にダメージを与えやすいということになります。

紫外線を浴びると角質層が厚くなるのは世界的な傾向ですが、白人種の角質層の厚さは0.03〜0.04mmにも厚くなります。ところが、日本人の場合には角質層は厚くならず、メラニンが増えていきます。日本人は角質層が薄い分だけ、しみやくすみが出やすくなっています。

日本人の皮膚の特徴に合わせたケアが必要になるということで、使用する化粧品も特徴に合わせて選択する必要があるわけです。

皮膚の特徴を男女で比較すると、日本人の場合には男女で大きな差はありません。一般的には男性のほうは皮膚が厚いイメージがあるかもしれませんが、あまり差はないということです。

皮膚の状態に差はなくても、男性は女性に比べると水分蒸散量が2倍ほども多く、その分だけ保水量が半分ほどと低いことが知られています。これは性別による差というよりも、男性は保湿などのスキンケアの機会が少なく、皮膚のバリア機能が低くなっていることが関係しています。

鼻の毛穴の汚れや角栓を取り除く鼻パックは便利なものではありますが、薄い角質層が剥がれやすくなります。また、角質層が剥がれると回復に時間がかかることになって、これがダメージにもつながりかねません。

角質層が薄い体質の日本人の場合には、通常の洗顔やクレンジングによって取り除くことを中心にすべきです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

肌が健康な状態を保つことができるのは、バリア機能が正常に働いているからです。バリア機能というのは、皮膚の表面を覆っている角質層に備わっている肌を保護する機能を指しています。このバリア機能のおかげで、水分と皮脂が保持されて、肌の乾燥を防ぐことができます。

肌のうるおいが保たれなくなるのは、バリア機能の低下によって水分と皮脂が不足してくるからです。この結果として、かさつきやざらつきが起こり、炎症が進んでかゆみや湿疹が起こり、シワやたるみにもつながっていきます。

皮膚は外部からの刺激を防ぐ役割と当時に、排泄器官としての役割もあります。ターンオーバーによる角質層の剥がれ落ちや余分な皮脂を洗い流すことは必要ですが、洗顔によって洗い流すと必要な成分まで落ちてしまいます。

そして、洗顔によってバリア機能も低下させることになることから、洗顔後のケアが大切になります。

バリア機能として実際に働いているものは2種類があります。1つ目は皮脂膜です。皮脂線から分泌される皮脂が一定に保たれていて、角質層の表面を皮脂膜が均等に覆っていると、水分が余計に蒸発するのを防いでくれます。

皮脂膜には雑菌や常在菌の侵入を防ぐ役割もあります。常在菌は20種類ほどが皮膚の表面にあって、皮膚に影響を与えることなく雑菌と戦っています。そのおかげで、雑菌が弱まったり、減ったりすることで肌の健康度が保たれています。

常在菌は年齢が進むと減っていく傾向があり、ストレスが強まると減少していきます。さらに洗顔や拭き取りによって常在菌を減らしすぎると、皮膚の抵抗力が弱まってしまいます。
皮脂膜を適度な状態に保つために、過度な洗顔は避けるようにすることが一番です。そして、バリア機能の低下を感じている場合には、常在菌の中でも美肌菌とも呼ばれる表皮ブドウ球菌を増やしてあげるように、糖や乳酸菌が含まれた美容成分を使うこともすすめられます。

皮脂は通常よりも多く分泌されるとバリア機能が乱れることにもなります。皮脂腺はホルモンバランスの変化やストレスによって多く分泌されるようになります。食事で摂っている脂肪が増えると皮脂も増えやすくなることから、食事の内容にも注意が必要です。

睡眠不足によっても皮脂の分泌が過剰になっていきます。ストレスが強まった状態で睡眠不足になると角質層が薄くなって刺激を受けやすくなり、さらに水分が蒸発しやすくなるという研究報告もあります。皮脂が増えた結果として、毛穴が広がることも起こります。

このような原因を少しでも減らすとともに、保湿ケアによってバリア機能の低下を抑え、機能を補うことも大切になります。

ストレスによって肌荒れが起こっていると、バリア機能は大きく低下します。そのために紫外線やほこりなどの外部の刺激を受けやすくなります。

スキンケアのための化粧品は、刺激の弱い安心できる成分が配合されたものを選ぶべきですが、乳液やクリームは感触やベタつきから避ける人もいます。しかし、保湿を考えると必要なものは使って、皮脂と水分を保つようにすることは必要です。

もう1つのバリア機能はセラミドの働きです。セラミドは皮膚細胞と水分をつないでいる重要な成分で、角質層の機能を保っています。

ストレスによって肌荒れが起こっているときには、皮膚のターンオーバーが乱れやすく、ターンオーバーが早くなることでもバリア機能が低下します。ターンオーバーを整えるためには、保湿成分のセラミドが配合された化粧品がすすめられます。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

タクティシャン(tactician)は企業などの軍師であり、目先の戦術を担う立場です。そのために“戦術家” “戦略家”とも呼ばれています。しかし、戦術というと戦略を達成する具体的な手段です。戦略は方向性や実現への行動であって、戦術によって具現化していくものとの感覚です。

戦術や戦略というと、これを表す用語としてはダイエット(Diet)があげられます。ダイエットというと、「やせること」といった意味で捉えられることがあるのですが、元々の意味は「方針、戦略、戦術」です。

ダイエットは国会を表す用語でもあって、英語では「the Diet」となります。国会議事堂前駅の英語表記は「National Diet Bldg」です。国のダイエットのためのビルではありません。国会前の信号の英語表記は「The National Diet」です。

国の方針、戦略、具体的な戦術を定めるのは国会です。そこからの派生で健康になるための方針がダイエットとなり、その手法の食事療法や運動療法がダイエットとなりました。医学的に正しい方法を実施するのがダイエットであり、少なくとも健康にマイナスになること、健康を害することはダイエットというのは相応しくないことになります。

タクティシャンはタクティクス(tactics)を実施する人であって、タクティクスは戦術、戦法を意味しています。この伝からいくとタクティクスはダイエットと同意義で、タクティシャンは栄養士と同意義となります。

とはいえ、ダイエットは、今でも「やせること」とか「やせるために食べないこと」「無理をしてもやせること」といった意味と捉える人が多くなっています。

国会で議員として務めを果たすのはダイエティシャン(dietician)であり、タクティシャン(tactician)と同じ意味を示しているといえます。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

他のスポーツでは見ることがない大きなボールを使って競技するキンボールスポーツは、直径122cm、重さは1kgというアドバルーンのような巨大なボールが使われます。これを床に落とさないようにチームで協力し合う健康スポーツです。

キンは英語のキネスシス(kinesthesis)からとったもので、運動感覚・感性を示しています。スポーツというと運動神経を磨いたり、競うことが主になっていますが、キンボールスポーツは感性の創出(励まし、助け合い、運動の共有や協調性を高めること)を大切にするスポーツとなっています。

創案したのはカナダの体育教師のマリオ・ドゥマース氏で、1986年に人間関係が希薄になりがちな現代社会で共に生きる力をつけることをテーマに開発されました。年齢に関係なく幅広く楽しめるスポーツであることから、世界に広がっています。国内では日本キンボールスポーツ連盟によって運営・普及されています。

試合形式のゲームはコンペティションゲームと呼ばれ、1チームが4人で、3チームが同時にプレイして、ヒットやレシーブを繰り返してミスをしたら、それ以外の2チームに得点が与えられるという独特の得点方式となっています。

キンボールは軽く、空中で長く飛ばすことができることから、ヒットによって飛ぶコースを変化させるという高度なテクニックを使用することができます。そのテクニックもチームで協力して繰り出すことができます。

コートサイズは最大で20m×20mとなっていますが、体育館などの条件や参加者の身体条件、年齢などを考慮してコートを狭くすることができて、正方形にする必要もないという柔軟性があります。

キンボールスポーツは得点制と時間制があり、主催者が試合形式を定めることができます。

こういった柔軟性が多くの人に楽しまれる生涯スポーツとなっています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕