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腸内環境は腸内細菌の善玉菌が多くなることによって整えられていきます。その善玉菌と同じ役割をする微生物が含まれるものを食べることはプロバイオティクス(probiotics)と呼ばれています。

代表的なものは乳酸菌、ビフィズス菌ですが、乳酸菌もビフィズス菌も多くの種類があります。発酵食品に含まれる麹菌、納豆菌などもプロバイオティクスです。

プロバイオティクスを摂れば、そのまま腸内に定着してくれそうな感じがあるかもしれませんが、腸内(特に大腸内)で棲息できるのは1〜2日間です。そこで元から腸内に棲息していた腸内細菌の善玉菌を増やすことが考えられ、そのために摂取すべきものとしてあげられているのはプレバイオティクス(prebiotics)です。

善玉菌が活動するためには栄養源(エサ)が必要です。その栄養源は糖質、乳製品(乳糖)、食物繊維です。食物繊維は消化も吸収もされずに大腸まで運ばれますが、大腸では善玉菌と悪玉菌によって分解されます。食物繊維は糖質が多く結びついたもので、その分解された糖質は栄養源として使われます。

プレバイオティクスとして摂取すべきものの代表的なものはオリゴ糖です。オリゴ糖も消化されずに大腸に運ばれて、善玉菌の栄養源として使われますが、特に好んで栄養源とするのはビフィズス菌です。

プロバイオティクスとプレバイオティクスの、どちらを優先させるかという議論もあるのですが、最もよいのは両方を摂取することです。その両方を摂取するのはシンバイオティクス(synbiotics)と呼ばれていて、その製品にはビフィズス菌とオリゴ糖といったように、相性のよいものが組み合わされています。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)

分岐点に立たされて、どちらの選択をすべきかを迷ったときには、少しでも早く結論を出したいと考えるのは当然のことです。そして、結論に従って、即座に行動を起こそうとするのも、また当然のことです。

しかし、その結論と行動が、自分のマインド(精神性)と合致しているのか、それとも自分を捻じ曲げることになるのか、それによって起こすべきことが違ってきます。身に危険が迫ってきているときは別として、まだ結論を出すまで余裕があるというときには、自分のマインドと合致できるようになるまで待つことが大切になってくると考えています。

その勇気と覚悟が自分の中で湧き上がってくるまで待つことが必要で、少なくとも「自分に言い訳ができればよい」という安易な選択はすべきではありません。

このことについては前回(Original Mind3)、「我が胸に問う」というテーマで書きましたが、自分の胸(マインド)に問うてみて、しっかりとした返答が得られるようになるまでは、安易に結論を出さないということが第一になります。

といって、ただ単に待つだけの“果報は寝て待て”では仕方がありません。“果報は寝て待て”の本来の意味は「焦らずに時期を待て」ということですが、その時期まで何もしないでよいということではありません。

自分の胸に問うことで、しっかりとした判断ができるようになるために自らを磨く、その磨くために必要なインプット(勉強)をしておくということで、以前よりも時間をかけ、質を高める努力の期間とすることが重要となります。

つまり、「判断できるまで待つ覚悟」というのは、以前にも増して頑張る覚悟ということで、そのための時間を作り、気力、体力を高めておくために、これまで妥協で行ってきたことを止める、撤退する、切り捨てるという覚悟も必要になってきます。

単なる“断捨離”とは違う相当の覚悟が必要になるのです。

インプットのための情報は今のネット時代には、手軽に入ってくるようにはなっているものの、その情報が正しいものなのか、新しいものなのか、社会の流れに合っているものなのか、誰かの意図によって流されているものではないのか、そして我が胸に問うても間違いがないものなのか、そこを見抜くために、さらに勉強が必要になってきます。

気が熟するまで待つということは、待つだけ待って行動を起こすタイミングで行動に踏み出すということであり、絶好のタイミングを見極めると同時に、行動として踏み出すときに必要なこと(考え、気力、体力、見極める目、周囲の協力など)を整えておく大事な時間となります。

周囲からは休んでいる(怠けている)ように見えたとしても、心身とも充実させる内なる活動に励んでいる時間です。後から振り返ってみたときに、こんなに充実した時期はなかったと感じられるようにすることに時間をかけるのは、本当に勇気と覚悟がいることなのです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

広く健康に関わる記念日について紹介します。

10月1日 全日本酒造組合中央会が新米の酒造りが10月から始まり、酒造年度が10月1日から始まることから「日本酒の日」と制定。全日本コーヒー協会がコーヒー年度が10月1日から始まることから「コーヒーの日」と制定。伊藤園が豊臣秀吉の北野の大茶会の開催日にちなんで「日本茶の日」と制定。アサヒ飲料が10月1日を1001に見立てて、せんいちと読む語呂合わせで「食物せんいの日」と制定。昭和産業が世界で初めてアメリカで天ぷら粉を販売した1960年10月にちなみ、月の最初の日ということで「天ぷら粉の日」と制定。フジパンが、たまご蒸しパンを十五夜・十三夜のお月見シーズンに食べてほしいということで、その日に近い10月1日を「たまご蒸しパンの日」と制定。敷島製パンが超熟が販売された1998年10月1日にちなんで「超熟の日」と制定。エスティローダーグループが乳がん早期発見月間の初日の10月1日を「ピンクリボンの日」、「乳がん検診の日」と制定。資生堂プロフェッショナルが頭(10)皮(1)の語呂合わせで「頭皮ケアの日」と制定。味のちぬや(香川県三豊市)がトン(10)カツ(勝つ=1番)の語呂合わせで「トンカツの日」と制定。小倉屋山本(大阪府大阪市)が塩ふき昆布の元祖のえびすめが販売された1945年10月1日にちなんで「塩ふき昆布(えびすめ)の日」と制定。日本食研ホールディングスが創業記念日(1971年10月1日)にちなんで「食文化の日」と制定。毎月1日は「あずきの日」(井村屋グループ)、「釜飯の日」(前田家)、「Myハミガキの日」(ライオン)。

10月2日 日本豆腐協会が、豆(10)腐(2)の語呂合わせで「豆腐の日」と制定。日本なわとびプロジェクトが跳(10)び(2)の語呂合わせで「跳びの日」と制定。カルビーが1をスプーン、0を皿、グラノーラの原料のオーツ麦(02)の語呂合わせから「グラノーラの日」と制定。日本杜仲研究会が杜(10)仲(2)の語呂合わせで「杜仲の日」と制定。久留米ラーメン会が、とん(10)こつ(2)の語呂合わせで「とんこつラーメンの日」と制定。

10月3日 介護医療食品のフードケア(神奈川県相模原市)が誤嚥防止の普及のために、と(10)ろみ(3)の語呂合わせで「とろみ調整食品の日」と制定。榮太棲總本舗が榮太棲飴の生みの親の細田栄太郎の誕生日にちなんで「榮太棲飴の日」と制定。クオリティライフ(和歌山県白浜町)がトルコ産のエクストラバージンオリーブオイルを飲む習慣による健康の提案からトルコ(10)サンシャイン(3)の語呂合わせで「飲むオリーブオイルの日」と制定。ドイツパン研究会が1990年に東西ドイツがされた日にちなんで「ドイツパンの日」と制定。日本洗浄技能開発協会が1000(せん)は10の3乗(じょう)であることから「洗浄の日」と制定。毎月3日は「くるみパンの日」(カリフォルニアくるみ協会)、「みたらしだんごの日」(山崎製パン)。

10月4日 徒歩を楽しむ会(宮崎県宮崎市)が徒(10)歩(4)の語呂合わせで「徒歩の日」と制定。月桂冠が糖質ゼロの日本酒の普及のために糖(10)質(4)の語呂合わせで「糖質ゼロの日」と制定。ヤマガタ食品(静岡県沼津市)が1893年10月4日の日刊時事新報にロールキャベツの原型のキャベーヂ巻きが紹介されたことにちなんで「ロールキャベツの日」と制定。カバヤ食品(岡山県岡山市)が清涼菓子ジューCの普及でジュー(10)C(4)の語呂合わせで「ジューCの日」と制定。毎月4日は「みたらしだんごの日」(山崎製パン)。

10月5日 ヨコオデイリーフーズ(群馬県甘楽町)が田楽みそおでんにみそだれをつけて販売した1994年10月5日にちなんで「みそおでんの日」と制定。ケベック・メープルシロップ生産者協会がカナダ産のメープルシロップの普及のためにメープルの葉が赤く色づく10月と葉が人の手で数字の5を示す形に似ていることから「カナダ・メープルの日」と制定。毎月5日は「みたらしだんごの日」(山崎製パン)。

10月6日 日本チェーンドラッグストア協会が登(10)録(6)の語呂合わせで「登録販売者の日」と制定。入浴施設メディカル(医療)スパ(温泉)トロン(放射性元素)を運営するヘルシーピープル(東京都北区)がト(10)ロ(6)ンの語呂合わせで「メディカルスパトロンの日」と制定。オリバーソース(兵庫県神戸市)が、ど(10)ろ(6)の語呂合わせで「どろソースの日」と制定。でん六(山形県山形市)が、でん=テン(10)六(6)の語呂合わせで「でん六の日」と制定。毎月6日は「メロンの日」(全国メロンサミットinほこた開催実行委員会)、「手巻きロールケーキの日」(モンテール)、「手巻きロールの日」(モンテール)。

10月7日 大人のダイエット研究所(東京都渋谷区)が、おと(10)な(7)の語呂合わせで「大人のダイエットの日」と制定。ネスレ日本が大人の前向きの一歩を讃える日として、おと(10)な(7)の語呂合わせで「キットカットのオトナの日」と制定。ビオフェルミン製薬が重要な(10)おなか(07)の語呂合わせで「おなかを大切にする日」と制定。毎月7日は「生パスタの日」(全国製麺協同組合連合会)、「Doleバナ活動の日」(ドール)。

10月8日 糖尿病治療研究会が血糖値の適正管理を目的として糖(10)をは(8)かるの語呂合わせから「糖をはかる日」と制定。日本歯科技工士会が、入れ(10)歯(8)の語呂合わせから「入れ歯感謝デー(歯科技工の日)」と制定。髪型をチェックすることで気分を高めることと、理容師の技術と接客力を高めることを目的として頭(10)髪(8)の語呂合わせで「頭髪の日」と制定。東京都麺類生活衛生同業組合が十はそ、八はばと読めることから「そばの日」と制定。ニチレイフーズが米を分解すると十と八になり、10月は新米の時期、醤油の香ばしさがじゅ(10)わっとパチパチ(8)とした歯触りの焼きおにぎりの語呂合わせで「焼きおにぎりの日」と制定。林原(岡山県岡山市)がト(10)レ(0)ハ(8)の語呂合わせで「トレハロースの日」と制定。紅葉屋本舗(和歌山県串本町)が食欲の秋の10月と縁起のよい言葉の八福、いと(10)おいしいよう(8)かんの語呂合わせで「ようかんの日」と制定。宮城県亘理町が10月は阿武隈川の鮭漁の解禁時期で、は(8)らこの語呂合わせで「はらこめしの日」と制定。グレープストーン(東京都中央区)が木の文字が十と八の組み合わせでできていることから「シュガーバターの木の日」と制定。東ハトが東(10)ハ(8)トの語呂合わせで「東ハトの日」と制定。サントリースピリッツが角瓶が発売された1937年10月8日にちなんで「角ハイボールの日」と制定。名玄(岡山県岡山市)がセルフうどん発祥の店の創業日(1976年10月8日)にちなんで「名玄のセルフうどんの日」と制定。毎月8日は「生パスタの日」(全国製麺協同組合連合会)、「スッキリ美腸の日」(日本美腸協会)、「歯ブラシ交換デー」(ライオン)、「ホールケーキの日」(一柳)。

10月9日 睡眠栄養指導士協会が、じゅ(10)く(9)の語呂合わせで「熟睡の日」と制定。糖尿病とこころ研究会が糖(10)尿病とここ(9)ろの語呂合わせで「糖尿病とこころの日」と制定。シブヤ散歩会議がテクテクのテ(10)ク(9)の語呂合わせで「散歩の日」と制定。トクホの日推進委員会が特定保健用食品はト(10)ク(9)ホの語呂合わせで「トクホの日」と制定。益野製菓(宮城県石巻市)が、と(10)ろけるクッ(9)キーの語呂合わせで「とろけるクッキーの日」と制定。全日本マカロン協会がマカロンを立てると1に、置いて上から見ると0に見えることから10月、吉兆のシンボルの勾玉の形から9日で「マカロンの日」と制定。仙台牛銘柄推進協議会と全国農業組合連合会宮城県本部が1009がセンキューとなり、仙台牛がセンギューとなる語呂合わせで「仙台牛の日」と制定。牛心(大阪府大阪市)が、じゅ(10)く(9)せいの語呂合わせで「熟成肉の日」と制定。フルタフーズ(富山県富山市)がドッ(10)ク(9)の語呂合わせで「アメリカンドックの日」と制定。道南食品(北海道函館市)が明治サイコロキャラメルが発売された1927年10月9日にちなんで「サイコロキャラメルの日」と制定。毎月9日は「クレープの日」(モンテール)。

10月10日 全国トマト工業会がト(10)マト(10)の語呂合わせで「トマトの日」と制定。JA全農おかやまが10月はトマトのおいしさが増す時期で、ト(10)マト(10)の語呂合わせで「岡山県産桃太郎トマトの日」と制定。日本転倒予防学会が転(10)倒(10)の語呂合わせで「転倒予防の日」と制定。スポーツで汗をかいたあとの入浴が健康増進につながるということでセントウ(1010)の語呂合わせで「銭湯の日」と制定。鼓月(京都府京都市)が創業が1945年10月で、せんじゅが1010になることから「千寿せんべいの日」と制定。紀文食品が、いい(1)お(0)でん(10)の語呂合わせで「紀文・いいおでんの日」と制定。デリア食品(東京都調布市)が北海道産じゃがいもの収穫時期の10月、ポテト=PoTaToのTaToが1010をイメージさせることから「ポテトサラダの日」と制定。日本冷凍めん協会が10月の0(冷)と10日の凍の語呂合わせで「冷凍めんの日」と制定。全国餅工業協同組合が角もちと丸もちがならぶと1010に見えることから「おもちの日」と制定。全日本寝具寝装品協会が10が2つで、ふ(2)とん(10)の語呂合わせで「ふとんの日」と制定。オタフクソースが、鉄板のジュー(10)ジュー(10)から「お好み焼きの日」と制定。千鳥饅頭総本舗(福岡県福岡市)がチロリアンが縦から見ると1に、横から見ると0に見えることから10が並ぶ日を「チロリアンの日」と制定。井村屋グループが小豆などの農産物の収穫時期の10月、やわもちアイスの容器を横にしたアイスとあんを1に、丸いおもちを0に見立てて「やわもちアイスの日」と制定。阿部善商店(宮城県塩釜市)が、ちくわぶの棒状の形と穴があいていることを10に見立てて「ちくわぶの日」と制定。大関(兵庫県西宮市)がワンカップが誕生した1964年10月10日(東京オリンピック開会式の日)を「ワンカップの日」と制定。亀田製菓が1が柿の種、0がピーナッツに見えることから「亀田の柿の種の日」と制定。毎月10日は「糖化の日」(AGE測定推進協会)、「パンケーキの日」(日本ハム)、「コッペパンの日」(全日本丸十パン商工業協同組合)、「アメリカンフライドポテトの日」(米国ポテト協会)。

厚生労働省の厚生労働白書(厚生労働行政年次報告)の令和5年版では「つながり・支え合いのある地域共生社会」を掲げて、さまざまな調査データが発表されています。

つながり・支え合いが重視される背景には、新型コロナウイルス感染症による交流の低下があります。コロナ禍におけるコミュニケーションの変化としては「人と直接会ってコミュニケーションをとること」は69.2%が減ったと回答しています(内閣官房「人々のつながりに関する基礎調査」)。

交流といっても深い付き合いもあれば、挨拶や世間話程度ということもあり、その内容について、年齢層別に調査が行われています(内閣府「社会意識に関する世論調査」)。

40歳代以降では「地域の行事等に参加したり困ったときに助け合う」は30%を超え、「地域の行事や会合に参加する程度の付き合い」は40歳代の20%弱から70歳以上の36%以上まで、年齢が高まるほど増えています。

災害時や生活に困難が生じたときの助け合いの気持ちは年齢層には関係なく多くを占めているものの、地域の行事や会合に参加するというコミュニケーションは、いざというときの行動を起こす基盤となります。

それだけに、地域の活動を知り、参加してみて、顔を覚え(覚えられ)、地域活動のファン(積極的な参加者)になるという行動は地域のコミュニケーションを高め、地域の力を高めるためにも重要なこととなります。

これは地域の健康づくり、健康寿命の延伸にもつながることで、その核となる健康イベントが重要となります。イベントといっても行政主体の“健康祭り”のようなものではなくて、行政のサポートはあったとしても地域住民が主導するものを指しています。

災害時の対応で言われた「公助、共助、自助」にたとえるなら、共助の活動であり、これを広報や施設提供などの共助、それに個々の人が積極的に参加する自助も含まれます。

その一つの提案として、地域で複数の健康スポーツに参加して、その中から自分や家族、職場での参加に適したものを選ぶことを紹介しています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

2本のポールを使ったウォーキングは、北欧発祥のノルディックウォーキングでも複数の流派が存在しています。ノルディックウォーキングはフィンランドで始まったクロスカントリースキーの夏場のトレーニングとして始まったものだけに、グイグイと勢いよく前進していく歩き方と、それに適した形状のポールが開発されました。

同じ形状のポールであっても、団体によって使い方が微妙に異なっています。日本には複数のノルディックウォーキングの団体があるのですが、そのルーツはヨーロッパ各国で始まり、世界に広まっていった団体の影響を受けています。その各国の団体はポールのメーカーの支援を受けていて、それがポール選びや使い方に影響を与えています。

同じく2本のポールを使ったウォーキングでも、日本発祥のポールウォーキングは、ウォーキングを補い、ウォーキングの健康効果を高めることを目的としています。複数の団体によって違いはあるものの、上半身も使い、運動効果の高まり、膝や腰への負担の軽減といった有効性は、どの団体も認めているところです。

ツイン・ウォークは2本のポールを使って歩くことは一緒でも、それだけが目的ではなくて、2種類の歩き方をすることで、より健康効果を高めるウォーキングにすることを目指しています。

具体的な歩き方については、それぞれの専門団体に任せて、歩くことによる健康効果の高め方について複数の団体に伝えていくことに力を注いでいます。各団体による普及によって、地域の健康度を高めることが重要であるとの考えから、健康ウォーキングの講習、情報発信を続けることも私たちの役割だと認識しています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

健康診断は「健診」と略して呼ばれますが、これは全身の健康状態を調べ、自分の身体が健康であるかを調べることを指しています。似たような言葉に「検診」があり、これは特定の病気を早期発見することを指しています。

検診は一般には、がん(肺がん、胃がん、大腸がん、乳がん、子宮がん、卵巣がん、前立腺がん)、歯周病、結核、肝炎ウイルス、骨粗鬆症、脳ドックなどを対象に実施されます。

健康診断は、一般健康診断と定期健康診断に大きく分けられています。

労働安全衛生法で義務づけられた定期健康診断は法定健診と呼ばれ、雇い入れ時の健康診断と年1回の定期健康診断を実施することが事業者には義務づけられています。

法定健診の項目は以下の通りです。

1 問診1(既往歴及び業務歴の調査)
2 問診2(自覚症状、他覚症状の有無の検査)
3 身体測定(身長、体重、腹囲)
4 便及び尿検査
5 視力及び聴力の検査(1000Hz、4000Hz)
6 胸部エックス線検査及び喀痰検査
7 血圧の測定
8 貧血検査(血色素量及び赤血球数)
9 肝機能検査(GOT、GPT、γ‐GTP)
10 血中脂質検査(LDLコレステロール、HDLコレステロール、血清トリグリセライド)
11 血糖検査
12 尿検査(血中の糖及び蛋白の有無の検査)
13 心電図検査
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

データサイエンスはIT社会の重要項目であり、それを担うデータサイエンティストの役割も重要性を帯びてきています。データサイエンティストと似たようなデータアナリストは以前から存在していました。データアナリストは膨大なデータを収集して、分析する専門家を指しています。

それに対してデータサイエンティストは、データの活用から新たな価値を創出する専門家で、行政や広告などの世界から徐々に広まっています。その一つが健康分野で、過去のデータ、現在進行中のデータを活用して、これまでの成果にこだわらない有益な知見が求められています。

超高齢社会においては、医療・保健・介護などのヘルスケア分野は難問が山積していて、これまでの対策では乗り切れない状態にもなっています。広く健康に関わるデータを分析して、新たなサービスを作り出すことによって、健康寿命の延伸、個人に適した質の高いヘルスケアサービスを効率的に提供することが可能となっています。

これを担う健康データサイエンティストは、心身の健康データ、診療データなども読み解くスキルが求められることから大学教育においても新たな取り組みが始まっています。その先駆けとされるのは順天堂大学の健康データサイエンス学部で、複数の大学でも医療・健康サイエンスの学科が設けられています。

政府レベルでも第5期科学技術基本計画で提言された「超スマート社会」でも、データサイエンスを活用して健康寿命延伸に向けて新たな価値やサービスを創出できる人材の活躍が想定されています。

また、社会保障制度改革国民会議報告書でも、「社会保障制度の機能強化のためには、ICTの活用な医療データの整備など社会保障の重点化・効率化につながるハード面の整備と、それを活用できる人材の育成などソフト面の整備が重要である」と指摘しています。

そして、厚生労働省が「データヘルス計画」の事業を始めました。これは国の成長戦略として医療情報や健診結果の情報の分析に基づいて、効率的・効果的な保健事業を実施することで、疾病予防や悪化防止につなげようという取り組みです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

発達障害児の栄養改善を目的とした“発達栄養”の研究を始めたときから、サプリメントによる改善について研究している会社の理学博士と交流してきました。彼はスポーツによる発達障害の改善についても研究していて、スポーツ施設を社内に作って、一般にも営業開放していました。

発達障害では運動機能を高めることによって脳幹を発達させ、認知機能を高めることは以前から知られていて、その手法は実際に発達障害児支援施設でも実践されています。発達障害は想定外のことに対応することに困難さがあるのですが、スポーツは想定外の出来事の連続で、それに対応することは脳の機能を全体的に高めることにもつながります。

それだけに発達障害児を受け入れてくれるものと思って話をしていたのですが、「発達障害児は入れない」と言い出したときには自分の耳を疑ってしまいました。完全に聞き間違いかとも思ったのですが、入れない理由について語り始めたので、これは聞き間違いではなかったと確認することができました。

いろいろと理由を並べていましたが、第一の理由は「和を乱すから」でした。発達障害は特性の現れ方が千差万別であるので、その対応も千差万別であるということを強調していた方で、そのことは講演でも聞いたことがあります。

確かに発達障害児は、決められた通りにできないことがあって、グループ行動が苦手なところがあります。そのことは発達障害児と関わりがある人なら承知しているはずのことです。グループでのレッスンに適さないのなら、個別にレッスンするか、別のメニューを考えるなど、やることはあるのに、簡単に「和を乱すから」と拒否をするようでは、発達栄養のサプリメントの共同研究者としては相応しくないと判断しました。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

倫理で学んだことの一つに「主役は己自身」という教えがあります。主役を務めたくても脇役(ときには端役)しか回ってこないことがあり、そのときに何を考えるべきかということを思い続けてきました。

仕事でいえば、主役と脇役ではなく、「本業と副業」になるというのが私の感覚です。これまで何が本業かわからないことをしながら“レベル68”まで生き延びてきました。

毎年1つずつレベルアップするといっても、男性の健康寿命の平均の72歳(プラス端数)からすると、あと54か月しかありません。10月に入ると53か月になり、カウントダウンは進んでいきます。岡山県倫理法人会の単会に入会したときは、あと60か月だったので、この7か月は何をしていたのだろうかと悩んでしまうこともあります。

72歳プラスαは平均であって、「あなたの健康度なら、もっと長い」と言われることがあっても、何が原因で急に短くなることがあるかわかりません。「65を過ぎたら順不同」という感覚でカウントダウンに向かって突き進んでいくだけです。

私にとっての本業は自分でなければできないこと、自分で行動が決められることで、相手に合わせることは副業とすることを決めました。自分がやってきたこと、知っていること、唯一の財産かもしれない健康関連のコンテンツを活かそうと言ってくれている方に提供することは副業として続けていくつもりです。

その副業の一つの講習も、今までは“伝えたいことを教える”という感覚でしたが、“知りたいと言われたことを教える”ことに切り替えました。といっても、教え方は自分流を変えるわけには行かないのですが。

「主役か脇役か」ではなく、「主役と脇役」の両方をやりながら歩み続けていって、ひょっとしたらゴールと思っていたところよりも先にゴールがあったということを楽しみにしながらカウントダウンを続けていきます。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

何をするにも自分の年齢は影響してきます。年齢を問われたときに“歳”ではなく、「レベル68」と答えて、毎年1つずつアップしていくと強がってはいても、平均寿命や健康寿命のことを考えると、そろそろ“終活”が必要と感じます。

男性の平均寿命(2023年)は男性が81.05歳、女性が87.09歳なので、これを基準とすると私の場合の残された期間は13年ほどです。厚生労働省は各年齢層(5歳刻み)の平均余命を簡易生命表として発表しています。2022年の調査データでは70歳の男性は15.56年、女性は19.89年となっています。

2年に70歳になる男性(自分のこと)の平均寿命は85.56歳、女性は89.89歳と、全体的な平均寿命よりも長くなっています。この年齢まで生き延びてきたので、平均よりも少しだけ上回っていることになります。

それでも私の場合には17年ほどはあることにはなるものの、健康寿命(医療や介護に頼らずに自由に動ける期間)は男性が72.68歳、女性が75.38歳です。これを考えると、レベル68の私には、あと4年プラスαしかないことになります。

それを考えると、自分が持っているものを出し惜しみしていたら、気づいたらゴミになっていたということにもなりかねません。

岡山に移住して巡り合った一つに全日本ミニマリスト協会があります。活動の中心はSNSではあるものの、創設者の会長が岡山県民で、余分なものは持たない、捨てられるところから捨てていくということを実践しています。

そもそも移住の段階で自分の膨大なコンテンツの中からパソコンに保存しているもの以外はほとんど捨ててきて、生活空間も極端に狭くなったのに合わせて捨てるだけ捨ててきたので、もう捨てるものといったらパソコンの中に残っているデータくらいです。

その中でも岡山県にも、そこで暮らす人にも役に立つものといったら、健康関連の講習テキストしかないかもしれません。

「得るは捨つるにあり」とは言っても、これまで捨てるわけにはいかないので、必要とする方に提供したいと考えています。その中身を着実に伝えられるように、後継者(という言葉が適切かはわからないのですが)にバトンタッチできるように、講師も養成する体制を考えています。

4年間ほどしかないうちに、できることは限られているので、急いで取り組んでいます。その講習費用も自分が生活できるくらいでよいとの考えになっています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕