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全身の細胞の中では酵素を使って生化学反応が起こっています。酵素は化学反応を盛んにする触媒のような役割をしています。酵素による生化学反応は神経細胞でも同じことですが、生化学反応を起こすためには細胞の中で作り出されるエネルギーが必要になります。

神経細胞は長い形をしていて、神経細胞は受けた刺激は細胞内では電気信号として流れ、神経細胞の端(神経端末のシナプス)までくると神経伝達物質が放出されます。神経伝達物質は隣接しているシナプスが受け取り、これを電気信号に変えて神経細胞内を移動して、再びシナプスからシナプスへと神経伝達物質のバトンタッチによって、情報が伝えられていきます。

この流れがスムーズに進むためには、神経細胞で作られる神経伝達物質の量が重要になります。神経伝達物質は興奮系のドーパミン、アドレナリン、ノルアドレナリン、アセチルコリン、グルタミン酸などがあり、抑制系としてはセロトニン、GABA、グリシンなどがあります。

興奮系の神経伝達物質は年齢を重ねても大きくは減少しないのに対して、抑制系の神経伝達物質は減少しやすくなっています。そのため年齢を重ねると興奮を抑制できなくなり、精神面での安定が保ちにくくなり、自律神経の調整もつきにくくなります。

自律神経の交感神経は興奮系、副交感神経は抑制系となっています。消化、吸収、血液循環、排泄などの機能を高めるのは副交感神経の役割です。これらの機能が年齢を重ねると低下していくのは副交感神経の働きが低下するためであり、神経細胞の中で作られるエネルギーが減ったために抑制系の神経伝達物質の量が減ることが関係しています。

エネルギー代謝を高めることは、神経伝達の低下を防ぎ、できるだけ正常に保つための重要な手段になるのです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「人は二度死ぬ」というのは、肉体が滅びたときだけでなく、その後で皆の記憶から消えてしまうことを指しています。人間には寿命があるので一度目の死は仕方がないとしても、その人が存在したことを忘れられる二度目の死のほうが悲しいことだと言われています。

どうせ本人は亡くなっているのだから関係ないのでは、という発想もあるものの、亡くなったとしても二度目の死がないとしたら、これは精神的な救いになります。

「人は二度死ぬ」という考えを進めると、医学的には死亡していても、記憶に留めてくれる人がいる限りは多くの方の心の中で生き続けているという発想につながります。金儲けのために働くのではなく、社会に貢献しよう、それによって多くの人に喜ばれるように頑張ろうというのは、二度目の死を避けるための行動ともいえます。

そのような考えがあるからこそ、働くというのは「側(はた)を楽にする」という考えも出てきて、自分がやってきたことが社会を変え、ずっと世の中の役に立つようにするという発想につながっていきます。

自分が実践してきた健康づくりが、他の人の健康づくりにもなり、それが地域の健康度を高めていくことにもつながるのは嬉しいことです。とはいっても、それが先々にも残って、二度死ぬことがないように願っても、それがかなえられないことも少なくありません。

お祭りは、参加する人がいる限り、ずっと続きます。健康づくりは場合によっては楽しいことばかりではなくて、苦しいこともあり、それを続けていくには楽しいと感じさせる仕組みと仕掛けが必要です。地域のお祭りとしての健康イベントを作り上げるのも二度目の死を避ける方法ですが、他にも考えるべきことはあります。

現在は記念日が大流行で、語呂合わせで日を決めることもあれば、始まった日、始めた人、記念すべき業績があった人の誕生日が記念日になっていることもあります。その発想で、新たに記念日を作るための活動をして、それが継続できる仕組みを作るということも、健康づくりの活動とともに進めることを考えることもすすめています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

健康を維持するためにも、身体的な不調などを改善するためにも、栄養が基本になるということには議論はないところです。そして、健康で発育することは、学習や運動などの子どもの全体的な機能を高めるためにも重要なことで、このことにも栄養摂取が重要になってきます。

発達障害がある子どもは、自律神経の調整が乱れがちで、その原因として神経伝達物質のセロトニンが不足していることが指摘されています。脳内には1000億個以上の神経細胞があり、一つの神経細胞から次の神経細胞に情報を伝えていくために働くのが神経伝達物質です。

セロトニンは神経を安定させる物質として知られていて、セロトニンが働くことによって興奮作用や機能向上作用があるドーパミンやアドレナリンの働き過ぎを抑える役割があります。発達障害ではセロトニンの不足から、セロトニンの刺激を受ける受容体が働きにくく、抑制作用が低下します。これには遺伝子が関係しています。

ドーパミンやアドレナリンの受容体が働きにくくなる場合もありますが、興奮や機能向上の作用は生命維持には重要なことであるため、この働きが弱いことは少なくなっています。ドーパミンやアドレナリンが多く分泌されすぎる場合もあるものの、それよりもセロトニンが少ないことのほうが多くなっています。

自動車に例えると、アクセルの働きは他と変わらなくても、ブレーキの働きがよくないためにスピードが出過ぎて、ハンドル操作がコントロールできない状態と似ています。

ドーパミンやアドレナリンは自律神経の交感神経の働きを盛んにして、セロトニンは副交感神経の働きを盛んにします。栄養摂取でいうと、消化・吸収を進めるのは副交感神経で、交感神経の働きが盛んになっているときには消化も吸収も能力が低下します。

発達障害の改善に必要な栄養素があっても、そのための吸収が低下しているのでは、通常の栄養摂取の考えでは通じにくくなります。そのことが発達栄養の実践を難しくさせる要因となっています。

介護予防のための支援活動というと運動と栄養が中心となっています。その対象者は高齢者ですが、コロナ禍を経験して、高齢者だけを対象にしていてよいのかという認識が高まってきています。

介護予防は、これまでは1次予防と2次予防の観点で実施されてきました。1次予防は活動的な高齢者を対象としたもので、介護状態にならないように、支援が必要な状態であっても自分でできる運動、栄養摂取のための食事に積極的に取り組むことをすすめています。

2次予防は要介護高齢者に対して、訪問型と通所型で実施されることで、要介護状態を進めないように、進んだとしても急に重度にならないようにすることです。生活習慣病があった場合でも、その改善に取り組むことは大切だと認識しつつも、介護の段階が進まないようにすることが重視されています。

運動と食事による介護予防は、身体が弱まってから始めても効果は表れにくいのが事実です。できることなら高齢者となる前から、それも65歳が近づいてからではなく、50歳を過ぎた頃から意識して、要支援、要介護にならないように取り組むべきです。

この64歳未満から始める介護予防が0次予防です。それは何歳から始めてもよいわけですが、あまりに若いと介護予防という意識も弱く、健康度を保つ活動だけで充分ということにもなります。そこで50歳が目処としてあげられています。

人口比率を見ると、2020年に50歳以上の女性が半分を超えました。高齢社会を女性が支えるというのは男女平等の観点では許されることではないはずですが、そのような状態であることは事実です。高齢者を支える立場の人が健康でなければ、介護の担い手として期待するのは大変なことです。

そのような状況から考えると、0次予防は50歳になる前から始めてもよいわけで、運動と食事に気遣うだけでなく、その重要性を知って自分と家族の健康度を高めていくことが大切になります。この教育と実践が、もう間近に迫っている「“超”超高齢社会」を乗り切るためには必要であり、個人レベルでも自治体レベルでも取り組む必要があるということです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「転ばぬ先の杖」という諺(ことわざ)は、失敗しないように前もって充分に準備しておくべきだということを意味しています。転んでから杖を用意しても間に合わないということで、杖の用意は大切だと言われています。

他の表現では、「備えれば憂なし」「石橋を叩いて渡る」「濡れぬ先の傘」「念には念を入れる」「用意周到」ということになりますが、実際に杖を使うことになった人が、そのような状況にならないように普通に歩ける段階から杖を使って歩くようなことはしないはずです。

テーマとして「転ばぬ先の杖」を選んだのは、杖を他の言い方に変えると重要な健康づくりのウォーキングの意味が出てくるからです。

杖は英語ではstickとcaneがあげられます。Stickは歩行用の杖、caneは足などが不自由な人用の杖と使い分けられています。スティック(stick)という用語はウォーキングの世界でも使われていて、ノルディックスタイルの2本のポールを使ったウォーキングのポールを指しています。

ノルディックスタイルには北欧発祥のスポーツタイプのノルディックウォーキングと、日本発祥の高齢者を想定したポールウォーキングがあります。どちらも足腰を強化して、転ばないようにする効果があるものの、実際に転倒防止を考えた場合にはポールウォーキングが中心になることから、今回のテーマの「転ばぬ先の杖」の杖はポールということになります。

ポールを使ったウォーキングは、ポールなしには歩けないということではなくて、まだ普通に歩けるうちに始めることがよいと考えられています。というのは、ポールを使うと足腰の負担を減らして、歩幅を広げて勢いよく歩くことができるようになります。

ポールを使って歩くことで、ポールがなくても普通に歩けるようにする、元気に歩けるようにするということを目的としています。そして、ポールなしでも転ばないように歩くことができる人が増えることを願って普及しているのです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

腸内環境を整えることは便通をよくするだけでなく、腸が関わっている免疫や神経伝達の向上など、さまざまな健康効果があげられています。腸内環境に関わっているのは腸内細菌ですが、エネルギー代謝との関わりは、あまり知られていません。

エネルギー代謝は全身の細胞で起こっていることで、腸内細菌は体内にあるものであっても、元々は体内にはいなかったものです。母親の胎内にいた胎児の段階では腸内には腸内細菌は存在していません。出産後に母親の腸内細菌や周囲の細菌などが入り込んで、その子どもの腸内細菌となります。

腸内細菌は善玉菌、悪玉菌、日和見菌に大きく分けられています。日和見菌は環境によって善玉菌の働きもすれば悪玉菌の働きもする日和見(周囲の状況を見て有意なほうに味方する)な存在となっています。

腸内細菌は温度によって活動のしやすさが違っています。善玉菌は温かな環境で増殖します。悪玉菌は温度に関係なく増殖します。腸内が冷えていると悪玉菌が増殖します。腸内が温かいと善玉菌も悪玉菌も増えていくものの、善玉菌のほうが増えやすくなっています。

腸内細菌は総数がほぼ決まっているので、善玉菌が増えると悪玉菌が減って、さらに日和見が善玉菌の見方をするようになるため、腸内環境がよくなっていきます。

全身の細胞で作り出されているエネルギーのうち半分ほどは熱エネルギーになっています。細胞で作り出されるエネルギーが多くなるほど細胞の温度が高まり、血液温度が高まります。血液は腸に多く送られているので、腸内の温度が高まります。このような仕組みがあるので、エネルギー代謝が盛んで、体温が高まりやすい人は、腸内も温まって、善玉菌が増えていくようになるということです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

サプリメントというと、今では店舗で食品や菓子類と一緒に販売される当たり前の食品というイメージがありますが、歴史を遡ってみると、今の常識とは異なる時代がありました。歴史といっても、それほど昔の出来事ではなくて、平成に入ってからのことです。

サプリメントは英語のダイエタリー・サプリメントを略したもので、ダイエタリーは食品としての、サプリメントは不足するものを補うという意味で、通常の食事では不足する栄養素を摂取するものとされています。

健康食品には不足する栄養素を補うものと、健康効果を期待する成分が含まれているものがあります。後者の健康食品を制度化したのが厚生労働省による特定保健用食品制度で、1991年(平成3年)に設けられました。

特定保健用食品制度が発足したことで、健康食品は有効性を述べて販売することができないという原則から、試験結果によって有効性が科学的に裏付けられた健康食品については、「特定保健用食品」として許可される制度ができました。

2001年(平成13年)には厚生省労働省による保健機能食品制度が発足して、特定保健用食品の他に栄養機能食品が加えられました。

栄養機能食品は、水溶性ビタミンとしてはビタミンB₁、ビタミンB₂、ビタミンB₆、ビタミンB₁₂、ビタミンC、ナイアシン、ビオチン、パントテン酸、葉酸、脂溶性ビタミンとしてはビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、ミネラルとしてはカルシウム、マグネシウム、鉄、銅、亜鉛が認められました。

一般にサプリメントとして認識されている成分で、栄養機能食品はビタミン、ミネラルとして認められている身体機能を表示して販売できるようになりました。

こういった流れに続いて、1996年(平成8年)にはサプリメントの販売規制の緩和が始まりました。総理府(現内閣府)がアメリカからの市場開放、規制緩和の要求に応えたもので、サプリメントの規制緩和と販売解禁が閣議決定されました。

その後も健康食品・サプリメントに関する規制緩和が進んでいきます。

岡山に移住した日から数えて今日で2341日目となりました。移住の前の日も日本メディカルダイエット支援機構のホームページの最新情報のコラムを続けてきていて、このコラムで5089本になりました

今回は東京で続けてきた臨床栄養と、岡山で始めた発達障害児支援を組み合わせた「発達栄養」について、新たな発想で書くことにします。

臨床栄養は、医療における栄養の研究と、医療機関で入院患者・通院患者に対して実施される栄養指導を指しています。医療機関での栄養指導は治療の一環なので医師の指示によって行われていますが、実際に指導するのは管理栄養士です。

これは制度化されていて、医療機関の管理栄養士による栄養指導は保険点数の対象であっても、医師が栄養指導をした場合には保険点数は1点もつきません。そういったことがあるために医師の栄養知識には限界があり、医師が栄養学を学ぶ機会として日本臨床栄養学会の活動があります。そして、指示を受けた管理栄養士が栄養指導を実践するために医学の一部を学ぶ機会として日本臨床栄養協会があります。

その両団体と東京で仕事をしてきました。その経験を岡山で活かすために、岡山で始めた発達障害児の支援活動を組み合わせて「発達栄養学」を構築しました。発達障害の改善に役立つ栄養面の支援について資格認定によって広める活動をしていますが、極めて狭い範囲であることから、認定者は増えているものの大ヒットを狙えるようなところまでは進んでいません。

これを自分が生活するための仕事とするのではなくて、必要とする人に伝わって活かしてもらえればよいという貢献活動、もっと言えば“まるで趣味の世界”のようになることを実は目指しています。

そのための資金を得るために、まったく別のことをするのではなくて、子どもの健康のため、それを支える保護者や祖父母のため、さらには発達障害がある人を地域で支える方々のためということを考えました。その手法として画期的な健康測定法である「身体年齢測定」を取り入れています。

「発達栄養は趣味」と言えるようになるまで、健康づくりの支援をしながら活動資金を得るための活動も続けていくことにしています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

噛むという習慣が健康によいことは昔から知られていました。江戸時代の儒学者である貝原益軒は『日本歳時記』で、「人は歯をもって命とする故に、歯といふ文字をよわい(齢)ともよむ也」と書いています。これは、齢という文字に歯が入っているのは人が健康を保って命をつなぐために噛むことが大事である、ということを示しているわけです。

現代人は早食いだ、とよく言われます。過去の食事に比べて食物繊維が多く含まれる野菜などを食べる機会が減って噛むのに時間がかからなくなった一方で、肉類や脂肪の摂取量が増えて消化に時間がかかるようになりました。

消化力が弱い日本人にとっては、胃液を補う消化液である唾液の分泌は重要で、唾液を多く分泌させる咀嚼は年齢を重ねても消化力を低下させないために大切なことです。

ところが、日本人は仕事や学業、遊び、休憩などに少しでも時間を割こうとして、咀嚼にかける時間をおろそかにしがちです。咀嚼は前歯の切歯と犬歯で粗噛みしたものを奥の臼歯で細かく噛み砕き、磨り潰していくことを指しています。

食べ物が口の中に入ってきたときには、まず粗噛みを7~8回して、それから10回以上は噛むのが通常の咀嚼の状態で、咀嚼をしてから飲み込むことによって消化も進みやすくなります。

2歳児は誰に教わることもなしに一口につき平均17回は噛んでいるといいます。軟らかなものを食べている子どもでさえ17回なので、硬いものを食べている大人なら30回以上は当たり前のように噛まなければならないはずです。しかし、実際には多くても7~8回でしかなくて、軟らかなファストフードやハンバーグ、カレーライスなどでは4~5回くらいと粗噛みの段階で飲み込んでいる人も多くいます。

このような食べ方では胃液の少なさを唾液で補うことができずに、食品に含まれる栄養素が分解されにくくなるために吸収も悪くなりかねません。よく噛んだ場合に比べると10%ほども栄養吸収率が低下するとの報告もあります。

噛む回数の推移については、さまざまな報告がありますが、弥生時代の日本人は1回の食事で約4000回は噛んでいたといいます。鎌倉時代には約2500回、江戸時代には約2000回になり、第二次世界大戦前には約1400回、食べるものが大きく変化した戦後には600回くらいになり、今では300回を下回る人も少なくないのです。
〔健康ジャーナリスト/日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

年齢を重ねると神経伝達の速度が遅くなるのは、神経伝達物質によるバトンタッチに時間がかかるようになるからです。神経伝達は刺激を助けると一瞬にして伝わって、遠く離れたところ(指先から脳など)でも、すぐに反応が起こります。

まるで電気が流れるように、あっという間もなく伝わっていくのですが、実際には神経細胞は細胞という名からわかるように細胞の中を伝わって、隣の神経細胞に伝わっていきます。長い繊維状の細胞ですが、それぞれの神経細胞の間にはシナプスと呼ばれる隙間があって、その間は神経伝達物質が流れています。

神経細胞が受けた情報が神経細胞の端までくると、その情報が神経伝達物質の種類や数に変換されて、神経伝達物質を受けた神経細胞が情報に変換して、次々と伝えていきます。
神経伝達物質は伝えられただけでなく、元の神経細胞に戻されていきます。この戻る量が加齢によって減っていくことから、徐々にではあっても神経伝達物質が減って、それが神経伝達の速度を遅くさせることになります。

神経伝達物質は20種類ほどあるとされています。促進に働くものと抑制に働くものがあり、前者はドーパミンやアドレナリン、後者はセロトニン、GABA(γ-アミノ酪酸)が代表的なものです。

高齢になると不足するのはセロトニンやGABAで、ドーパミンやアドレナリンは加齢によってもほとんど変化しません。セロトニンなどは抑制系であることから自律神経の副交感神経の働きを盛んにします。これとは逆に交感神経の働きを盛んにするのはドーパミンやアドレナリンです。

高齢になると興奮しにくくなるような印象が抱かれがちですが、実際には副交感神経の働きが低下して、そのために興奮しやすくなり、この状態を抑えにくくなっていきます。セロトニンもGABAもアミノ酸から体内で合成されます。

ドーパミンやアドレナリンもアミノ酸から合成されますが、アミノ酸が不足すると体内合成も減少します。高齢になるとアミノ酸が含まれるたんぱく質の摂取が減ることも神経伝達に影響を与えることになります。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕