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健康食品の有効性は、どのように身体で作用するのかという仕組みを使って示されます。これは作用機序と呼ばれていて、身体の機能と合致していると、そのことを説明されたときに納得しやすいということがあります。

例えば、血糖値の急上昇を抑制して糖尿病を予防・改善効果が期待される商品については、胃で糖質がブドウ糖に分解されることを抑える素材、小腸からブドウ糖が吸収されることを抑える素材、血液中に入ったブドウ糖が細胞に取り込まれる速度を高める素材、細胞にブドウ糖を取り込むために必要なインスリンを膵臓から分泌させる素材、ブドウ糖を細胞のミトコンドリアに取り込むことを進める素材といったものがあります。

これだけのものを組み合わせれば、どのような理由で血糖値が上昇していても、それを抑えることができそうだと感じさせることができます。消費者は、ただ飲めば血糖値が下がるといった体験談的なことでは納得しなくなっています。

作用機序を説明することができる素材を使うのはよいとしても、その作用機序が起こるためには、機能性がある素材があって、それが機能性を発揮するだけの分量が使われている必要があります。

同じ機能性がある素材であっても、有効性には差があります。例えば、胃で糖質がブドウ糖に分解されることを抑える素材としては、サラシア、コタラヒム、グァバ、桑の葉、菊イモ、白インゲン豆などがあります。この中から何を選ぶのかは重要ですが、一般に知られている素材を選択することもあれば、他の会社が使っていない素材を選択する場合もあります。

とはいっても、機能性につながる表示の法規制があって、広告で伝えられることには限界があるので、他の方法で伝える工夫も同時に必要になります。
〔健康情報流通コンサルタント 小林正人〕

歩いて健康になることは、病気になる人を減らし、結果として医療費を減らすことも期待されています。

運動の介入によって医療費を抑制する取り組みには多くの機関が参加していますが、その一つの一般社団法人スマートウエルネスコミュニティ協議会(SWC)の研究発表によると、運動を中心とした健康づくりによって暦年齢が58歳の人の体力年齢が3か月後に65.4歳から60.9歳に4.5歳、若返っていました。健康づくり実施群は対照群(平均年齢70歳)に比べて4年後の医療費は1人当たり約9万円抑制されたとの結果が報告されています。

これまでのSWCの研究成果から歩数増加による医療費抑制への貢献が割り出されています。それによると1歩の価値が0.061円となり、1日に2000歩を増やした場合には1万人が参加すると1年間で4億円以上の抑制になると計算されています。
「0.061円×2000歩×365日×10,000人=4億4530万円」

また、個人の成果では1年間、毎日3000歩ずつ増やすと入院医療費は約21,000円の抑制、通院医療費は約40,500円の抑制になると報告(筑波大学)されています。

岡山市の前期高齢者(65〜74歳)の約9万1000人のうち、1万人が1日に歩数を1000歩増やしたとすると、1年間で1億円を超える医療費が抑制される計算となります。
「0.061円×1000歩×365日×10,000人=1億1132万円」

これは通常歩行の速度で歩いた場合のことで、健康効果を高める普通歩行と速歩を繰り返すインターバルウォーキングの導入やノルディックウォーキング、生活習慣病などの身体の状態に合わせた歩行法を工夫することによって、より効果を高めることができます。

医療費のうち自治体が負担する分を約10%と考えると、その分に相当する1000万円は健康づくりの費用として充てることができる計算となります。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

代謝のためにも健康維持にも必要な微量ミネラルは、体内に少ない量しか存在していないだけに、不足すると大きな影響が出ることになります。普段は必要性について語られることが少ないミネラルですが、不足しないように、多く含まれる食品を知っておきたいものです。

微量ミネラルは鉄、亜鉛、銅、ヨウ素、セレン、マンガン、モリブデン、クロム、コバルトの9種類です。今回は後半の3種類です。

モリブデンは、肝臓と腎臓に多く存在し、体内の過酸化物質を分解する酵素の成分であり、細胞の酸化を防ぐ抗酸化作用があります。造血作用、尿酸の生成、有害物質の排泄などに必要な成分であり、肝臓や腎臓の酵素の活性、糖質と脂質の代謝、鉄の吸収率の向上などの働きがあります。

食品では、そば、豆類、レバーなどに多く含まれます。

クロムは糖質や脂質の代謝に関わるミネラルで、体内では肝臓、腎臓、脾臓、血液に存在しています。インスリンが細胞の受容体と結合してブドウ糖を取り込む働きを改善して、血糖値を低下させる作用があります。また、クロムには脂質代謝を促進して血液中の中性脂肪やコレステロールの量を正常に保つ働きもあります。

食品では、レバー、エビ、穀類、肉類、ナッツ類、豆類、キノコ類などに多く含まれます。

コバルトはビタミンB₁₂の構成成分で、骨髄で赤血球を作るときに必要となります。赤血球のヘモグロビン(血色素)の生成に必要で、神経の働きを正常に保つためにも使われます。不足すると神経作用に影響が出やすく、脳の発達にも影響が出るだけに、不足は避けなければなりません。

食品では、あまのり、いわのり、しじみ、赤貝、あさり、レバーなどに多く含まれます。海藻のほかは動物性食品に含まれるため、肉類、魚介類を避けている人は不足しがちになります。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

全身の機能を向上させるには、細胞レベルから機能を整えることが大切になります。それぞれの細胞は特定の働きがあり、その働きは細胞内で発生するエネルギーによって進められています。

細胞の中で作り出されたエネルギーは、その細胞の中だけで使われます。電気のように他の細胞に流れていくということはありません。神経細胞は情報伝達を行っているものの、それは細胞から細胞に情報を伝える神経伝達物質が移動しているだけで、エネルギーに関しては細胞の中だけで完結しています。

エネルギー源(糖質、脂質、たんぱく質)を材料にしてエネルギーが作られているのは、細胞の中にあるエネルギー産生の小器官のミトコンドリアです。ミトコンドリアにはエンジンに当たるTCA回路があり、エネルギー源が変化した高エネルギー化合物のアセチルCoAを次々に化学変化させて、エネルギー物質のATP(アデノシン三リン酸)が作られています。

このTCA回路での化学変化には、ビタミンB群(ビタミンB₁、ビタミンB₂、ビタミンB₆、ビタミンB₁₂)が必要になります。このうち1つでも不足すると、エネルギー産生が大きく低下します。

ビタミンB群は水溶性で、体内では長くても1日ほどしか保持されません。毎日、これらの栄養素が含まれた食品を食べる必要があるわけですが、ビタミンB₁とビタミンB₂は24時間ほど保持されます。それに対して、ビタミンB₆とビタミンB₁₂は12時間ほどしか保持されません。そのため、朝食と夕食で摂らなければいけないということです。

これらのビタミンB群が含まれるのは肉類、魚介類、卵類、乳製品などです。ビタミンB₁、ビタミンB₂、ビタミンB₆は植物性食品にも含まれていますが、ビタミンB₁₂は動物性食品に豊富なので食品選択は重要です。

ビタミンB₆:まぐろ、かつお、さば、さけ、いわし、玄米、ごま、落花生など

ビタミンB₁₂:うしレバー、にわとりレバー、ぶたレバー、しじみ、あさり、かき、にしん、いわし、さんま、うずら卵、鶏卵(卵黄)、プロセスチーズ、ナチュラルチーズなど
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

新しいお茶飲料のテレビコマーシャルで、著名なタレントが「煮詰まったときには」といって、その飲料を差し出すというシーンが流れていました。これに問題があるわけではなくて、飲料が必要とされる場面として会議で結論が出ないことに頭を悩ませているシーンが出てきて、“煮詰まる”という用語が使われたことが引っかかりました。

煮詰まるというのは、本来は議論が充分になされて解決に近づいていることを指しています。辞書の解説でも、そのように書かれています。ところが、今は議論をしても結論が出なくて行き詰まったという意味で使われることが増えてきて、テレビコマーシャルも、そういった意味で使っていたわけです。

煮詰まるは料理の世界から広まった用語で、充分に煮えてきて水分がなくなった状態を指しています。あとは仕上げの味付けを待つだけ、鍋から取り出して盛り付けをするだけという段階を指しています。

最後の仕上げに取り掛かかろうかというのが煮詰まった段階であるのに、間違った解釈だと最終段階にも関わらず、途中でやめてしまう、失敗したと思って放棄してしまうという困ったことになってしまいます。

文化庁の調査では、“煮詰まる”の正しい使い方と誤用では、正しい使い方をする人のほうが多くはあったものの、圧倒的な差ではなくて、年齢が下がっていくほど誤用が多くなっています。若者にアピールする商品は、むしろ誤用の表現のほうが通じやすいということです。

議論は本当に煮詰まったのか(誤用のほう)、それとも結論に達する一歩前なのか、それを判断するのはリーダーの役割です。冷静に判断しなければいけない立場の人が、一緒に煮詰まってしまったのでは、正しい煮詰まりにできないことにもなります。間違った意味の煮詰まりにならないためには、そこが重要だということを講習などで伝えています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

三大エネルギー源と呼ばれるのは、糖質、脂質、たんぱく質だけで、それ以外のものは体内でエネルギーとして使うことはできません。糖質はブドウ糖に、脂質は脂肪酸に、たんぱく質はアミノ酸に分解されて、小腸から体内に吸収されます。

これらの3種類がエネルギー源になるといっても、たんぱく質(アミノ酸)は身体を構成する成分になり、全身の細胞を正常に働かせるために必要な酵素などの材料になるので、エネルギーとして使われないほうがよいわけです。

ブドウ糖と脂肪酸が不足したときにアミノ酸がエネルギー源として使われるので、身体の健康を考えるならブドウ糖も脂肪酸も不足しないようにしなければなりません。それなのに健康維持のために糖質制限をしてブドウ糖が不足する、太らないことを考えて脂肪が含まれた食品を避けるということをしていると、体内のタンパク質が減ってしまうことにもなりかねません。

では、糖質と脂質のうち1種類だけ摂っていればエネルギー不足にならないのかというと、器官によっては機能が低下することも起こります。それはブドウ糖を減らしすぎた場合のことで、脳細胞だけはブドウ糖なしには正常に働くことができなくなります。

脳細胞に栄養素を送り届ける血管には、血液脳関門という部分があります。これは脳細胞に必要なものだけを入れ、不要なものを入れないようにするための重要な役割をしているゲートです。この血液脳関門が通過させられるエネルギー源はブドウ糖だけなのです。

脳細胞のブドウ糖は不足することがなければ正常に働くと思いたいところですが、実際には充分な量のブドウ糖がなければ脳細胞の機能が低下することになります。食事で摂ったブドウ糖が脳細胞の機能を低下させないように充足されているのは15時間ほどで、通常の1日に3食の摂取なら不足することはありません。

ところが、朝食を抜くと17時間の空腹時間になることから、ブドウ糖の保持時間を超えてしまい、脳細胞の機能が低下することになります。だから、朝食では糖質が含まれているご飯、パン、麺類などを摂らないといけないということです。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)

酵素を増やすためには、酵素の材料となるアミノ酸がバランスよく含まれる良質なたんぱく質を摂ることが大切だということを前回紹介しました。では、たんぱく質が豊富な食品を食べれば、それで全身の細胞で使われる酵素が増えるのかというと、そうではありません。

酵素はアミノ酸を材料に肝臓で合成されています。この酵素が、そのまま全身の細胞の酵素になるわけではなくて、消化に使われる酵素にもなります。消化は、食べ物に含まれる栄養素を体内に取り込むための出発点であり、重要な役割をする消化酵素として多くの量が分泌されています。

食品にも酵素は含まれています。動物でも植物でも細胞の中には酵素があり、これを食品を通じて摂っています。酵素は、たんぱく質なので、加熱によって減っていきます。生ものを食べると酵素を多く摂ることができるものの、その機会は減っているので、酵素の摂取量は減っています。

また、食べやすいようにする野菜などの品種改良によって酵素の量は減る傾向があります。

体内で合成される酵素は維持酵素と呼ばれています。維持酵素は消化酵素と、細胞の生化学反応のために使われる代謝酵素となります。

たんぱく質の摂取量に応じて維持酵素の量が増えるとしても、それほど多くの量を摂取するわけにはいきません。維持酵素の量は大きくは変わらないので、消化酵素が多く必要になると、その分だけ代謝酵素が減ることになります。

代謝酵素を増やして、全身の生化学反応を盛んにすることが細胞レベルから健康になる方法です。しっかりと噛んで食べることは唾液を増やし、唾液の消化酵素も増えるので、これは悪いことではないのですが、胃での消化酵素が必要以上に分泌されないようにするためには酵素が多い食品を食べること、場合によっては酵素が含まれる飲料を飲むことが大切になってくるのです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

年齢を重ねていくと消化液が分泌されにくくなり、中でも脂肪の分解に時間がかかるようになります。そのために高齢者では肉が食べられなくなる、多くは食べられないということが起こるようになります。

高齢者は血管を丈夫に保つために、たんぱく質の摂取がすすめられ、動物性のたんぱく源として肉が推奨されるようになりました。しかし、脂肪が多く含まれるために肉が多くは食べられないということでは、健康の維持にも支障が出てきます。

これは日本人の話で、歴史的に肉食が多かった欧米人や北方アジア人は、年齢を重ねても消化液の分泌量が多く、肉を消化してエネルギーに変えていく能力も高くなっています。この差は、脂肪のエネルギー代謝に必要なL‐カルニチンの量に関係しています。

L‐カルニチンは脂肪酸を細胞のミトコンドリア(エネルギー産生器官)に取り込むために必要な代謝促進成分で、肝臓で合成されています。その材料となっているのは必須アミノ酸のリシンとメチオニンで、これは肉類に多く含まれています。

体内のL‐カルニチンのうち肝臓で合成されているのは3分の1ほどで、残りは食品に含まれているL‐カルニチンとなっています。これは欧米人で研究した結果で、日本人は体内のL‐カルニチンが少なく、割合も異なっています。

L‐カルニチンが多く含まれているのは肉類で、中でも多いのは羊肉(マトン)、牛肉です。これらの肉類を多く食べている欧米人と北方アジア人は体内のL‐カルニチンが多く、エネルギーを多く作り出すことができます。

消化液を多く作り出すためにはエネルギーが必要で、その消化液によってエネルギー源の脂肪が多く摂取できることになるので、欧米人などに比べたら、日本人は不利になります。

L‐カルニチンは今では食品の成分として健康食品から摂ることができるようになっているので、消化を進めて、健康を維持するためにも活用することができるのです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

発達障害がある人の中には、他人と一緒に食べられないということもみられます。

食事をすることはコミュニケーションにも大切で、一緒に食べることによって、よい交流をしていこうという思いを抱く人がいる一方で、食べるところを見られるのは恥ずかしいこと、そんな姿は見せたくないという感覚の人もいます。

発達障害があると、食べることに困難さがあり、そんな困難な状態を克服しようと頑張っている姿、苦労している姿を見られたくないという人も少なくありません。

それは食べ方が優雅でない、食べる姿勢が乱れているということだけではありません。上品に食べることを求められる席に、食べ方の作法が身についていない人が参加することになったときのことを考えると、ある程度は理解できるかもしれません。

ガツガツと犬食いのような姿勢で食べる子どもが、その姿を見せたくないということもあれば、中には自分の食べ方が問題だとは思ってはいなくて、それを周囲から指摘されると理由がわからず、そのような場面で食べることに抵抗感があるということもあります。

そのようなことに加えて、発達障害では感覚過敏の問題もあって、視覚過敏で周囲の色彩や環境が強い刺激になって、そのようなところで食べたくないということが起こります。
味覚過敏で、食べられないものがあったときに、ただ残す、食べないということだけでなく、吐き出すということもあります。

嗅覚過敏で周りの人が食べている料理の匂いが、苦しさを感じさせる“臭い”と感じて、自分が食べているものに集中できないということがあります。

聴覚過敏によって、周囲の食べる音、食器の音などが気になって、落ち着いて食べられないということもあります。

このような理由によって外食ができないという人もいる、まだ環境に慣れていない子どもの場合には食の困難さから外食ができない、ほかの人と一緒に食べられないということがあることを知って、発達栄養の対応に取り組んでほしいのです。

岡山県は晴れの国であり、都市部は平らな土地が多く、周辺地域は自然が豊かであるという歩くためには絶好の条件が備わっています。

ウォーキングの目標歩数は、かつては1日に1万歩と言われました。前回の東京オリンピックの年(1964年)に歩け歩けの会(日本ウオーキング協会の前身)が設立され、翌年に日本初の歩数計である万歩メーターが開発され、1日1万歩運動が始まりました。

その当時の1日の歩数は平均して7000歩ほどでしたが、運動不足と食事の摂取エネルギー量の増加によって、300kcalほどのエネルギー量の過剰となっていました。これを解消するために、1000歩が100kcalの消費に相当するとの計算から、3000歩を加えて、1日1万歩が推奨されることとなりました。

現状の歩数は、厚生労働省の国民健康・栄養調査(平成30年)によると、男性は6794歩、女性は5942歩となっています。健康づくりの目標値を定めた「健康日本21」(第二次)では、20〜64歳の男性は9000歩、女性は8500歩、65歳以上では男性は7000歩、女性は6000歩とされています。

そこで「健康日本21」では1万歩ではなく、現状より2000歩を増やすことが目標とされています。目標の歩数は年齢によっても違いがあり、高齢者も場合には健康状態の維持には8000歩が目標とされています。

ウォーキングによる健康の維持・増進と歩行数に関するモデルとして「中之条研究」があげられています。これは群馬県中之条町で実施された65歳以上の全住民である約5000人(重度の認知症や寝たきりの人を除く)を対象に歩数計を装着して、2000年から15年以上にわたって実施されている健康研究です。研究は今も継続されています。

研究の結果、健康を保つための歩数としては1日に8000歩以上歩くこと、そのうち中強度の歩行を20分間以上取り入れることが提言されています。中強度の歩行は、なんとか会話ができる程度の速歩きを指しています。

この場合の歩行数は、ウォーキングで歩いたときの歩数ではなく、1日の日常活動の中での歩行も加えた数で、8000歩の歩行の場合にはウォーキングによる歩行数は2000歩以上を想定しています。20分間の中強度の速歩では2000歩ほどの歩数となることから、このウォーキングは無理のない範囲での速歩となります。

ウォーキングは有酸素運動によって全身の血流が促進され、脳の血流が高まることが知られています。アルツハイマー病発症に対する危険因子で最も影響度が高いのは「身体的不活動」、いわゆる運動不足で、うつや肥満、喫煙を大きく上回っています。

中之条研究では、1日に7000歩以上、中強度活動時間15分以上のグループでは認知症がなかったと報告されています。

これをもとにして、新たに岡山の現状と目標に合わせた岡山モデルを作って行きたいと願っています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕