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“適当”という言葉は、一般には“いいかげん”という意味合いで捉えられていて、おざなり、無責任、投げやりという好ましくない行動の意味で使われています。これは一つの意味であって、他に、うまく当てはまっている、ちょうどいい程度という意味もあります。適して当然という漢字そのものの意味で使われることもあります。

どちらの意味合いで使っているのかがわからないと、会話が噛み合わないだけでなく、間違った認識をされて、うまくいくはずだったことが進まなくなり、それこそいいかげんな結果になりかねません。

“いいかげん”のほうは、加減が大事で、ちょうどよい状態を表しています。今ではさじ加減というと、忖度的な使い方をされることが多くて、本来の配合のバランス、よい結果を生み出す調合というほうの意味で使われる機会が減っています。

“好い加減”というのが正しい意味を表す漢字で、これは“適当”と同じ意味合いで使われてもよいはずですが、初めに書いたように、好ましくない“いいかげん”として認識されることが大勢です。

物事は過不足の塩梅が大事で、効果があるものは(医薬品でも健康食品でも)多ければよいというものではありません。もちろん、効果を得るために最低限の量は必要で、その量が確保されてからは使用する人に合わせた分量を探っていくことが必要となります。

これは食事でも運動でも、学習でも発達障害児などの支援でも同じことで、頑張ればよい、頑張って多くをこなせばよいということではありません。その人の状態、そのときの状況などに合わせて増減させていくのが“適当”であり、“好い加減”となります。

この“適当”で“好い加減”にするには、対象となる人について徹底して観察して、変化に対応する心構えが必要ということで、これに該当する話をするときに例として使っている言葉です。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

地域の活性には、「まずは知ってもらい、来てもらい、ファンになってリピートしてもらう」ということが言われます。これは広告代理店も、旅行代理店も、地域の企画会社も常々、口にしていることで、それだけ地域の活性を願う(担う)自治体や、そこに関係する団体(観光協会、商工会など)が望んでいることです。

そして、望みを叶えるために、お金を出しやすいキーワードでもあります。地域活性の会議のときに、「またか!」と嫌気が生じるほど見聞きしたものです。

そのキーワードの「まずは知ってもらい、来てもらい、ファンになってリピートしてもらう」は、今では広告代理店、旅行代理店の稼ぎに使われるだけで、実際には地域の利益になっていないと感じていることですが、そのことを初めて知ったのは、長野県の安曇のPRのイベントに“一旅行者”として参加したときでした。

東京の両国駅から特別列車を仕立てた格安ツアーがあり、家族で参加しました。最初はJRか旅行代理店の企画かと思っていたのですが、車内で仕切り役をしていたのが知り合いの広告代理店のプロデューサーであったことから、すぐに仕掛けに気づきました。

世話係の若手は大学の観光学科の学生で、受け入れ側の自治体も含めて安上がりを目指していたことにも簡単に気づきました。

駅から現地に向かうバスの中で、ツアーの注意点の説明があり、「安曇野と言わないでください。これから向かうのは安曇村で、安曇野とは違います」ということでした。

安曇村は長野県中部に、かつてあった北アルプス南部の観光地の一部です。2005年に合併によって松本市に合併されたので、この話も随分と前のことになります。

これに対して安曇野は、旧5町村の広域名称のことで、今では安曇野市となっています。観光ブランドとしても安曇野は有名で、安曇村と説明されても、つい安曇野と口をついて出てしまいます。

今では安曇村は松本市の一部となり、ブランド化を進めることに広告代理店と旅行代理店の指導(口車?)を受けて頑張ってきたのですが、“松本市安曇”となってから、独自のキャンペーンもできなくなり、広告代理店も手を出さなくなっています。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)

身体年齢は筋力やバランス能力を測定することで知ることができます。身体年齢が実年齢よりも低く表れれば身体的に若い、逆に身体年齢が実年齢よりも高く表れれば身体的に老齢化していると推測できます。

身体年齢が低く表れた人は、これまでの運動習慣を続ければよいわけですが、身体年齢が高く表れた人は運動習慣を見直し、身体年齢が高いことによって起こる身体的なリスクを低下させるために特に重要となる起立筋を強化するように、筋肉がバランスよく反応できるように身体を使うことがすすめられます。

運動をするのは若さを保つためにも、健康状態を保つためにもよいことであっても、年齢を重ねると、これまでと同じような運動をしても以前と同じような結果が出にくくなります。同じような結果というのは、運動をしただけ筋肉が太くなる、強くなる、動きがよくなるということが起こりにくくなることを指しています。

そのため、身体年齢を低くする(若くなる)ためには、実年齢に合わせた運動をする必要があります。筋肉が増えて、強化されるためには、筋肉が強い刺激を受けて、傷つくことによって、それを回復させるためにタンパク質が多く取り込まれる必要があります。

そのためには酵素のAMPキナーゼが必要となるのですが、この酵素は加齢によって減少していきます。AMPキナーゼは有酸素運動によって増泰子とができます。より多くの酸素を吸い込み、多くの酸素を使って全身の細胞内で発生するエネルギーが増えるほど多く作られるようになります。

そのため、身体年齢が低いことがわかったら、筋肉を強化するために負荷が強い有酸素運動(ジョギングや速歩き、速歩きと普通歩行の繰り返し)を行うことも、筋肉トレーニングとともに実施することが求められます。

そのためのプログラムは、実年齢、実年齢と身体年齢の差によって決められます。もちろん、個人の特徴を配慮して、継続可能な方法がアドバイスされます。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

免疫というのは病原菌やウイルスと戦う力というのは一般に広まってきました。これをコロナ禍の功と言うのは少し違うとは思うものの、免疫という用語を使うだけで、重要度が伝わり、その対策が重要であることも認識されるようになりました。

免疫の正しい意味は、身体にとっての敵と味方を判別して、敵だけを攻撃する能力のことです。免疫力というのは、その攻撃の強さを示しています。

ところが、身体を守るはずの免疫が、逆に身体にとって害となることをすることもあります。その代表的なものはアレルギーで、花粉症は身体にとって大きな害はない花粉を強力な外敵と判断して、これを排出するための咳が出る、鼻水が出る、涙が出るといった過敏な反応が起こります。

アレルギーの中には、有害なものを摂らないようにするサインとして、肌荒れ、身体的なショック症状を起こすものもあり、それが危険をもたらすこともあります。その一つが新型コロナウイルス感染を防ぐために使われたワクチンに過剰に反応するアナフィラキシーショックでした。

免疫を調整しているのは中枢神経で、その働きのためには神経伝達物質が必要です。神経伝達物質は細胞の中で合成されているものですが、細胞の中で起こる生化学反応にはエネルギーが必要です。そのエネルギーを作り出しているのは細胞の中にあるミトコンドリアです。

ミトコンドリアの中にはTCA回路というエネルギー産生のエンジンのようなところがあって、そのエネルギー源になるアセチルCoAという高エネルギー化合物は糖質(ブドウ糖)、脂質(脂肪酸)、たんぱく質(アミノ酸)から作られています。

この中でもエネルギー価が高いのは脂肪酸で、この脂肪酸をミトコンドリアに取り込むためには代謝促進成分のL‐カルニチンが必要になります。L‐カルニチンは食品の成分として2002年から使用することが許可されていて、これを使うことで免疫を高める方法が研究されています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

微量ミネラルの2回目として初めに紹介するのは銅です。銅は微量元素の必須ミネラルの一種で、鉄の赤血球を作り出す働きを補助する成分であり、赤血球のヘモグロビンの合成には銅が含まれた酵素が必要になります。

骨、筋肉、血液の中に約80mgが含まれます。体内の過酸化物質を分解する酵素(SOD=スーパーオキシドディスムターゼ)の成分であり、細胞の酸化を防ぐ抗酸化作用があります。食品では、カキ、スルメ、レバー、ナッツ、大豆、ココアなどに多く含まれます。

ヨウ素は、甲状腺ホルモンの構成要素として甲状腺に集まる性質があるミネラルです。不足すると甲状腺機能低下、甲状腺腫が起こります。新陳代謝を高め、成長期の子供の発育の促進に欠かせません。

食品では、こんぶ、わかめ、あまのりなどの海藻に特に多く含まれます。魚類では、イワシ、サバなどの青背魚に多く含まれます。

セレンは、体内の過酸化物質を分解する酵素(グルタチオンペルオキシターゼ)の構成成分であり、細胞の酸化を防ぐ抗酸化作用があります。血圧を調整するホルモンのプロスタグランジンを作るために欠かせず、セレンの補給で細胞の老化を遅らせ、生活習慣病の予防につながります。

ビタミンEとともに摂取すると抗酸化作用が高まります。食品では、アジ、イワシなどの魚介類、動物の内臓、肉類、卵黄に多く含まれます。

マンガンは、骨の形成、消化の補助、糖質と脂質の代謝、成長や生殖を補助する成分であり、体内に12~20mgが含まれます。体内の過酸化物質を分解する酵素の成分であり、細胞の酸化を防ぐ抗酸化作用があります。吸収率は0.5~3%と低くなっています。

食品では、全粒穀類、豆類、ナッツ、茶葉などの植物性食品に多く含まれています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

テーマとして掲げている“身体年齢”は、体内年齢と間違われることがあります。名称は似ているのですが、中身は大きく異なっています。体内年齢は体組成計によって測定されるもので、体組成と基礎代謝量の年齢変化から、どの年齢に近いのかを表しているものです。

体組成は身体を構成する成分の組成のことで、体脂肪、骨、筋肉(除脂肪軟組織)に分類されています。基礎代謝量は生命維持のために使われるエネルギー量を示したもので、厚生労働省の「日本人の食事摂取基準」の基礎代謝基準値に基づいて計算された数値です。

体脂肪、骨、筋肉は、それぞれ水分量が異なることから電気抵抗が違っています。体組成計は微弱な電流を流して、分量を測定しています。脂肪は水分がほとんどないので電流は通りにくくなっています。骨の水分量は約10%です。筋肉の水分量は多い(約72%)ので電流が通りやすいという特徴を活かしています。

筋肉が基礎代謝量のうち平均すると22%を占めていて、年齢が若いほど筋肉量が多く、基礎代謝量も高くなっています。その特徴を活かして筋肉量を測定することで、基礎代謝量を知ることができます。基礎代謝は年齢につれて低下していくので、筋肉量を測定することで年齢を推定しているわけです。男性と女性では筋肉の割合が違うので、性別によっても基礎代謝量が異なります。

筋肉の量は個人差が大きく、筋肉量だけで体内年齢を確定させるわけにはいきません。そこで現在では体組成計では測定できない筋力(筋肉の強さ)、バランス能力を測定する方法が数多くの人の測定値から構築されています。その方法によって測定されるのが“身体年齢”です。

身体年齢と実年齢との差を知ることで、どのような対応(運動の種類と量、食事量など)をすればよいのかがわかるようになり、無理のない健康づくりの指導ができるようになっています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

発達障害児の支援者は、児童発達支援施設のスタッフや医療関係者、教育関係者など、さまざまな人がいる中で、最も重要なのは保護者です。発達障害児と最も長く接していて、自分にも関わることとして真剣に改善に取り組んでいます。

他の関係者が真剣ではないと言っているわけではなくて、どれほど真剣に取り組んだとしても、その子どもの将来に責任を持って伴走(寄り添って一緒に進んでいく)の立場の保護者にはかなうことがありません。

発達障害児の困難さを最も身近に知り、生活面で支え、改善に取り組んできた保護者の経験は、その家族だけでなく、地域で同じ悩みを抱えている人にとっても重要なこととなります。その重要な経験を、自分のもの、家族のものとするだけでなく、地域の方々にも伝えることは大切なことです。

それは認めることで、その経験が有意義に伝わることを期待していながらも、ただ伝えるだけでは効果が弱い、それどころか逆効果にもなりかねないことがあります。それは自分が育て上げた経験、成し遂げた結果が他の人にも通用すると単純に考えることができないからです。

せっかくの経験に基づくアドバイスが、伝えられた人にとってはマイナスにもなりかねないことが多々あるからです。

発達障害児の反応も、その対応も千差万別であることから、発達障害児を育て上げた経験が活かせないこともあるということを知っておいてほしいのです。

一般的な健康法や健康食品などは、自分にとって画期的な結果があった(と感じた)場合には、それを信奉しすぎて、周囲の方に真剣に伝えるというシーンは、よくあることです。それと同じように、自分の経験を絶対と思い込んで、発達障害の改善に対して確定的に伝えることもみられます。

経験は尊いことですが、それを自分なりに分析して、他の事例も学びながら、「これは!」という事実を伝えてほしいというのが、発達支援をしていて強く実感していることです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「エネルギー代謝は全身の細胞の中で行われている」との説明は、私たちも生理学講習の中で話していることです。「全身の細胞の中にはミトコンドリアがあって、その中で生命活動に必要なエネルギーが作られている」とも話しています。

これは概ねは正しいことであっても、正確な話となると、ちょっと違ったところがあります。全身には60兆個以上の細胞があって、身体を直接的に構成する細胞ということでは細胞の中にエネルギー産生器官のミトコンドリアがあって、エネルギー源を取り込んで、酸素を用いてエネルギー代謝が行われています。

全身の細胞というときには、2つの考えがあって、1つは身体を構成する細胞で、もう1つは身体を流れている細胞です。後者の代表的なものは、血液成分の赤血球と白血球です。全身の細胞と言われたときには、身体を構成する細胞だけなのか、それに血液成分も含まれているのかを確認すべきです。

先に白血球から説明すると、白血球は独立した細胞で、エネルギー源を取り込んで、免疫機能を発揮しています。免疫には白血球のミトコンドリア中で作り出されたエネルギーが使われているわけです。

赤血球のほうは、骨髄で誕生したときにはミトコンドリアはあるものの、それが失われて酸素を運ぶ役割をするようになります。ミトコンドリアは酸素を用いてエネルギー源からエネルギーを作り出しているので、ミトコンドリアがあったら酸素を使ってしまい、酸素を運ぶという役割ができなくなってしまうからです。

このことからいうと、全身の細胞にはミトコンドリアがあって、エネルギーを作り出しているというのは、実際に正しくはないということになります。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)

広く健康に関わる記念日について紹介します。

5月21日 ガルデルマ製薬(スイス・ローザンヌ市)と塩野義製薬が5(いつも)2(ニキビは)1(皮膚科へ)の語呂合わせで「ニキビの日」と制定。毎月21日は「木挽BLUEの日」(雲海酒造)。

5月22日 丸七製茶(静岡県島田市)が茶は草冠が十と十、下を八十八とすると百八になることから立春から数えてほぼ108日目になる5月22日を「抹茶新茶の日」と制定。全日本うまいもん推進協議会が5月の05でたまご、22日をニワトリ、ニワトリと読む語呂合わせで「たまご料理の日」と制定。毎月22日は「カニカマの日」(スギヨ)、「禁煙の日」(禁煙推進学術ネットワーク)、「ラブラブサンドの日」(日糧製パン)。

5月23日 日本難病・疾病団体協議会が難病の患者に対する医療等に関する法律が2014年5月23日に成立したことにちなんで「難病の日」と制定。アサヒグループ食品が骨密度=こ(5)つ(2)み(3)つどの語呂合わせで「骨密度ケアの日」と制定。毎月23日は「乳酸菌の日」(カゴメ)、「不眠の日」(エスエス製薬)、「国産小ねぎ消費拡大の日」(小ねぎ主産県協議会)。

5月24日 ホクトがテレビコマーシャルで菌活を初めて全国発信した2013年5月24日にちなんで「菌活の日」と制定。せんにち(大阪府吹田市)が伊達政宗の命日にちなんで「伊達巻の日」と制定。毎月24日は「ブルボン・プチの日」(ブルボン)、「削り節の日」(東京鰹節類卸協同組合)。

5月25日 はごろもフーズが創業日の1931年5月25日を「シーチキンの日」と制定。ハウス食品が、とんがりコーンの発売日の1978年5月25日にちなんで「とんがりコーンの日」と制定。宮崎県果樹振興協議会亜熱帯果樹部会が、みやざき完熟マンゴーの普及のためにマンゴー(05)ニッコリ(25)の語呂合わせで「みやざきマンゴーの日」と制定。笑顔育(神奈川県逗子市)が子(5)どもニコ(25)ニコの語呂合わせで「子どもニコニコ笑顔育の日」と制定。毎月25日は「プリンの日」(オハヨー乳業)、「歯茎の日」(佐藤製薬)。

5月26日 サンエール(広島県広島市)が5月を表す英語のMay(メイ)とプ(2)ル(6)の語呂合わせで「メープルもみじの日」と制定。ライオンが日本気象協会の調査で5月26日を境に気温と湿度がカビ発生の条件に合致することから「風呂カビ予防の日」と制定。野沢温泉源泉かけ流しの会が極上(5)な風呂(26)の語呂合わせで「源泉かけ流し温泉の日」と制定。毎月26日は「プルーンの日」(サンスウィート・インターナショナル日本支社)、「風呂の日」(東京ガス)。

5月27日 背骨コンディショニング協会が背骨は腰椎5個、胸椎12個、頸椎7個から構成されていて5127の1を/(スラッシュ)に見立てて5/27になることから「背骨の日」と制定。しものファーム(大阪府堺市)が小(5)松菜(27)の語呂合わせで「小松菜の日」と制定。毎月27日は「ツナの日」。

5月28日 ファクトリージャパングループ(東京都千代田区)が骨(52)盤(8)の語呂合わせで「骨盤の日」と制定。日本保険協会が自助にとって大切な希望、知恵、財産、健康、愛を意味する五(5)つ(2)葉(8)の語呂合わせで「自助の日」と制定。毎月28日は「にわとりの日」(日本養鶏協会)。

5月29日 紅乙女酒造(福岡県久留米市)が胡麻祥酎の普及のために口(5)福(29)の語呂合わせで「胡麻祥酎の日」と制定。日本ケロッグがコーンフレーク(529)と幸福(529)の語呂合わせで「シリアルの日」と制定。日本エスニック協会がエス(S)を5に見立てニック(29)の語呂合わせで「エスニックの日」と制定。日本こんにゃく協会と全国こんにゃく協同組合連合会が、こん(5)にゃく(29)の語呂合わせで「こんにゃくの日」と制定。毎月29日は「ふくの日」(日本アクセス)、「Piknikの日」(森永乳業)、「クレープの日」(モンテール)、「肉の日」(都道府県食肉消費者対策協議会)。

5月30日 530運動環境協議会がゴ(5)ミ(3)ゼロ(0)の語呂合わせで「530(ゴミゼロ)の日」と制定。アーモンドミルク研究会がアーモンドの実が5月下旬から成ることと、実(3)が丸く(0)なるの語呂合わせで「アーモンドミルクの日」と制定。毎月30日は「サワーの日」(宝酒造)、「EPAの日」(日本水産)、「みその日」(全国味噌工業協同組合連合会)。

5月31日 WHO(世界保健機関)が「世界禁煙デー」と制定。毎月31日は「菜の日」(ファイブ・ア・デイ協会)。

食品に含まれる栄養素の摂取量は、これ以上を摂取すると危険性があるという上限値が定められています。以前は通常の食品に含まれている成分であれば、多く摂っても問題はないとされていたのですが、健康食品の中でも機能性が優れた食品が開発されるようになり、過剰に摂る危険性が表れるようになったことから、食品での摂取にも上限値が定められるようになりました。

脂溶性のビタミンは、体内に蓄積されている脂肪とともに保持されることもあって、体内で濃くなることがあるため、上限値は厳しく制限されています。脂溶性のビタミンはビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンKが該当します。

これに対して水溶性ビタミンは、分解されて体外に排出されやすいので、どれだけ多くの量を摂っても1日ほどで排出されます。そのために安全性は高いと考えられている時期もあったのですが、健康食品や食事で不足する栄養素を補うサプリメントでは一気に多くの量を摂ることができることから、水溶性ビタミンについても上限値が示されるようになりました。

一般的に摂取されることが多いビタミンCは水溶性で、1日に100mgの摂取が推奨されています。過剰症が心配される上限値は1000mgなので、食品での摂取では問題はなくても、サプリメントではリスクもあることになります。

これに対して、水溶性の成分であって、過剰症がない成分とされているものがあります。それは代謝促進成分のL‐カルニチンで、体内では必須アミノ酸のリシンとメチオニンを材料にして肝臓で合成されています。

体内で合成されている成分と同じL‐カルニチンは食品の成分として摂ることが厚生労働省によって許可されています。これが許可されたのは2002年のことなので、長らく使われて、安全性についても確認されています。

サプリメントとして多くの量を摂りすぎても水溶性の性質があるので排出されます。体内での合成のピークは20歳代前半で、それ以降は合成量は減る一方となります。そのため、ほとんどの人は不足しているため、過剰になることはありません。

L‐カルニチンは細胞のミトコンドリアに脂肪酸を取り込むために必要な成分であるので、不足すると脂肪酸のエネルギー化が低下して、取り込まれなかった脂肪酸は余分なものとして中性脂肪に合成されて脂肪細胞に蓄積されることになります。

脂肪のエネルギー代謝が低下している人は、過剰症を考えずに摂ってよいことになるわけですが、余計に摂っても排出されることになります。有効性が確保され、過剰症がないL‐カルニチンの摂取量としては、成人の場合には1日に1000mgの摂取量だということが確認されています。
〔健康情報流通コンサルタント 小林正人〕